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へそくりと夫婦仲には関係がある!?シニアの半数以上が「へそくり」を貯め不仲夫婦ほど額が多い!!

60~79歳の婚姻関係のあるシニア男女437名(男性200名、女性237名)に行った「夫婦関係とへそくり」に関するアンケートによると、シニアの半数以上、53.5%が「へそくりを貯めている」と回答しました。

男女全体の平均へそくり額は、なんと436万円。中には1,000万円以上へそくりを持っている人が15.8%も!「へそくり」と聞くとタンス預金をイメージしがちですが、実は30代男性の大卒・中小企業勤務者の平均年収に相当するかなりの金額を貯めています。

へそくりと夫婦仲には関係がある!?シニアの半数以上が「へそくり」を貯め不仲夫婦ほど額が多い

へそくり額を男女で比べると、男性は平均330万円、女性は514万円という結果になり、女性は男性の約1.6倍もへそくりを貯めていることが判明。また、女性は配偶者の財産管理に対する不信・不安や年金生活の不安、夫より長生きする可能性などを踏まえた計画性や備えに対しての意識が高いのです。

女性が「へそくり」を貯めている理由(自由回答)
「自分の老後のお金に心配がないように貯金している。残されるのは私だから」(66歳)
「過去に配偶者が投資で失敗して全財産を失った。それもあり、夫には内緒で300万確保してある。いざというときのへそくりは心強い」(61歳)

不仲夫婦の方が「へそくり」の金額が多い傾向、仲良し夫婦と比べて、その平均差額は240万円にも及ぶ

不仲夫婦の「妻」は1,000万円近いへそくりで離婚に備え?
危機感が薄い「夫」と大きな意識ギャップあり

・夫婦仲とへそくり額の傾向を見ると、不仲夫婦の方が平均へそくり額が多い。
・特に、不仲夫婦の「妻」は平均で898万円もの「へそくり」を貯めている驚きの結果に。
・不仲夫婦の「夫」が、「離婚は言ってこない、妻は一人では生活できない」と危機感が薄い一方、「妻」は着実に「へそくり」を貯め、離婚などもしもの時に備えている。

■不仲夫婦のコメント
【男性】
・女房はひとりじゃ生活できない。我慢してでも一緒にいた方がお互いにいいはず(69歳)
・相手も小言いいながらも、離婚は言ってこない。相続とかにメリットがないからではないか(63歳)

【女性】
・親としての責任は終わったし、へそくりも2,000万円あるから離婚したい。(66歳)
・実際問題、放り出したら夫はどうなるか。何もできない人だし。これから何とか折り合いを見つけていかないといけない(73歳)

夫婦関係が不仲なほど、お金に関する不安の数と、不安に思う比率が高い

・夫婦のお金に関して不安なことを尋ねたところ、不仲夫婦ほど不安の数と、不安に思う比率が高いという結果に。
・夫婦が良好なコミュニケーションを取れる関係性ができていれば、老後の不安は軽くなると言える。

・離婚を考えたことがある、考えている人は約半数。しかし、回答者の約9割は結婚生活30年以上ということから、離婚を一度は考えても、実際は「離婚しない」人が大多数。
・老後を幸せに過ごすには、お金の不安を生まないよう、夫婦で情報共有をすることが重要。

平和に時を過ごしているシニア世代にとって少々衝撃的なアンケートの結果ですよね。夫婦が内緒でへそくりを貯めていることが判明。

この記事は「ハルメク」が60~79歳の婚姻関係のあるシニア男女437名を対象に2018年1月行ったアンケートの分析レポートを元にした記事です。


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