株式会社JAFメディアワークスから2024年9月18日(水)発売の、『知っておきたい75歳からの免許更新』のご紹介です。75歳以上の運転免許更新について、医療機関の診断書を提出すれば「認知機能検査が免除になる方法」をわかりやすく解説しています。
75歳以上の免許更新には、2つの選択肢がある
75歳以上の運転免許更新には認知機能検査が義務付けられています。通常は教習所や免許センターなどで受検しますが、もう一つの選択肢として、事前に医療機関で診察を受けて認知症ではないことを記載した診断書を提出すれば、この認知機能検査が免除になります。
本書では、認知機能検査が免除になる方法について、講習のお知らせハガキを受け取った時点からの手順を丁寧に解説しています。
さまざまな理由で認知機能検査を避けたいと思う方も
会場の雰囲気が苦手、本番で実力を出せるか…など不安も多い認知機能検査。さらに、半年も前に受検日を予約する必要があり、持病の通院との調整や、お住いの地域によっては積雪期と重なり外出が困難など、避けられるなら避けたいと感じている方もいるようです。
免除の選択肢が加わることで日々の生活にゆとりをもてる
高齢者のうち、認知機能検査が必要となる75~79歳の4人に1人は認知症かMCI(軽度認知障害)といわれています。医療機関を受診して問題がなければ、認知機能検査が免除になる上、生活の安心感も得られます。もし認知症と診断された場合、すぐに治療をはじめれば進行抑制にもつながります。
本書では、医療機関での認知症の診察内容について、認知症の専門医である鳥取大学医学部教授の浦上克哉氏の監修で、これまでにないリアルな情報をお届けします。
■本の内容(目次)
<Part1>75歳以上の免許更新時の認知機能検査とは
・75歳以上は認知機能検査が必須科目に
・認知機能検査の流れ 検査①手がかり再生/検査②時間の見当識
・認知機能検査の採点基準
・総合点の計算・判定と通知
・「認知症のおそれがある」場合の通知
・医師の診断を求める通知
・運転の悩みは、安全運転相談窓口へ
・TOPICS:診断書を活かして免許更新!
・寄稿:認知機能検査に2つの途(みち)
<Part2>医師の診断書をもらうにはどうすればよい?
Q.診断書ってどんなもの?
Q.どのような検査をする?
Q.問診では何を聞かれる?
Q.神経心理学的検査とはどんな検査?
Q.血液検査では何がわかる?
Q.画像検査では何を調べる?
Q.髄液検査、脳波検査、超音波検査とは?
Q.検査を受けられる病院はどう探す?
Q.認知症と診断されたらどうなる?
・TOPICS:認知症の治療薬とは
・75歳~79歳の4人に1人は認知症かMCI
<Part3>長く健康で安全に運転を続けるために
・高齢になると運転はこう変わる
・寄稿:運転の高齢化現象をセルフチェック
・免許証の自主返納をどう考えるか
・こんな症状は認知症の兆しかも!
・病院でMCIと診断されたら
・TOPICS:認知症の進行を遅らせるには
■監修者略歴
浦上 克哉(※本書内Part2、Part3の監修)
鳥取大学医学部認知症予防学講座 教授、日本認知症予防学会 代表理事
高齢者安全運転支援研究会 理事
1983年、鳥取大学医学部を卒業、1988年、同大学院博士課程修了。2001年より鳥取大学医学部保健学科生体制御学教授、2022年より認知症予防学講座教授、現在に至る。2011年4月に日本認知症予防学会を設立し、初代理事長に就任。専門はアルツハイマー型認知症および関連疾患に関する研究。鳥取県内で外来での診察、治療、ケアなどにあたりつつ、認知症の早期発見・予防に取り組む。
■書籍概要
書名:『知っておきたい75歳からの免許更新』
定価:1,870円(税込)
発売日:2024年9月
(グッドライフシニア編集部)