エンゼルケアとは、遺体のケアのことをいいます。
通常は、死後硬直の始まる死後2~3時間以内に、病院の方針や本人の遺志、家族の希望に沿って行われます。
具体的には、治療中につけられた医療器具の除去、体を拭く、体液などが漏れ出ないようにする穴詰めなどの処置、死化粧(エンゼルメイク)、着替えなどです。
人は亡くなった後も、尊厳を守られるべきであることはいうまでもありません。
遺体の見た目を美しくするエンゼルケアは、感染症予防のほか、故人の尊厳の維持を目的に行われています。また、遺族の悲しみを癒すためのグリーフケアとしても重要な意味をもちます。
(グッドライフシニア編集部)