エアコンを安心・快適に使うためには、夏や冬の本格使用前に、しっかりとお掃除しておくことが大切です。
カビやホコリは、人体に悪影響を与えるだけでなく、ニオイの原因になったり、冷暖房の効きが悪くなって電気代のムダにもつながります。
この記事では、ご家庭で簡単にできる基本のエアコン掃除法を、写真付きでわかりやすくご紹介します。
使い始める前の“ちょっとしたひと手間”で、清潔&快適な空間をキープしましょう。
エアコンのお手入れ法
家庭でできる日常的なお手入れとしては、「吸い込みグリル」と「エアフィルター」の掃除が基本です。
シーズンの使い始め前に、こまめなケアを心がけて、エアコンを清潔・快適に保ちましょう。
吸い込みグリルのお掃除
エアコンの「吸い込みグリル」は、部屋の空気を取り込む入り口です。ここにホコリや汚れがたまると、空気の流れが悪くなり、冷暖房効率の低下やカビの繁殖、イヤなニオイの原因になります。
定期的に拭き掃除を行い、清潔な空気を保ちましょう。
- エアコンの運転を停止し、必ず電源プラグを抜きます。
- 柔らかい布に水または40℃未満のぬるま湯を含ませ、前面パネルの汚れを丁寧に拭き取ります。
- 水気が残らないよう、乾いた布でしっかり乾拭きします。
- お掃除が終わったら電源プラグを差し込みます。
注意: アルコール・シンナー・磨き粉などの強い薬品は、エアコンの素材を傷める恐れがあるため使わないでください。
前面パネルは外せるタイプなら水洗い、外せないタイプは水拭きをしてください。
エアフィルターのお掃除
エアフィルターは、空気中のホコリや花粉などを取り除く重要なパーツです。
汚れたまま使い続けると、冷暖房の効率が落ちるだけでなく、カビの発生や電気代の増加にもつながります。
エアコンを毎日使うご家庭では2週間に1回、週に数回程度の使用なら月1回程度を目安に、以下の手順でお手入れしましょう。
- エアコンの運転を止め、電源プラグを抜いてからエアフィルターを取り外します。
- フィルター表面のホコリを掃除機でやさしく吸い取ります(※裏面から吸うと目詰まりの原因になるため注意)。
- 裏面からシャワーを当てて水洗いします(※表面から水圧をかけるとホコリが詰まりやすくなります)。
- 日陰でよく乾かしてからフィルターを戻し、電源プラグを差し込みます。
汚れがひどい場合は、中性洗剤を薄めた水で柔らかいブラシを使い、やさしく洗ってください。
アルコールや次亜塩素酸ナトリウム(漂白剤)はフィルターを傷めるおそれがあるため、使用は避けましょう。
作業中は、必ず電源プラグを抜いてから行いましょう。
また、フィルター奥の金属部分(熱交換器)は鋭利で傷つきやすく、感電や故障の原因にもなるため、絶対に触れないよう注意が必要で**
以上、エアコンのお掃除法についてのご紹介でした。
エアコンを使用する前のカビやホコリのお掃除も大切ですが、使用中の室内換気にも気を配りましょう。
空気の入れ替えをした方がよい理由と、上手な換気のやり方について「「エアコン使用時に換気をした方がよい4つの理由とは?正しい空気の入れ替え方」をご覧ください。
カビや埃の温床となった汚れたエアコンを使うのは、アレルギー症状やカビ肺炎を引き起こすこともあり体によくありません。カビが生える条件や人体への影響など、カビに関する知識については、こちらの記事をご覧ください。
■エアコンに潜む怖いカビやホコリ、人体への影響は?
エアコン内部のお掃除はプロに任せましょう
日ごろのお手入れでホコリやカビの発生はある程度抑えられますが、エアコン内部の奥深くに溜まった汚れまでは、家庭で完全に取り除くのは難しいものです。
特に内部の配線や端子部分に洗浄液が付着すると、通電時にトラッキング現象を引き起こし、最悪の場合、発火のリスクもあるため注意が必要です。
内部までしっかりと洗浄したいときは、やはりプロのクリーニング業者に依頼するのが安心です。細部まで丁寧に洗浄・除菌してもらえるため、洗浄後も安心してエアコンを使うことができます。
エアコンは現代の暮らしに欠かせない存在。清潔な空気で、快適な夏をお過ごしください!

学習院大学法学部政治学科卒業。IT企業に3年間勤め、退職後はライターとして高齢者の介護や福祉、健康分野の記事を執筆しています。
福祉分野の専門性を高めるため、現在は介護施設で働きながら社会福祉士の国家試験に向けて養成施設で学んでいます。

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