福祉(ふくし)とは、人々が身体的、精神的、社会的に健康で豊かであることを目的として行う活動や支援、政策のことをいいます。
では、福祉の対象である「人々」とは、誰のことを言うのでしょうか。
日本では、それは長らく一般的に、障害者や貧困者、要介護の高齢者などの「特別な人たち」を指していました。
しかし最近では、福祉はすべての人を対象にしたものであるという考えが、日本でも少しずつ広まっています。
福祉の対象がひろがり、「特別な人たち」が、差別を受けたり、憐みの眼で見られたりする風潮を克服する。
それは、自己責任論の根強い日本社会を誰もが住みやすい社会に変えることにもつながるかもしれません。
(グッドライフシニア編集部)