関節軟骨が老化することで弾力性を失ったり、使いすぎですり減ったりすることで、関節が変形し痛みが出ます。
発症には肥満や遺伝的素因も関係するほか、骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などの感染の後遺症として発症することもあります。男女比は1:4で女性に多く見られます。
階段を利用する際や正座をするときに膝に痛みが出る場合が多いです。
変形性膝関節症を予防するには、肥満を改善したり、太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛えたりすることが大切です。日常生活では、正座を避けたり、洋式トイレを利用したりするように心がけましょう。
病院での治療では、痛み止めの内服薬や外用薬を使ったり、ヒアルロン酸の注射を行ったりすることが多いです。このような治療でも治らない場合は手術を行うこともあります。
(グッドライフシニア編集部)