病病介護とは、その言葉通り、なにかしらの病気を持った人が病気の人を介護しなければならない状態のことをいいます。
病気を持つ子供が病気のある親を介護したり、病気のある妻や夫が病気になった配偶者の介護するパターンなどもあります。
老人が老人を介護する「老老介護」や認知症が認知症の介護する「認認介護」と同様に、高齢者であったり、病気を持つ人が病人の世話をするということは、介護者の精神も肉体にも重く負担がのしかかってしまいます。
核家族化の進んだ高齢者社会の日本では、今後そのような介護がますます増えていくことが懸念されます。
当人たちは、外部になかなか助けを求められないことも、こういった状況に陥りやすく、いわゆる共倒れにならないためにも地域のサポートや在宅医療の充実などを利用して、一人で抱え込まないことが大切です。
（グッドライフシニア編集部）