関節リウマチ(かんせつりうまち)とは、免疫の異常で関節内の滑膜という組織が異常増殖することによって、関節内に慢性の炎症を生じる疾患です。
手足の指の関節が腫れて変形するのが主な症状ですが、貧血や微熱、全身倦怠感などの全身症状を合併することもあります。膝関節や股関節など大きな関節にも病変が進み、痛みがでる場合もあります。
女性は男性のおよそ4倍多く、40~60歳代での発症が多いのですが、高齢で発症する方も増えています。
主な症状は、関節の痛み、腫れ、朝のこわばりなどです。手足の指、手首に症状が出ることが多いのですが、肘、肩、膝、足首などにみられることもあります。
治療は一般に薬物療法で行いますが、症状によっては手術が必要になることもあります。原因が不明なため予防法も確立されていないのですが、症状を悪化させないためには適切な休養と栄養が重要であることが明らかになっています。
(グッドライフシニア編集部)