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高齢者は特に注意!夏に増える5大トラブル|熱中症・脱水・食中毒・脳卒中・低栄養の対策まとめ

高齢者は特に注意!夏に増える5大トラブル

梅雨明けとともに、本格的な猛暑がやってきます。

体のだるさ、食欲不振、寝苦しさなどによる「夏バテ」は誰にでも起こりますが、特に高齢者は暑さやのどの渇きを感じにくく、食中毒・脱水症・熱中症・脳卒中・低栄養など、深刻な健康リスクにさらされやすくなります。

気象庁の暖候期予報では、2026年夏は全国的に平年より気温が高くなる見込みです。例年以上の暑さに備え、早めの熱中症対策を心がけましょう。

今年も暑さが本格化する前に、シニア世代が注意したい夏の健康リスクを確認しておきましょう。気になる症状や予防法は、各項目の関連記事で詳しく紹介しています。

 

1. 細菌が増える季節に!夏の「食中毒」対策

熱中症・脱水・食中毒の対策2

気温や湿度が高くなることで食べ物が腐りやすくなるこの時期は、食中毒が発生しやすくなります。

厚生労働省の統計では、2025年の食中毒患者数は全国で24,727人でした。高齢者は免疫力や体力の低下により重症化しやすいため、家庭での食中毒対策も欠かせません。

食中毒になる主な原因には、細菌、ウイルス、寄生虫、自然毒などがあります。感染を防ぐためには、それぞれの特徴や予防法を知っておくことが大切です。

「つけない・増やさない・やっつける」を実行して食中毒やウイルス感染を予防していきましょう。食中毒を起こす原因、症状、対策法などについて解説します。

詳しくはこちら。
夏の食中毒にご注意!細菌・ウイルス撃退法でしっかり予防

 

2. 室内でも起こる!「脱水症」にご用心

熱中症・脱水・食中毒の対策3

脱水症状とは、体から水分・塩分などの電解質が失われた状態のことです。脱水症状になると、頭痛・めまい・吐き気をはじめとした、さまざまな症状があらわれます。

また、脱水症状が続くと血液がドロドロの状態となり、脳梗塞・心筋梗塞を引き起こすきっかけにもなり、命にかかわる大変危険なものです。

加齢に伴い、のどの渇きを感じにくくなる高齢者は、脱水症に気づかないまま重症化することもあります。自分では気づきにくい「かくれ脱水」の症状、脱水症の危険性、水分補給のポイントをまとめました。

詳しくはこちら。
高齢者のかくれ脱水にご注意!予防と水分補給のポイントとは?

 

3. 命にかかわる「熱中症」初期サインと予防法

熱中症・脱水・食中毒の対策4

熱中症とは、体温が上がることで体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かなくなったりすることにより、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などさまざまな症状を起こす病気のことを指します。

総務省消防庁によると、2025年5月~9月の熱中症による救急搬送人員は全国で100,510人となり、調査開始以降で初めて10万人を超えました。このうち65歳以上の高齢者は57,433人で、全体の57.1%を占め、熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者です。

加齢により脱水症状に陥りやすく、回復もしにくいと報告されている高齢者の熱中症。予防には、そのメカニズムを知り、初期症状に気づくことが大切です。また、万が一の際の正しい対処法を理解しておくことも重要です。これらのポイントについて、以下の記事で解説しています。

詳しくはこちら。
熱中症とは?シニアに多い初期症状と事例から学ぶ予防・対処法

 

4. 夏にリスクが高まる「脳卒中」──予兆と予防を知る

熱中症・脱水・食中毒の対策5

夏は汗をかきやすく、体内の水分が不足しがちになります。これによって血液がドロドロになり、脳の血管が詰まりやすくなるため、「脳梗塞」などの脳血管疾患(脳卒中)の発症リスクが高まると言われています。

脳卒中は、ある日突然、麻痺や言語障害などを引き起こし、要介護のきっかけになる代表的な疾患です。とくにシニア世代では、加齢や高血圧・糖尿病・動脈硬化といった生活習慣病の影響もあり、夏場の体調変化には注意が必要です。

脳卒中には大きく分けて2つのタイプがあります。

  • 出血性の脳卒中:脳出血・くも膜下出血など、血管が破れて起こるもの
  • 虚血性の脳卒中:脳梗塞・一過性脳虚血発作(TIA)など、血管が詰まって起こるもの

どちらも、突然の頭痛・麻痺・言葉のもつれなどが前兆になることがあり、早期発見・早期治療が命を守るカギとなります。

詳しくはこちら。
脳血管疾患(脳卒中)の症状や原因を知って予防を心がけよう

 

5. 夏は注意!食欲低下が引き起こす「低栄養」

熱中症・脱水・食中毒の対策6

夏になると、冷たい麺類やあっさりした食事が増え、知らないうちに栄養が偏ってしまうことがあります。食欲が落ちる季節とはいえ、「いつもどおりに食べているから大丈夫」と思っていても、実は必要な栄養素が足りていない“低栄養”の状態になっているシニアは少なくありません。

とくに注意したいのが、「たんぱく質の不足」です。たんぱく質は筋肉や免疫細胞の材料になる栄養素で、これが不足すると筋力が落ちて転倒しやすくなる「サルコペニア」や、身体機能が衰える「フレイル(虚弱)」、さらには誤嚥性肺炎や感染症のリスクも高まります。

夏の食事が心配な方、低栄養を防ぎたい方は、ぜひ参考にしてください。

詳しくはこちら。
フレイルやサルコペニア予防|高齢者が意識して食べるべき栄養素


高齢者の夏の健康管理は、命にかかわることもある大切なテーマです。

食中毒や脱水症、熱中症、脳卒中、低栄養は、早めの予防や体調の変化に気づくことが重症化を防ぐポイントです。

暑さに負けないためには、適切な水分補給と栄養バランスの取れた食生活、そして十分な睡眠を心がけましょう。

夏の寝苦しい夜は睡眠不足になリがちですが、睡眠は消耗した体力の回復に欠かせません。質の良い睡眠も心がけてくださいね。
 
(グッドライフシニア編集部)


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