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「近居」のメリット・デメリット!だから今シニア賃貸がアツい

近居のメリット・デメリット1

今までのように自分の住み慣れた街で子供と「同居」や「二世帯」で暮らす高齢者の方もいるでしょう。

しかし近年、この同居でも二世帯でもなく「近居」という選択肢をとられる方が増えてきています。

同居とは違い、それぞれ違う家で生活を営むので、お互いに過干渉にならない「程よい距離感」を実現できることがメリットです。

今回は現代のシニア事情の一つである、近居について掘り下げて考えてみましょう!
 

 

1.近居とは?

親世帯と子供世帯がそれぞれの生活を楽しめるように、程よい距離を保ちつつ近くに暮らすことを「近居」といいます。

昔は「同居」が主流でしたが、今の時代は夫婦共働きをする子供世帯も多く、「夜になったら家庭に電気が灯る」ということも当たり前ではなくなっています。一方、シニア世代は早寝早起きで、夜遅くまで起きているのがきついものです。

このような生活リズムや生活ニーズの違いから、親子が仲違いしないように「近居」という暮らし方を選択することが、シニアと子供家族のあいだで主流になってきています。

 

2.近居のメリット

ここでは具体的な近居で得られるメリットについて紹介しましょう!

近居だと光熱費などの割り振が明確

同居した後に揉めやすいのが光熱費です。誰がどのくらい使ったかの明確なボーダーラインがないからこそ、生活スタイルによっては、コストが嵩んでいる犯人探しをする揉め事に発展しかねません。近居ならそもそも生活の場所が違うので光熱費は問題になりません。

生活リズムを大事にできる

自分の生活リズムと同居人の生活リズムが違えば、どちらかが我慢しなくてはならないことも多いものです。違う家で過ごしていれば、夜遅くまで友人が来ていようと気にならないですよね。

ペットのために同居をためらわなくて済む

ご自分や同居する家族に動物アレルギーがあるとなると、ペットが原因で「同居を諦めなきゃいけない」という実態もあります。近居であれば、住み分けがしっかりできるのでアレルギーを気にする必要がないのです。

行政の支援を受けやすい

同居だから「介護認定が軽く見積もられる」など、筆者は耳にしたことがあります。その時の状況にもよりますが、両親と同居しているがゆえに「保育園に預けられない」といった問題も実際には起こっているようです。

気兼ねなく人生を謳歌する

ご自分も仕事や趣味があり忙しくしている方の中には、お孫さんの面倒を毎日のように押し付けられるのを嫌う方もいます。そんな場合、近居なら子供家族と程よい距離感を大事にしながらプライバシーは保てます。
 

3.近居のデメリット

続いて近居でありがちなデメリットについてもみてみましょう!

何かあったときにすぐ対応できない

シニアになると、いつ倒れるのか予測がつきにくいものです。同居人がいれば何かあった時、すぐに対応できるので一人暮らしよりは心強いですよね。最近では、「安否確認」や「緊急時の対応」のサービスが提供されているので、そちらを利用すれば安心です。

子供や孫とずっと一緒にいられない

「孫に夢中!孫が趣味」という人は、同居をするのが1番良いかもしれません。しかし、お孫さんも成長していくにつれ、お友達と遊んだり、塾が忙しくなったり、寂しいですが年を重ねるごとに過ごす時間は減ってくるものです。
 

4.近居だからこそシニア賃貸が良すぎる理由

近居のメリット・デメリット1

近居で子供の近くに一般賃貸を借りるのもいいですが、どうせ家賃を払うならシニアに特化したサービスのある「シニア向け賃貸」への入居をおすすめします!
 

コンシェルジュが生活をサポートするから安心

救急搬送もそうですし、身の回りのことを聞ける相手がいると知らぬ土地でも安心できますよね。近居であれば周辺の状況を子ども家族に聞くことはもちろん、シニア賃貸にはコンシェルジュがいるため気楽に質問することができます。まるでホテルのフロントのような心強い存在ですよ。
 

生活環境が整ってる!

買い出しに行ったり、病院に行くのが億劫になるのは生活環境が変われば当たり前と言えます。しかし、シニア向け賃貸なら、駅からも徒歩で歩ける生活環境が整っているエリアにあるため、安心して生活ができます。

また、講師を呼んだイベントがあったり、レストランも併設している物件も多く炊事の負担も軽減できます。

ペット可能なシニア向け賃貸もある

子どもが巣立った後だからこそ、ペットを可愛がっているシニアの方も多いでしょう。そうした方向けのシニア向け賃貸もあるのです。有料老人ホームでは難しい愛犬や愛猫との暮らしも、シニア賃貸であれば叶います。

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近居で子ども家族が近くに住んでいるとはいえ、シニアの暮らしは本人しか分からない不便さや大変さがあります。頼りにしてきた子ども家族でも、実際は子育てや仕事で忙しく簡単に頼りにくいことも多いものです。

ネットが確立してきた現代は、個人の生活がより重要視されるようになってきました。

これからの時代は、「シニア向け賃貸」で自立した生活をしつつ、「近居」で家族の温かさを感じることができる暮らし方を、老後の住まいの候補にされてみてはいかがでしょう。
 

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筆者:東城ゆず(ライター)
幼少期から介護士に憧れる。10代で早めに出産を終え、介護士として有料老人ホームを軸に幅広い経験を積む。「もっと多くのシニアの幸せをお手伝いしたい」という思いを持ち、介護士をしていたからこそ分かる介護やシニアの実際の生活にコミットしたコラムを発信している。

 

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