生活保護(せいかつほご)とは、日本国憲法第25条で保障されている生存権の「健康で文化的な最低限度の生活」に則って、生活困窮者に対して国が経済的援助を行う制度です。
生活に困窮する全ての人が利用できる制度であり、利用者の自立支援が目的です。
生活保護の相談・申請は居住する市区町村の福祉事務所、生活保護相談窓口で行います。
申請できるのは保護を必要とする本人、またはその扶養義務者、同居している親族に限られ、世帯単位で支援されます。
給付額は(最低生活費)-(世帯全体の収入)で決定されます。就労で得た収入や年金、他者からの援助などは原則すべて収入と見なされますが、香典や就学のための貸付金などは収入には当てはまりません。
世帯全体の収入をもってしても、最低生活費に足りない分を支給する形で行われます。
申請が受理されると、生活扶助、住宅扶助、教育扶助など8種の扶助が、必要に応じて支給されるようになります。
(グッドライフシニア編集部)