介護療養型医療施設(介護療養病床)とは、介護保険でで利用できる施設です。高度な医療処置と長期間の療養が可能な施設で、慢性的な病気を持つ方に向いています。
他の施設に比べて看護師の人員配置が手厚く、医師も最低1名は常駐。診察や投薬、痰吸引、インスリン注射、経管栄養などの医療ケアが充実しています。
また、専門的な知識を持つ理学療法士や作業療法士も配置されており、ADL(日常生活動作)や身体機能の維持向上に役立つリハビリの体制も整っています。
あくまでも医療施設なので、入所者はベッドに寝て過ごすことが多く、レクリエーションなどの生活支援は充実していません。プライベートスペースも少なく、病院へ入居するといったイメージに近いです。
自宅と同じような生活を送りたい人には向いていません。なお、介護療養型医療施設は、2024年3月末までに廃止される予定です。
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(グッドライフシニア編集部)