疥癬(かいせん)とは、伝染性の皮膚病です。
疥癬虫(ヒセンダニ)という目に見えない小さなダニの一種が皮膚に寄生することで起こります。
疥癬に罹る人は年間8~15万人といわれています。
主な症状は、指の間や手首、わきの下、腹部などにできる赤いプツプツと激しいかゆみです。
かゆみは、夜間に激しくなるのが特徴で、不眠につながります。
診断は、顕微鏡でダニの痕跡を探します。
治療は、ダニを殺す飲み薬や塗り薬で行われます。
通常の疥癬は、数十匹以下の疥癬虫が寄生することで起きますが、何百万匹もの疥癬虫によって引き起こされる疥癬を、角化型疥癬といいます。
角化型疥癬の場合は、感染力が非常に強いため、個室での隔離が必要となります。
(グッドライフシニア編集部)