在宅訪問薬剤師(ざいたくほうもんやくざいし)とは、自宅で治療を継続する患者の自宅に訪問し、薬の処方や服用指導を行う薬剤師のことです。
現在、65歳以上の人口の割合が全人口の21%を占める「超高齢社会」の到来により、医療機関への入院・通院による治療から、自宅で治療に専念する「在宅医療」への移行が進められています。
これまでは、患者自らが処方箋を持って、病院や調剤薬局に来局するのが一般的でしたが、在宅訪問薬剤師の所属する医療機関であれば、最もリラックスできる自宅で、服薬指導や健康相談などを行うことができます。
また、通院頻度を抑えることが出来るため、外出が困難な患者やその家族の負担軽減にも非常に効果的です。
在宅訪問薬剤師は、まだ十分に認知された職業ではありませんが、医師、看護師、ケアマネジャー、ヘルパーなどと共に、患者や、その家族への在宅療養をサポートとしていく役割が期待されます。
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(グッドライフシニア編集部)