日本人の平均寿命が過去最高
厚生労働省が発表した令和2年簡易生命表によると、2020（令和2）年の日本人の平均寿命は、昨年より男性は＋0.23歳の81.64歳、女性は＋0.29歳の87.74歳となり、ともに過去最高を更新しました。
また、主な年齢の平均余命（ある年齢の人々が、その後何年生きられるかという期待値のこと）を見ると、男女とも全年齢で前年を上回る結果が出ています。（表1）
平均寿命にいたっては、調査を開始した昭和22年（1947年）から比較すると男女ともに30歳以上も寿命が延びており、医療の進歩や食事内容（栄養）の充実などが考慮されそうです。
平均寿命の長さを世界の国・地域と比較すると、男女ともに世界1位は香港で女性は88.14歳、男性は82.71歳。日本の女性は2年連続2位、男性は前年は4位だったのが、10年ぶりに2位という結果になりました。日本の2位につづき、女性3位はスペインの85.42歳、男性3位は男性キプロス80.90歳です。
健康寿命と平均寿命
過去最高記録を更新し、世界的にも高い平均寿命をほこる日本ですが、健康寿命は平均寿命よりおよそ、男性で9.02年、女性で12.40年短くなります。
健康寿命とは、健康上の問題がなく日常生活を普通に送れる状態のことを言い、平気寿命・健康寿命の乖離はその年月分、人の手助けが必要となるということです。
介護の必要のない、自立した日々を送るには健康寿命を伸ばすのが一番です。
今からできて、つづけやすい介護予防に取り組んで、これからも自分らしい人生を送っていきましょう。
いつまでも健康で自分らしく。これは多くの人の願いではないでしょうか？世界有数の長寿国となった日本ですが、健康寿命を延ばす努力もまだまだ欠かせません。高齢者の健やかで自立した生活につながる「介護予防」について確認していきましょう。■「介護予防」に取り組んで健康寿命を延ばそう！
高齢になったら介護が必要になってもしょうがない。いえいえ、実は元気なうちから介護生活を防ぐ方法があるのです！要介護になる主な原因についての知識を増やしながら、自分の理想のセカンドライフ像を固めていきましょう。■介護されない元気な未来のために！今からできる予防や対策
参考：厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life20/index.html
（グッドライフシニア編集部 久本）
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