無期限滞在、出入国自由、就労・就学可能、年金非課税などのメリットを持つ退職者ビザの取得。手続きは簡単、申請から2週間(往復日を除く)で発行されます。
退職ビザの特典
- 35歳以上であればほとんど無条件で取得できる。
- 退職者ビザ保持者は就労できる(ただし、AEP(外国人就労許可証)の取得が必要)
- 滞在年数ならびに出入国の制限がなく、ビザの更新も不要(ただし、IDカードの更新のみ必要)
- SRC(再入国許可)、ACR(外国人登録)が不要、出入国が簡単、自由
- 追加の定期預金無しで2名まで配偶者ないし21歳未満の子供の同伴が可能
(お子さんは就学可能)
- 旅行税が不要(フィリピンに1年以上続けて滞在していないことが条件)
- US$7,000までの身の回りの品を無税で輸入できる
- 恩給並びに年金による収入には、フィリピンでは税金がかからない
- ビザをキャンセルすれば定期預金ならびに投資は外貨で本国へ送還できる
- SRRVクラシックでは定期預金はビザ取得後1ヶ月で、コンドミニアムの購入、住宅および土地の長期リースに使用できる(ただし、物件の価格は5万ドル以上で居住可能な状態にあるものに限る)
退職者ビザ取得の要件
ドル定期預金
- SRRVクラッシック:
- 50歳以上 2万ドルまたは1万ドル(注1)
- 35歳以上49歳以下 5万ドル
- SRRVスマイル:
- 35歳以上 一律 2万ドル(投資への転用は不可)
- 共通:3名以上の同伴家族 1名に付き 1万5千ドル
- SRRVヒューマンタッチ・35歳以上 一律 1万ドル(投資への転用は不可)(注2)
(注1)年金プランの場合、年金は単身者が月々800ドル以上、夫婦は千ドル以上
(注2)治療・療養を必要とし、年金は月々1500ドル以上、同伴家族は1名のみ可
(注3)定期預金は海外からPRA認定銀行に送金された外貨で行うこと
申請料: 申請者本人; 1400ドル 同伴家族(1名につき); 300ドル
年会費: 360ドル(同伴者2名を含む) 3名以上の同伴者、1名につき100ドル 前払い
申請に必要な書類
日本での準備
- パスポート原本(6ヶ月以上の有効期間があること)
- 無犯罪証明書(最寄の県警で取得後、外務省/比大使館で認証)
- 戸籍謄本(同伴家族がいる場合)
- 年金証書(年金プランで申請の場合)
- ドル定期預金に必要な外貨の送金と海外送金依頼書(控え)
フィリピンでの準備
- 申請書(PRA所定用紙に記入)
- NBIクリアランス(無犯罪証明書を比大使館で認証して来ない場合)
- 健康診断書(フィリピンのクリニックで受診)
- 写真(1インチx1インチ、2x2、各6枚、サロンで撮影可能)
- 婚姻/出生証明書(戸籍謄本に基づき在比日本大使館で発行、比外務省で認証)
- 年金証書の翻訳と認証(在比日本大使館、比外務省で認証)
フィリピン政府の手続きや規則について、事前の通告なく変更されることがありますので、必ず最新の情報を確認してください。
当サイトはビザについてのお問い合わせには対応しておりません。ご不明点などは下記の「外務省海外安全ページ」や「駐日フィリピン共和国大使館」のHPにてご確認ください。
■外務省海外安全ページ フィリピン
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_013.html
■フィリピンへ渡航・滞在する際の査証申請・取得手続きの詳細については、駐日フィリピン共和国大使館ホームページ(下記)をご参照ください。