寒冷蕁麻疹(かんれいじんましん)とは、「寒い」「冷たい」などの寒冷刺激に反応して、蕁麻疹が出る症状で物理性蕁麻疹の一種です。
冷たいものに触れたところだけに症状が出る局所性のタイプと、冷えによって全身に症状が出る全身性のタイプがあります。
寒冷刺激を受けた直後から数十分後に、皮膚に膨疹(ほうしん)という境界線のはっきりした皮膚の盛り上がりができ、かゆみがでます。
蕁麻疹の一種なので、症状が出てから数時間~24時間以内に症状はなくなりますが、再び寒冷刺激を受けると症状も再度現れることがあります。
寒冷蕁麻疹が出てしまった時は、患部を温めることが大切です。患部や体を温めて安静にすると、軽快することが多いでしょう。
症状を繰り返している方は、日常生活で「寒さ」や「冷え」を避けることが大切です。
・冬の寒い日に外出するときは、防寒対策をしっかりする
・屋内でも素足は避け、靴下やスリッパをはくようにする
冬でなくてもお風呂上りの湯冷めやクーラーなどで発症することもあります。できるだけ体を急激な気温変化にさらさないよう注意することが大切です。
セルフケアでも症状が改善しない方は病院を受診してみましょう。抗ヒスタミン薬の内服で、症状が軽減できる場合があります。
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