イチイのシニア住まいの情報

グッドライフシニア

入居相談・資料請求はお気軽にどうぞ

0120-117-258

  • 月~土
  • 9:00~18:00
  • 祝日
  • 9:30~
  • 定休:日,第1・2・3水
無料で資料請求する
 

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)とは?|特徴を詳しく解説

サ高住とは?

高齢者に必要なサービスが付いた賃貸住宅です

サービス付き高齢者向け住宅は、国土交通省と厚生労働省の共管で平成23年10月からスタートした高齢者の住まいです。

サ高住、またはサ付きとも呼ばれ、民間事業者よって運営され、契約形態は一般賃貸物件と同じ賃貸借契約です。

サ高住を簡単に説明すると、元気な方、または軽度の介護が必要なシニアが、安心に暮らすための安否確認や生活相談などのサービスに加え、食事のできるレストランなどを併設した「高齢者専用の賃貸マンション」といったところです。高齢者向け賃貸には食事の提供は一般的にはありません。

コロナ渦の中、都市部から地方への帰省が困難になったことから、一人暮らしをする親を心配されている子どもさんも多くいらっしゃいます。施設入居に比べると気軽さもあり、自立型サ高住への入居が増えています。

また、賃貸契約なので有料老人ホームよりも気軽に、リーズナブルに入居が可能。退去するときも一般賃貸と同様に簡単に契約を解約することができます。

それでは、サ高住の主な特徴を表で見ていきましょう。
 

サ高住の特徴

高齢者にふさわしい建物(バリアフリー構造・基準の設備と面積)と、安心できるサービス安否確認生活相談・緊急対応)の提供が必須とされ、食事の提供も必要に応じて行っているところが多いです。

2011年の「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」の改正をきっかけに一気に増え、現在は全国に237,194戸あります。(平成30年11月時点)

サービス付き高齢者向け住宅には、「自立型」と「介護型」があり、60歳以上の介護を必要としない元気な高齢者と、介護サービスを必要とする高齢者が利用できます

介護サービスに関しては、外部の事業所と別途で契約を結び在宅介護サービスを利用することになります。

項目 サービス付き高齢者向け住宅
特徴 介護を必要としない高齢者、または要介護者が生活支援を受けながら暮らせる施設
入居条件 原則として60歳以上
主に自立~軽度の要介護
費用 敷金:家賃の2~5ヵ月分
月額費用:10~30万円
※施設により異なる
居室面積 個室(原則25㎡以上)
※条件を満たせば18㎡以上でも可
主なサービス 安否確認、生活相談、生活支援(掃除や買い物代行など)
契約方式 建物賃貸借契約
介護サービス 自由にサービスを選べる(費用は使った分)

 

高齢者が入居しやすい賃貸

サ高住とは?

サ高住の契約形態は賃貸借契約ですが、一般的な賃貸契約と違い保証人にプラスして身元引受人を定める必要があります。

60歳以上で、特に定年退職をしている場合、一般賃貸マンションへの入居となると、いくら年金や預貯金が十分あったとしても、実収入がないため断られるケースも多々あります。何件も不動産屋さんを回って断られて、高齢者向けの賃貸に辿り着いたというお客様の話も耳にします。

なぜならば、大家さんや不動産会社は万が一問題が起きたときのこと(孤独死・家賃滞納など)を懸念するからです。

その点、サ高住や高齢者向け賃貸なら、預貯金や年金額で評価されるため入居がスムーズです

この身元引受人がいることで大家さんの心配がなくなり、年金暮らしでも賃貸住宅を安心に借りることができるのです。

また、連帯保証人や身元引受人がいない場合は、保証協会などを利用することも可能です。
 

自由度が高い+安心サービス

サービス付き高齢者向け住宅は、自由度の高さや入居のしやすさ、また、自宅同様の生活を送ることができるなどのメリットがあります。

最近では、コンシェルジュによるホテルのようなサービスのある豪華なサ高住も増え、10万前後の賃料から数十万まで予算に応じて選択肢も広がっています。
 

自宅同様の生活を送ることができる

自立した人であれば自宅で暮らしている時と同様の生活を送ることができます。外出や外泊はもちろん、来客などにも制限はありません。

居室備え付けのキッチンで食事を作る他、居室のバスルームで入浴、洗濯など、個人で行うことができます。
 

物件数が多く入居しやすい

物件数が多いため、希望の条件で物件を探しやすくなります。住み慣れた街・家族がアクセスしやすい場所など物件を絞っていき、その中で更に吟味するなど、物件を選択する幅が広くあります。
 

食事サービス

サ高住食事

サービス付き高齢者向け住宅の食事は、レストランのような食事サービスがあるところもあれば、宅配弁当で対応しているところもあります。

また、キッチンが居室にあるため、自分の好きなものを調理して自由に食べることもできます。ただ、栄養バランスなどを考慮することが大切です。

施設内の調理室で作られる食事や宅配弁当は、栄養・カロリーなどの計算がしっかり行われているため、必要な栄養素を摂取することができます。

食事サービスに関しては、施設見学の際に試食させてくれる場合が多くあります。ランチ時に施設見学に行き、食事を実際に食べてみて味を確認してみましょう。

原則、介護サービスの提供はない

以上のような良いところがありますが、要支援1から要介護2までの軽介護度の入居者を対象としているため、医師や看護師はほどんどの住宅で常駐していません。

また、安否確認サービスは必ずついていますが、主に日中のみです。スタッフが常駐していない場合は、緊急通報システムを利用した対応になります。24時間の見守りが必要な方は注意が必要です。

介護サービスは基本提供しておらず、必要な方は外部の事業者と契約することになります。元気なうちは良いのですが、介護度が上がり手厚い介護が必要になると住み続けるのが難しくなる場合もあります。
 

サ高住は、「健康だけど一人暮らしに不安を感じる」「子どもや孫の近くに住みたい」、身の回りのことが一人でできるシニアの方におすすめしたいサービスの付いた賃貸住宅です。

住み続けた先を見込んで、どのようなサービスがあるかを把握した上で、入居を決めることが大切です。
 

グランドマストバナーご夫婦や単身で、また、親子での入居も可能(親が契約者、その親族)な積水ハウスのサ高住「グランドマスト」。安心快適に暮らすためのサービスとレストランを併設したシニアのための賃貸住宅です。
「グランドマストシリーズ」その魅力とは?

 

あわせて読みたい記事

筆者:松尾まみ
学生時代より旅の取材記者を始め国内海外の取材歴8年。結婚と出産で休業の後、オーガニック食品の会報誌の編集で復帰。WEBに転身し介護、健康、高齢者住まいの執筆を12年。その間、自身も母の介護を経験しながら現在に至る。

監修者:かんだ みか(社会福祉士)
福祉系大学卒業後、医療ソーシャルワーカーとして勤務。介護保険や障害年金などの申請手続きの相談、入院費や退院後の生活についての相談、施設入所調整など、支援は多岐に渡る。その傍ら、医療ソーシャルワーカーの経験を活かし、介護・福祉分野のライターとして執筆活動を行っている。

【関連記事】
高齢者向け賃貸住宅とは?
遠距離介護の親をどう支援すべきか? 事前の準備が大切
【体験談】同居に失敗!親の呼び寄せは近居のほうがうまくいく場合も
【体験談】親を呼び寄せるべきか?子どもが親の田舎に戻るべきか?
【体験談①通い介護に限界を感じ…】親にどう話した?老人ホーム入居をすすめるとき
【体験談②ひとり暮らしの母を呼び寄せ】施設や老人ホーム入居をすすめるときのポイント
【体験談③入院をきっかけに老健から老人ホームへ】親にどう話した?施設入居をすすめるとき
一人暮らしをする老親が心配!でも同居が難しい場合どうする?
都会で増える親の呼び寄せ問題|同居か?近居か?それぞれの事情と成功のポイント