
子どもが独立し、夫婦だけ、またはひとり暮らしになったあと、「今の家にこのまま住み続けて大丈夫だろうか」と考える方は少なくありません。
若い頃は気にならなかった階段の上り下りや庭の手入れ、病院や買い物への移動も、年齢を重ねるにつれて負担に感じることがあります。
老後の住まいを考えるうえで大切なのは、戸建てかマンションかという形だけでなく、これからの体力や暮らし方に合っているかどうかです。この記事では、シニアにとって戸建てとマンションのどちらが住みやすいのか、生活面の違いから比較していきます。
老後の住まいで重視したいポイント
老後の住まいを考えるときは、広さや資産価値だけでなく、毎日の暮らしやすさを基準にすることが大切です。
若い頃は気にならなかった段差や階段、庭の手入れ、病院や買い物への移動も、年齢を重ねるにつれて負担になることがあります。戸建てかマンションかを考える前に、まずは次のような点を確認しておきましょう。
段差や階段の負担が少ないこと
室内の段差や階段は、足腰に不安が出てきたときに大きな負担になります。ワンフロアで生活できるか、手すりを設置しやすいかも確認しておきたいポイントです。
掃除や庭の手入れに無理がないこと
住まいが広すぎたり、庭や外まわりの管理が必要だったりすると、日々の負担が増えます。将来も無理なく維持できるかを考えておきましょう。
病院や買い物先に行きやすいこと
徒歩圏内にスーパーや医療機関があると、車に頼らなくても暮らしやすくなります。免許返納後の生活も想定して、通院や買い物のしやすさを確認しておくと安心です。
防犯面で安心できること
一人暮らしや夫婦だけの暮らしでは、防犯面も大切です。玄関まわりの明るさ、オートロック、防犯カメラ、近隣の人目なども確認しておきましょう。
老後に住みやすいのは戸建て?マンション?
戸建てとマンションには、それぞれ良さがあります。大切なのは「どちらが正解か」ではなく、今後の体力や暮らし方に合っているかどうかです。
戸建ては、庭や部屋数にゆとりがあり、自由度の高い暮らしができます。一方で、階段の上り下り、庭の手入れ、外まわりの修繕、防犯対策などを自分で行う必要があります。
マンションは、管理費や修繕積立金がかかるものの、共用部の清掃や建物管理を任せられる点が大きなメリットです。エレベーター付きでワンフロアの住まいなら、足腰への負担も少なくなります。
| 比較項目 | 戸建て | マンション |
|---|---|---|
| 階段・段差 | 2階建て以上は負担になりやすい | ワンフロアで暮らしやすい |
| 庭・外まわり | 自由に使えるが手入れが必要 | 庭の管理は基本的に不要 |
| 防犯面 | 施錠や防犯対策を自分で行う | オートロックや管理人がある物件も多い |
| 維持管理 | 修繕や点検を自分で手配する | 共用部は管理会社が対応 |
| 毎月の費用 | 管理費はないが修繕費は自己負担 | 管理費・修繕積立金がかかる |
| 買い物・通院 | 郊外では車が必要になることも | 駅近・都市部なら徒歩圏で済みやすい |
立地も大切|車がなくても暮らせるかを考える
老後の住まい選びでは、建物の種類だけでなく立地も大切です。特に確認したいのは、車を使わなくても買い物や通院ができるかどうかです。
都市部や駅近のマンションは、スーパー、病院、薬局、金融機関などが徒歩圏にそろいやすく、免許返納後も暮らしやすい点が魅力です。バスや電車を使いやすい場所なら、家族や友人に会いに行くときの負担も減らせます。
一方、郊外の戸建ては、静かな環境や庭のある暮らしを楽しめる反面、車がないと買い物や通院が不便になることがあります。今は運転できていても、将来の免許返納後にどう暮らすかを想定しておくことが大切です。
戸建てが負担に感じたら、賃貸マンションも選択肢に

子どもが独立したあと、広い戸建てや庭のある暮らしが、少しずつ負担に感じられることがあります。階段の上り下り、庭の手入れ、外まわりの修繕、防犯対策などを一人で続けるのが難しくなってきたら、住まいを見直すタイミングかもしれません。
とはいえ、長年住んだ家をすぐに売却したり、マンションを購入したりするのは大きな決断です。費用面だけでなく、「本当に新しい暮らしになじめるのか」という不安もあるでしょう。
そのような場合は、まず賃貸で暮らしを試してみる方法もあります。家を処分せずに、駅近や買い物・通院に便利な住まいで一定期間暮らしてみることで、自分に合う生活スタイルを確認しやすくなります。
また、バリアフリー設計や見守りサービス、緊急時のサポートがあるシニア向け賃貸住宅を選ぶのも一つの方法です。一般的なマンションよりも、シニアの暮らしに配慮された設備やサービスが整っているため、安心感を持って新生活を始めやすくなります。
詳しくはこちら☞シニア向け賃貸住宅とは?
実際にシニア向け賃貸に入居した方の体験談も紹介しています。住み替えを決めた理由や、入居までの流れを知りたい方はこちらも参考にしてください。
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■首都圏の「ヘーベルVillage」一覧ページ2021年7月24日
(文:グッドライフシニア編集部 ライター大野 道代)
