ターミナルケアとは、終末期におけるケアのことです。
病気を治すことを目的とするのではなく、人生の最期を目前にした人のQOL(生活の質)の向上を目指すもので、医師や看護師、家族が協力しあい、本人が穏やかに、残された時間を充実して過ごせるようケアを行います。
具体的には、痛みの症状を緩和するなどの「身体的ケア」、リラックスできる空間づくりや家族、友人と過ごす時間を十分に確保するなどの「精神的ケア」、社会的な立場や役割を喪失することによる精神的な苦痛を緩和する「社会的ケア」があります。
自宅や病院でのケアはもちろん、介護施設でもターミナルケア(看取り)に注力するところが増えてきています。
それぞれのメリット・デメリットを比較しながら、本人の望む最期を迎えられるよう、よく相談して決めることが大切です。
(グッドライフシニア編集部)