
生活機能とは、人が日常生活を送り、自立した生活を続けるために必要な心身の機能や活動能力、社会参加などを含めた機能全体のことです。
高齢者では、生活機能が低下すると転倒や骨折、認知機能の低下、さらには要介護状態につながるリスクが高まります。そのため、介護予防では病気の有無だけでなく、「これまでどおり自立した生活を送れているか」という生活機能の維持・向上が重視されています。
生活機能を評価する際には、基本的な身体動作である「基本的日常生活動作能力(BADL)」や、電話の応対、買い物、交通機関の利用、金銭管理、服薬管理など、より複雑な生活動作を行うための「手段的日常生活動作能力(IADL)」が重要な指標となります。
生活機能は、もともとリハビリテーションの分野で、患者の機能障害や回復の程度、リハビリの効果を評価する指標として活用されてきました。現在では、医療や介護だけでなく、介護予防や健康寿命の延伸を目指すうえでも重要な指標として広く用いられています。
また、市区町村が実施する介護予防事業や高齢者の健康状態を把握するための評価にも活用されており、生活機能の低下を早期に発見し、適切な支援につなげることが、自立した生活を長く続けるために重要とされています。
関連用語
⇒ ADL(日常生活動作)とは?
⇒ BADL(基本的日常生活動作)とは?
⇒ IADL(手段的日常生活動作)とは?
⇒ リハビリテーションとは?
⇒ フレイルとは?
(グッドライフシニア編集部)
