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老後も現在の家に住み続けたい人が半数以上|シニアの住まい“理想”と“現実”

将来の住処1

日本の60歳以上のシニア世代は、現在どのような住宅に住み、また、どのような不安を抱えながら生活をしているのでしょうか?
内閣府が行った意識調査の結果に基づいて、その実態について紐解いていきましょう。

60歳以上のシニアの住宅状況

年を取るにつれ、身体のあちらこちらに支障が出てくるものですが、そのときに安心・安全に生活していくためには、「自分がどこに住み、どのような準備をしておけばよいのか」元気なうちから考えておくことが大切です。

日本の高齢者の9割弱が持家に住む

そこで、まずは今の日本におけるシニア世代が、どのような家に住み、どのような不安を抱いているのかを把握するために、内閣府が行った全国60歳以上の男女に行った「高齢者の住宅と生活環境に関する調査」の中から「住宅の状況に関する事項」の調査結果を見てみましょう。

「現在、どのような住宅に住んでいるのか?」の質問に対して、平成30年の調査時点では、88.2%が持家(81.4%が一戸建て、6.8%が分譲マンションなどの集合住宅)に住み、11.3%がアパート、マンションなどの賃貸住宅に住んでいるという結果が出ています。

この調査から、実に日本の60歳以上の9割近くもの人が、一戸建てや分譲マンションの持家に住んでいることがわかりました。

身体が衰弱化した時に住みたい住宅は?

「身体が衰弱化した時に住みたい住宅は?」の質問に対しての回答は、「特養などの施設に入居する」「サ高住に入居する」「有料老人ホームなどに入居する」など高齢者向けの専門施設などを考えている人は45%と、半数近くの方が施設入居を考えています。

現在の住宅を「改修せずに住み続けたい人」と「改修して住みやすくしたい人」を合わせると56.1%となり、現在の家に住み続けたい人の方が半数を上回る結果になっています。

この中で特に多かったのが持家一戸建ての人で、60.2%を占めていました。

我が家に住むには3 

また、一戸建ての人の居住年数を見ると、31年以上住んでいる人が51.1%存在していますが、その中でも一戸建ての人は57.6%と多くを占めています。

これらの結果から「長年住み慣れた我が家に住み続けたい」というシニア世代の気持ちがくみ取れます。

シニア世代が不安に感じていること、困っていること

以下2つの設問、および多かった回答を見ると、将来住み続けるために必要なことなど、現実が見えてきます。

住まいに関して不安と感じていることは?

①衰弱化したときの住居の構造
②世話をしてくれる人の存在
③住宅の修繕費等必要な経費を払えなくなる

現在の住居で困っていることは?

①問題なし
②住まいが古くなりいたんでいる
③住宅構造や造りが高齢者には使いにくい
④広すぎて管理が大変
⑤台所、便所、浴室などの設備が使いにくい

上記の結果を見ると、「住居の構造上に関すること」や「介護する人」など自宅介護の問題点が浮き彫りになっているのがわかりますね。

懸念される問題点

将来の住処2「現在の住居に住み続けたい」という人が56.1%も存在する実態とは裏腹に、近い将来直面するであろう厳しい現実があるのも事実。そのときの身体状況や介護する人の存在の有無によっては、現在住んでいる家にずっと住み続けることが難しくなるかもしれません。

たとえば、車いすが必要な状態になればバリアフリーにする必要がありますし、家の傷んだ箇所、使いづらい設備や段差などを直すためにリフォームをする必要性が出てきます。

当然お金もかかるでしょう。また、子どもたちとの同居が実現できず一人暮らしになってしまうこともあるかもしれません。

高齢化や核家族化が進んでいる現代だからこそ、起こりうる問題として受け止めることが必要でしょう。

将来の理想の住処に住み続けるために

今回ご紹介した調査結果からは、多くの方が「生涯住み慣れた家で過ごしたい」という思いを抱いていることが明確になりましたが、そのためには、身体の衰えなどに合わせて環境を変えていくことが重要です。

懸念される問題点と解決方法を踏まえながら将来の住処について考えていきましょう。

今は元気な方も、もしも事情により住み慣れた住居で生活し続けることが困難になった場合は、「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」や「高齢者向け賃貸住宅」など高齢者専用の賃貸住宅に住むという方法もあります。

サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?
高齢者向け賃貸住宅とは?

サ高住や高齢者向け賃貸住宅は、高齢者が快適な生活を送る条件が揃った賃貸住居で、安全性も自由も兼ね備えた場所です。

選択肢の1つとして、情報を収集しておくと、より気持ちも安心できるでしょう。

こちらの記事も参考にどうぞ⇒ ■高齢になっても住み慣れた家に安全に住み続けるには?

(文:グッドライフシニア編集部 ライター大野 道代)


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