居宅介護支援(きょたくかいごしえん)とは、居宅介護支援事業所に所属するケアマネジャーが在宅の要介護者にとって自立支援に必要なサービスを検討し、ケアプランを作成するとともに、サービス事業者などの関係者との連絡調整を行う介護保険制度のサービスです。
ケアマネジメントとも呼ばれています。
介護保険制度上、在宅扱いとなる住宅型有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅の利用者も対象となります。
なお、要支援者に対する同様のサービスは、介護予防支援といい、地域包括支援センターの職員が担います。
居宅介護支援の利用料は全額が介護保険によってまかなわれています。したがって、利用者は無料で受けられます。
ちなみに、居宅介護支援に対する利用者負担の導入を検討する声が繰り返し上がっています。しかし、現場の関係者からは、セルフケアプランによる過剰サービスや利用控えによる重度化への危惧といった慎重論が多く、2021年度の制度改正でも見送られました。
(グッドライフシニア編集部)