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【体験談】同居に失敗!親の呼び寄せは近居のほうがうまくいく場合も

同居体験談

【体験談】親を思って同居を提案したが「うまくいかなかった」

親の健康や状況を考えて、自宅で同居をしてみたものの「うまくいかない」ということは実は珍しいことではありません。

同居をしたもののうまくいかなかった方々は、どのようなことにストレスを感じ、同居を解消することになったのでしょうか。

最近では親世帯が同居じたいを望まないケースも増えていますが、今回は実際に「親と同居」したがうまくいかなかった子世代の方にお話を伺いました。

その問題点を探るべく、リアルな「生の声」を見ていきましょう。また、解決策のひとつとして近居についても解説します。
 

ケース1
一軒家で和室があいていたので、少し足が不自由になってきた義母と同居することに。しかし互いに遠慮しあい、言いたいことも言えないまま、それぞれに不満を抱えてしまい、間に入った夫のほうが参ってしまった(Nさん/女性/45歳:義母74歳と同居)

 
 

ケース2
子どもがおらず、夫は早期リタイヤで今は独立してスローペースで仕事、私は趣味と実益を兼ねた料理教室をしており、夫婦共通の趣味は旅行とライフスタイルも確立していただけに、いきなりの同居はきつかった。半年ほど過ぎて私は偏頭痛に悩まされ、軽いうつ状態になってしまった。
最初から同居し、年月を経ていくなかで折り合いをつけていくことならできたかもしれない(Oさん/女性/50歳:義母78歳と同居)

 
 

ケース3
自分たちより意外なことに思春期の娘と息子(つまり孫)と義母がうまくいかず困った。何かと孫の世話を焼きたがる、話しかける、勝手に部屋に入ってしまうのが子どもたちには耐えられず、間に入るのに疲れてしまった。
そのうちに義母が非常に怒りっぽくなり、認知症の症状も見られたので結局、老人ホームに入ることになったが、同居のためのリフォームや家族間でしこりが起きたことを考えると、最初から近くの施設にいれて、頻繁に会いにいく形にしたほうがよかったのかなと思う(Tさん/女性/43歳:義母72歳と同居→住宅型有料老人ホームへ)

 
 

ケース4
母が亡くなり、ひとりでは何もできないので父と同居することに。健康で元気で口も達者、でも家事は何ひとつできず、することもないので何かと私に口出しをしてくる。
私も実の親なので遠慮なく文句を言うようになってしまい、喧嘩ばかりすることに夫が嫌気がさして「親子関係が悪くなるような同居なんて意味がない」と言われた。
最終的に食事サービスもある自立型の高齢者向けマンションを近くで探し、入居してもらったが、物理的に距離をとったことで私も穏やかに接することができるようになった。
(今は難しいが)少し離れたことで逆に外食に誘ったり、旅行へ行ったりと、父と良い時間が過ごせるようになりホッとしている。もっとも、親子喧嘩に辟易していた夫が一番ホッとしているのかも(Sさん/女性/48歳:実父74歳と同居→現在は高齢者向けマンションへ)

 

なぜ親との同居は難しいのか?

以下のような原因が考えられます。

・住宅事情の問題
・生活スタイルの違い
・過干渉あるいは無関心というトラブルが起きやすい
・親子であっても理解しきれいない面はある

 

暮らしの「すれ違い」は日々蓄積していく

完全に独立した二世帯住宅であるとか、最初から同居が前提で暮らしているのならともかく、人生のなかばから「親と同居」はなかなか難しいのが現実です。

「前はお風呂からほぼ素っ裸で出てきて冷蔵庫の前で缶ビールを立ったまま飲んでいた夫、私の母が食事の手伝いをしているので、毎日パジャマ着て、ビールコップに注いで、というのが実はかなり窮屈に感じているみたいで、けっこうストレスなんだよと言われた」(Mさん)

「トイレに行こうとしたら義父が入っている、なかなか出てこないと心配でもあるし、我慢して待つのもイライラしてくる……」(Wさん)

「在宅ワークになってから、ずっと1日中顔をあわせている感じ、昼ごはん作ろうか、コーヒーでも入れようかとか気を遣ってくれるのが逆に負担に感じる」(Nさん)

「え、そんなことで?」と思ったかもしれませんが、日々続く暮らしだからこそ、些細なことが積み重なり、それぞれの不満や負担になることは少なくありません。

子世帯が40代や50代といえば、それなりに生活リズムもライフスタイルもできあがっています。ましてや60代~70代以上の親世帯は長く続けた暮らしがあるわけで、双方が満足できる生活を一から作り上げるのは、実際に難しい面があるのは否めません。
 

同居がうまくいかない・いきそうにないのなら「近居」という方法も!

同居体験談2

もちろん、同居生活をうまく行っている家庭もたくさんあります。ただ、ここでも述べたように住宅の作りや、家族構成、それまでの関係性などが影響し、うまくいかないこともある、ということです。

たとえうまくいかなかったとしても、誰が悪いというわけではありません。

単純に同居というスタイルが合わなかっただけ。それなら、近居というスタイルを検討してみてはいかがでしょうか。

いきなり老人ホームとなるとハードルが高いものです。そもそも、元気だし、そんな年齢じゃない!と親からすれば違和感を覚えることも少なくありません。

それなら、まず今住んでいる家を整理し、身軽になった上で、親世帯が新しい「シニアライフ」のプランをたてるのもいいかもしれません。

最近は家具付きで引っ越しがラクな賃貸住宅もありますから、しばらくは子世帯と程よい距離の場所に住み、本格的な介護が必要になったら、より支援サービスが充実している施設へ移ることも可能です。

人生は100年時代、シニアライフも「長い目で見て」ワンステップではなく、ツーステップ、スリーステップで考えてみましょう。

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「高齢の親との暮らし」選択肢はたくさんある

スープの冷めない距離とはよく言ったもので、とにかく何かあったらすぐに駆けつけられる距離に家族がいることは大変な安心感です。

さらに高齢者向け賃貸マンションなどは、食事の支度が大変なときには利用できるレストランがあったり、安否確認サービスなど、もしご両親がひとりになった場合や子世帯が全面的なサポートができなくなったときでも安心です。

同居だけでなく、親の呼び寄せといっても、今はいろいろな選択肢があるということをぜひ知って頂きたいと思います。


大橋 礼筆者:大橋 礼
主に教育・ライフスタイルを中心に執筆するフリーライター。自身の介護経験と親世代・子世代両方の視点から取材を行いリアルな声を届ける。サードエイジ世代の新しい暮らしと50代からの豊かな人生を求めて模索中。


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