港区への移住・転居に役立つ街紹介
日本のビジネス、ファッション、エンターテイメントの中心地・港区。青山や表参道、六本木、品川など、東京の有名エリアはほとんどこの港区に位置しています。
白金や麻布に代表される高級住宅街も点在し、そこに住む住民の需要に応える高級志向のスーパーマーケットや飲食店が多数出店しているため、このエリアに住めば常に上質で洗練した空気に触れることができます。
富裕層が多く、各国大使館などもあることから大使館に勤める方も多く住んでいるためインターナショナルな雰囲気も持っています。余裕があれば、お子さんやお孫さんの教育にはうってつけの環境でしょう。
今回は「もし港区で暮らすことになったら?」という視点から、港区内の特徴や人気スポット、家賃相場などを中心にご紹介いたします。
1.港区をエリア分け
港区は芝、麻布、赤坂、高輪、芝浦・港南、5つのエリアに分かれていますが、ここでは大きく分けて3つのエリア分けてご紹介します。
新橋、虎ノ門、品川、芝などのビジネス街、六本木、青山、赤坂などの商業エリア、そして麻布から白金一帯と青山周辺の住宅街です。
ビジネス街エリア
新橋や虎ノ門、芝などは日本のビジネスの中心地。平日は朝も夜も、働く人々の活気であふれています。仕事帰りで酔っ払った陽気な方たちを取材する目的で、テレビクルーの姿も多数見られます。ビジネスパーソンのオアシスとして、昭和レトロな純喫茶も大人気です。
まさに働く人々の街という印象ですが、オフィス街から少し離れると、東京タワーや竹芝桟橋、徳川家の菩提寺であり、国指定文化財の門を持つ増上寺など、観光地や由緒のある土地も見受けられます。
有名スポット
東京タワー、増上寺、愛宕神社、芝公園など
住宅街エリア
港区の中でも大使館と坂道が多い、麻布~白金エリア。閑静な住宅街や有栖宮御用地に開園した有栖川宮記念公園など、非常に落ち着いた雰囲気を感じられます。筆者の友人もこのエリアに住んでいましたが、喧騒とは程遠い街並みが印象的でした。
日本随一の高級住宅街でありながら、世界の流行も身近に感じられるため、都心の洗練された環境を望む方たちに愛されています。
有名スポット
麻布十番商店街、有栖川宮記念公園、国立新美術館、東京都庭園美術館、プラチナ通りなど
商業エリア
ファッション・流行の街として知られる六本木、青山、赤坂などがこのエリア。港区一番の華やかさがあり、東京だけでなく日本有数の買い物欲の高まる街でしょう。有名なファッションブランドならほとんどこのエリアでそろいます。
赤坂まで足を伸ばせば、海外の国王、大統領、首相などの国賓等をお出迎えする迎賓館赤坂離宮も。壮麗な大建築で随時観覧日を設けているので、ぜひ行ってみてください。
有名スポット
六本木ヒルズ、青山通り、神宮外苑いちょう並木、東京ミッドタウンなど
2.港区の人気スポット
神宮外苑いちょう並木
全国、東京都内でともに人気ランキング1位の紅葉スポット。青山通りから聖徳記念絵画館にかけて146本のイチョウが植えられています。ピーク時の11月中旬〜12月上旬には黄金色のトンネルが出現し、訪れる人の数はおよそ180万人!ドラマのロケ地としても有名で『花より男子』(2005年)や『カルテット』(2017年)、『東京タラレバ娘』(2017年)など多数登場しています。
国立新美術館
「芸術を介した相互理解と共生の視点に立った新しい文化の創造に寄与する」ことを使命に、2007年に開館。設計は日本を代表する建築家の一人・黒川紀章氏によるものです。コレクションを所持しないかわりに、さまざまな芸術表現を体験し・学び・認め合うことができるアートセンターとして活動しています。
最近ではヴェルサイユ宮殿での展示経験もある、大巨匠の作品が「向きが間違ったまま展示されている」ことでも有名になりました。
六本木ヒルズ
高さ238メートルの森タワーを中心に、ホテルやレジデンス、テレビ朝日、森美術館にTOHOシネマズなど、さまざまなエンターテイメントを始めとする文化施設です。新しいアイデアが生まれる“文化都心”をテーマに、年間4000万人以上が来館します。この来館者数は2021年でのカナダの総人口を超えるというので、大驚きですよね!
ルイ・ヴィトンやアルマーニ、ティファニーなど高級ファッションブランドがならぶけやき坂は、冬になるとイルネーションが灯り、東京の冬の風物詩として憧れを集めています。いつ来ても新しい発見がある街を目指している六本木ヒルズでは、月に1度のトークイベント「Hills Breakfast」や、毎月第4金曜日の夜に開催される「六本木天文クラブ」なども開催し、人と人との間をつなぐ「場」としての役割も務めています。
東京ミッドタウン
約4ha(ヘクタール)の広大なグリーンと6つの建物からなる、六本木・赤坂の複合都市。敷地の40%を緑が占めており、そのほかさまざまなショップやレストラン、オフィス、ホテル、美術館などの施設が集まっています。
「都心の上質な日常」をコンセプトに、4つのア-トスペースと、1つのライブ会場をもうけ、大人が都心で息抜きをする場として大人気。3月中旬から4月中旬にかけては、全長約200m、ソメイヨシノを中心とした8種類約150本の桜並木を体いっぱいに浴びることもできます。
3.港区への移住・転居に役立つ情報
港区の家賃相場
実際に港区に住むことを考えるなら、まずは家賃相場をおさえておきたいですよね。下の表では、港区内で住みやすいと人気の街を比較しています。
白金 | 麻布十番 | 芝公園 | 六本木 | |
---|---|---|---|---|
1LDK | 21.21万円 | 24.09万円 | 21.93万円 | 26.08万円 |
2LDK | 47.96万円 | 43.88万円 | 34.23万円 | 43.97万円 |
平均相場なので一概には言えませんが、なるべく相場の低いエリアで探すと、よりセカンドライフにおいての家賃負担を抑えることができるかもしれませんね。
港区の福祉サービス
富裕層の多い港区でも、高齢者の社会参加を支える福祉サービスは用意されています。100円で乗れるコミュニティバス・ちぃバスや高齢者への配食サービス、安否確認をかねた訪問電話サービスなど、高齢者のひとり暮らしも安心です。
また、介護についての悩みや日頃の思いを打ち明けられる「介護家族の会」なども実施されています。
詳しくは港区の福祉ページをご覧ください。
港区でシニアにおすすめの住まい
港区でセカンドライフに向けた新居をお探しの方には、バリアフリー設計で、安否確認サービスなどがついた高齢者向けの賃貸住宅をおすすめしています。
緊急駆けつけサービスやコンシェルジュによる生活相談なども実施し、暮らしの安全、快適水準の向上に努めています。
子ども世代による親の「呼び寄せ」や「近居」などの新しいライフスタイルにも適応していることから、近年はさらに需要と注目が高まることが予想されています。
港区のおすすめ施設情報
港区 | ||
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物件名 | 所在地 | 種別 |
ホスピタルメント白金 |
白金三丁目 | 介護付有料老人ホーム |
せらび有栖川 | 南麻布五丁目 | 介護付有料老人ホーム |
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港区MAP
都内の大学を卒業。現在は、フリーライターとしてグルメや街情報の取材記事などを書いています。グッドライフシニアでは街紹介や特選物件記事を担当しています。両親も祖父母も元気ですが介護や福祉などについて勉強中。