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初心者&シニアのためのSNS|注意点とメリット・デメリットは?

sns

巷で大流行のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、世代を超え世界中の人と繋がることができるたいへん便利なツール。

最近では子供からシニア世代までが、Facebook(フェイスブック)やTwitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、LINE(ライン)などのSNSを楽しんでいますよね。

様々な情報を入手して、より活動的な毎日を過ごせるだけでなく、多くの人とSNSを介してコミュニケーションをとることで社会との接点を持ち、孤立を防ぐ効果もあります。

しかし、使い方を間違えると、健康に支障が出たり、個人情報が流出したりなどの危険も潜んでいます。

安心・安全にSNSを利用するために、メリットとデメリットをまとめました。

SNSのメリット

SNSを利用すれば、家族や友人に加え、見ず知らずの人たちとも交流を持つことができます。

それだけでなく、様々な方面からより多くの最新情報を入手することが可能です。

好奇心を満たす。
やりたいことを見つけよう

スマホとお兄さん
SNSの情報拡散力を利用して、ボランティア活動、クラブ活動などのメンバーを募集している企業・団体はたくさんあります。

知りたいこと・やってみたいことをSNSで探してみましょう。

セミナーやワークショップなどの紹介や、大きな劇場や美術館では公開されていないような小さなイベントの情報も発信されています。

あなたも“情報通”!
旬の情報をいち早く手に入れよう

テレビや新聞は毎日決まった時間に大きなニュースを報道していますが、一方で小さな話題、海外のニュースなど、なかなか報じられない情報もあります。

新型コロナウイルスの流行をきっかけに、海外メディアや医師のSNSから情報を集める人も増えているそうです。

ローカルな情報は報道に乗らないことがほとんどです。
「地元の駅ビルに新しいお店が入った」
「隣町の喫茶店で新メニューが始まった」
など、テレビでは報じない旬の話題をいち早く知ることができます。

電車やバスの運行状況、美術館や飲食店などの混雑状況といったリアルタイムの情報を得られるのはSNSの利点です。

また、多くの自治体は地域の防災情報も発信しています。
災害時には避難所などの情報を受け取ることができますし、平時でも「不審者情報」「オレオレ詐欺の情報」などが流れてきたときは、ご家族やご友人に知らせてあげましょう。

知ってる人も、知らない人も。
たくさんの人と交流しよう

新型コロナウイルスの流行により外出自粛が推奨される状況のなか、離れて暮らすご家族やご友人と簡単に会えず、寂しい思いをしている方もいらっしゃることでしょう。
おばあちゃんとテレビ電話
SNSでは、気になる相手の近況を知り、気軽に連絡を取り合うことが可能です。
自身のプロフィールに出身地や出身校、職業などの情報を入力すれば、旧友や元同僚などと繋がることもできます。思いがけず旧交をあたためるきっかけになるかもしれません。

また、趣味や興味の対象を公表することで、似たような趣味を持つ人と知り合うことができます

例えば「写真」が趣味の人は、使っているカメラやレンズの情報、撮った写真の投稿、おすすめの撮影スポット、写真展のスケジュールなどについて様々な人とやりとりすることが可能です。

実際には顔も知らない相手であっても、まるで古くからの友達のように仲良くなれる。それがSNSです。

SNSのデメリット

孤立を防ぎ、様々な情報を得られるSNSですが、使い方には注意が必要です。

深刻化する「SNS依存症」

「自分の投稿にコメントがつかないと不安」「他のSNSユーザーの投稿が気になり、一日中スマホを手放せない」など、自分の生活がSNSを中心にまわり始める…
寝ながらスマホ
そんな状況になってしまった場合は、いったんSNSと距離を置くように意識しましょう。

「自分の投稿が多くの人に認めてもらえた」といった体験はとても気持ちの良いものですが、一方でSNSを手放すことが難しくなり、深刻なケースでは医療機関による治療が必要となることもあるのです。

また、スマートフォン(スマホ)の見過ぎにも注意しましょう。
寝る前にスマホの明るい画面を見ていると、脳が昼間と錯覚してしまいます。
そのため、メラトニンの分泌量が抑制されて意識が覚醒し、眠りが浅いなどの睡眠障害を引き起こす場合も。

寝つけなかったり、眠りが浅かったり、疲れがとれないなどの症状がある場合は、就寝前のスマホの使用を控えるようにしましょう。

現実世界だけじゃない。
「ネットいじめ」の問題

特定の誰かを仲間はずれにしたり、悪口を言ったり。
「いじめ」はSNS上でも問題となっています。

自分や周囲の人が被害者・加害者にならないよう、マナーを守って利用しましょう。

プライバシーを守ろう。
個人情報の管理を忘れずに

SNSへの何気ない投稿から、勤務先、よく行く場所、趣味や家族構成、自宅の所在地などが第三者に知られてしまう可能性があります。

多くのSNSでは、自分の投稿を「誰が見られるのか(公開範囲)」、設定して管理することができます

SNSに投稿する際は、これらの点を確認してから行うようにしましょう。

SNSを安全に楽しもう!

みんなでスマホ
多くのSNSは、お持ちのスマートフォンで利用できる「アプリ(アプリケーションの略)」を経由して、手軽に楽しむことができます。

今ある周囲との繋がりをより豊かにし、新たな出会いや発見ができるSNS。
まだ使ったことのない方はぜひ一度試して見てください。

様々なニュースや意見が飛び交うSNSを利用すれば、自分に必要な、正しいと思われる情報を取捨選択する能力が養われます。

目に入ってくる情報をただ鵜呑みにするのではなく、有用なものを選び出していくことでよりアクティブな毎日を送ることができるでしょう。

また、こちらの記事では、人気のSNSを4種類(Facebook、Twitter、Instagram、LINE)に絞って解説しています。

ご自身に合ったSNSを探す際にぜひ参考になさってください。

(グッドライフシニア 編集部 ミヤザワケイ)

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