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「高齢者向け賃貸住宅」ってどんな住まい?「一般賃貸」との違いは?

高齢者向け住宅介護が不要なシニアが入居できる民間の住まいには、「健康型有料老人ホーム」や自立型「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」、「高齢者(シニア)向け賃貸住宅」などがあります。

いずれも高齢者の施設というよりも、アクティブシニアに便利で安心なサービスが付いた住まいですが、こうしたサービス付きの高齢者賃貸が都市部を中心に増えてきています。

こちらのページでは、「高齢者(シニア)向け賃貸住宅」はどのような賃貸なのか?また、一般賃貸との違いについてご紹介していきます。

1.アクティブシニアが入居できるシニア向け賃貸住宅の魅力

高齢者向け賃貸というと、老人ホームのように自分で生活できなくなったお年寄りが入居するというイメージをお持ちの方も多いと思います。

しかし、そんなことはありません。元気な中高年の方が入居できる専用の賃貸住宅も数多くあり、元気なうちだからこそ、自分自身の目で住まいを選ぶことができます。

高齢者向け賃貸は民間企業が運営しているシニア専用の賃貸マンションです。60歳以上の元気なシニアが仕事を続けながら、あるいは趣味を楽しみながら安心便利に暮らせるよう、さまざまなサービスが付いています。

物件によりサービスの内容は異なりますが、バリアフリー構造、安否確認、健康相談、介護・医療と連携などを提供しています。

「サ高住」と「高齢者向け賃貸」は、同じ賃貸住宅ですが、それぞれの違いは以下の記事をご覧ください
高齢者向け賃貸住宅とは?
サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)とは?

それでは、高齢者向け賃貸と一般賃貸との違いについて詳しく見ていきましょう。

生活を楽しむための安心サポート

高齢者向け賃貸3高齢者向け賃貸は、一般賃貸と同じようにマンションに暮らしながら、さらに、高齢者向けのサービスも受けられるので、安心して生活を楽しむことができます。

安否確認&緊急対応サービス

サービス内容は物件によって異なりますが、主に次のようなものがあります。入居者に異変が起きていないか、室内のセンサーやスタッフが安否確認を行います。緊急時には駆けつけて対応してくれるので、いざというときにも安心です。

生活相談サービス

施設のコンシェルジュや社会福祉士などに、日々の生活まわりのことや身体のこと、介護のことなど、不安に思っていることを相談することができます。

アクティビティサービス

日々の充実を目的として、体操や季節の行事、イベントなどを開催。

バリアフリー構造

廊下の幅や手すり、段差など、室内はシニアが安心して暮らせるバリアフリー構造となっています。
 

介護になっても住み続けられる

あくまで元気なシニアが対象の住まいですが、軽度の介護が必要になってからも住み続けることが可能です。この場合、訪問介護など外部サービスを利用することになります。

医療や介護、看護などの事業所と連携があり、状況に応じて利用することができます。

ただし、施設によって対応している介護度や入居・退去条件が異なるので、必ず事前に確認しておくことが大切です。

2.一般賃貸より入居のしやすさが魅力

契約形態は一般賃貸物件と同じ賃貸借契約 です。ただし、一般賃貸の契約と違うところは保証人にプラスして身元引受人を定めることです。

この身元引受人がいることで万が一のときの大家さんの心配(孤独死や家賃滞納など)がカバーされ、高齢者が賃貸物件を借りる際のハードルが低くなります。

定年退職をしている方が賃貸マンションに入居するとなると、いくら預貯金や年金があっても年齢的なことと無職ということがネックとなり不動産会社に断られるケースが多いのが現状

極端な話、貯蓄が3000万円、月々の年金が20万あったとしても、無職の場合は一般賃貸マンションへの入居を断られるケースもあります。

その点、高齢者向け賃貸は「預貯金」や「年金」も評価され、「身元引受人」を立てればスムーズに入居することができます。

こんな人がシニア賃貸向き

高齢者向け賃貸4では、実際に高齢者向け賃貸に住んでいるシニアには、どんな人たちがいるのでしょうか?

例えば、夫が公認会計士として働く60代のご夫婦。公認会計士には定年がなく、元気なうちは変わらず仕事を続けたい一方、年齢的にはいざというときの安心も確保したい。そんなご夫婦が選んだのが、高齢者賃貸です。

これまで通り仕事をしながら趣味やおでかけを楽しみつつ、何かあったときには安否確認や緊急対応があるので、安心して生活ができるというわけです。

このように、「まだまだ自立した自由な生活を楽しみたい!」「でも見守りの目も欲しい…」といったシニアにおすすめです。

もしも合わなかったら一般賃貸同様に解約できる気軽さが魅力 です。さらに家具・家電付きのシニア向け賃貸も最近では登場し、お試し「移住」やお子様の家の近くでの「近居」にも需要が伸びていくことでしょう。

元気なうちから考えておくのがベスト

高齢化により、シニア向け住宅の需要は依然高いまま。介護が必要になる前に希望する土地の賃貸に入居しておくことで、安心快適なシニアライフをスタートさせることができます。

今後は、施設内にコピー機を設置したり、食堂にネット環境を用意して働くシニアを応援したりと、さらに利用しやすい施設が増えてくるかもしれません。

思い描くシニアライフを実現するためにも、元気なうちに早めに自分に合った施設を探し、実際に見に行く、住み替えるなど、行動しておくのがベストです。

執筆:熊戸まこ (ライター)
学習院大学法学部政治学科卒業。IT企業に3年間勤め、退職後はライターとして高齢者の介護や福祉、健康分野の記事を執筆しています。
福祉分野の専門性を高めるため、現在は介護施設で働きながら社会福祉士の国家試験に向けて養成施設で学んでいます。

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