イチイのシニア住まい&健康情報

グッドライフシニア
 

シニアに人気の仕事15選|未経験・短時間でも始めやすい職種を紹介

シニアに人気の仕事15選

まだまだ働きたい」「年金だけでは不安」と感じる60代・70代の方は、決して少なくありません。実際、65歳以上の4人に1人が社会で活躍する時代。しかし、「この年齢でどんな仕事があるの?」「体力的に無理なく働けるの?」といった不安を抱える方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、そんな疑問や不安を解消できるよう、60代・70代に人気の定番職種から、未経験・短時間でも挑戦しやすい仕事をご紹介します。

 

最新データで読み解く!60代・70代に多い仕事ランキング

定年後の仕事探しは、若い頃とは異なる視点が重要です。体力や家庭環境、そして希望する働き方に合わせて、無理なく続けられる方法を見つけることが大切です。

では、実際に多くのシニア世代がどんな仕事に就いているのでしょうか?統計データからその傾向を知ることは、ご自身に合った働き方を見つける大きなヒントになります。

総務省「労働力調査」(2023〜2024年)や厚生労働省の資料によると、65歳以上の就業者が多く活躍している職種として、清掃・警備・ビルメンテナンス、小売・販売(スーパー・コンビニなど)、運輸・配送業(タクシードライバーや配達員)などが上位に挙げられています。これらの職種は、体力的な負担が比較的少なく、未経験からでも始めやすい点が魅力で、シニアの再就職先として長く定番となっています。

しかし、現在ではシニア世代の働き方も多様化しており、子どもや地域と関わる仕事、在宅でできる仕事など、年齢にとらわれずに活躍できる場が広がりつつあります。
 

60代・70代に人気の仕事15選|タイプ別に紹介

「定年後は清掃やスーパー、警備といった仕事しか選択肢がないのでは?」そう思われがちですが、実際には60代・70代からでも挑戦しやすい魅力的な職種はたくさんあります。

ここでは、未経験からでも始めやすく、柔軟な働き方ができる仕事を中心に、具体例を交えながらご紹介します。きっと「これなら私にもできそう!」と思える仕事が見つかるはずです。

人と接する仕事

定年後も働き活躍するシニア

学童スタッフ

放課後の子どもたちの安全を見守り、宿題サポートやおやつ準備を行う仕事です。特別な資格は不要な場合が多く、子育て経験がある方や未経験者も歓迎されます。

勤務時間は放課後が中心で、心身への負担が少なく、無理なく働けます。子どもたちの成長を間近で見守るやりがいも大きい職種です。

住んでいる地域の近くで求人が出ていることも多く、自宅から通いやすい点もメリット。スキルアップとして『放課後児童支援員』の資格取得も可能です。

保育補助

保育園で保育士をサポートする仕事です。園児のお世話や遊びの見守り、食事の手伝いなどを担当します。資格は必須ではなく、子どもたちの笑顔に囲まれて働きたいシニアの方におすすめです。

筆者の娘の幼稚園には「おばあちゃん先生」として子どもたちから親しまれ、笑顔を引き出していた保育補助の方がいました。小さな子どもたちとのふれあいは、ご自身の元気の源にもなるでしょう。

介護の仕事

介護分野は年齢制限がなく、シニア世代からのスタートも歓迎されています。特に介護補助や訪問介護は、未経験から短時間で始めやすい仕事です。

利用者と年齢が近いことで自然な寄り添いができ、感謝される場面も多くやりがいを感じられます。超高齢社会でニーズが高く安定した仕事ですが、身体介護を伴う場合は体力的な負担も考慮し、事前に仕事内容をよく確認しましょう。「介護職員初任者研修」などの入門講座もおすすめです。

観光ガイド・地域案内ボランティア

長年暮らした地域の魅力を伝える「観光ガイド」や「地域案内ボランティア」もやりがいのある仕事です。歴史、文化、地元ならではの名所など、培った知識を活かして訪れる人々をもてなします。地域活性化に貢献でき、「人を笑顔にしたい」という方におすすめ。

先日、筆者が旅先で出会ったシニア観光ガイドの方は、ガイドブックには載らない貴重な体験を提供してくれました。「この街の魅力を伝えたい」という温かい気持ちを持つ方にとって、大きなやりがいになるでしょう。

金銭的な報酬を目的としないボランティア活動も多く、無理のない範囲で人との交流を楽しみながら、自分のペースで活動できるのも魅力です。

旅するように働く

定年後の新しいライフスタイルとして注目される「旅をしながら働く」スタイル。リゾート地や温泉地の宿泊施設、飲食店などで調理補助や接客の仕事をしながら、滞在を楽しめます。

交通費は自己負担の場合もありますが、寮や宿泊施設が無料で提供されることが多く、生活費を抑えられる点が魅力です。旅館の仲居、スキー場のリフト係など、季節ごとに働く場所を変えることも可能。旅行好きな方や、いつもと違う環境で新鮮な経験をしたい方にぴったりの仕事です。

マンション管理人

マンション管理人は、シニア世代に人気の仕事のひとつです。建物内の見回りや共用部の簡単な清掃、来訪者対応、設備確認などを行います。

業務は比較的落ち着いており、自分のペースで進めやすいのが特徴。午前中のみや週2〜3日勤務など、無理のない働き方ができる求人も多く見られます。

特別な資格や経験が不要なケースも多く、「コツコツ作業するのが好き」「地域の人と程よく関わりたい」という方にも向いています。

住民から感謝される場面もあり、“地域の安心を支える存在”としてやりがいを感じながら働ける仕事です。

経験やスキルを活かす仕事

家庭教師・シニア向け講師

長年の教員経験や特定の知識、趣味、特技を活かしたい方におすすめです。家庭教師として子どもたちに学習支援を行う場合、人生の先輩としてのアドバイスも喜ばれます。

シニア向け講師としては、パソコン、健康体操、手芸など多岐にわたる分野で経験談を交えながら教えることができ、受講者との交流も楽しめます。どちらも自分のペースで働け、「教える」ことは自身の学びにもつながり、大きなやりがいを得られるでしょう。

専門性・経験を活かす仕事

定年後も働くメリット

事務・データ入力

長年の事務経験やパソコンスキルを活かしたい方には、事務補助やデータ入力の仕事もおすすめです。
書類整理、簡単な入力作業、電話対応などが中心で、座って行う仕事が多いため、体力面に不安がある方でも始めやすい職種です。

最近では、短時間勤務や在宅対応可能な求人も増えており、「無理なく長く働きたい」というシニア世代から人気を集めています。

在宅ワーク

パソコンやスマートフォンの操作に慣れていれば、60代以降でも十分に活躍できるのが在宅ワークです。通勤不要で自宅で自分のペースで働けるため、体力的な負担が少なく、体調やライフスタイルに合わせて柔軟に時間を設定できます。

具体的な仕事内容は、データ入力、簡単なライティング、ネットショップ運営サポート、オンラインアシスタント、ウェブサイトテストなど多岐にわたります。特別なスキルがなくても始められる案件も多く、自宅が職場になるため、交通費や準備時間も節約できるメリットがあります。

身近な場所で無理なく働く仕事

清掃スタッフ

商業施設やオフィスビル、マンションの共用部などを掃除する仕事です。特別なスキルは不要で、未経験からでも始めやすいのが魅力。基本的には一人でコツコツと進める作業が多く、自分のペースで働けます。

「適度に体を動かせるので健康維持に役立つ」と、短時間勤務を希望するシニア世代から根強い人気があります。

スーパー・ドラッグストアの品出し

開店前や営業中に、商品を棚に並べたり整理したりする仕事です。接客業務がほとんどないため、黙々と作業に集中したい方に向いています。重い荷物の運搬を伴う場合もありますが、店舗によっては軽い商品をメインに担当できることも。

シフトの融通が利きやすく、生活圏内で無理なく働ける点が大きなメリットです。

商品の仕分け・ピッキング

物流倉庫や配送センターなどで、指示書やリスト通りに商品を揃えたり、行き先別に仕分けたりする軽作業です。マニュアルが完備されているため、未経験からでもすぐに手順を覚えられます。

冷暖房完備の快適な職場も増えており、週2〜3日や短時間など、体力に合わせた柔軟な働き方が選びやすい職種です。

電話オペレーター・コールセンター

電話オペレーターやコールセンター業務も、シニア世代の採用が増えている仕事です。特に、通販受付や予約受付、自治体窓口などの「受電中心」の仕事は、未経験から始めやすい傾向があります。

座って働けるため体力的な負担が少なく、丁寧に話を聞けることや落ち着いた対応が強みになります。
研修やマニュアルが整っている職場も多く、「人と話すのが好き」「接客経験を活かしたい」という方にもおすすめです。

図書館・公共施設スタッフ

図書館や地域センター、文化施設などの公共施設スタッフも、落ち着いた環境で働きたいシニアに人気があります。

受付や利用者案内、本の整理、施設管理補助などが中心で、地域住民との交流も生まれます。

「人と接するのは好きだけれど、忙しすぎる職場は避けたい」という方にも向いており、地域社会とのつながりを感じながら働ける仕事です。

送迎ドライバー

デイサービスや病院、幼稚園などの送迎ドライバーは、シニア世代にも人気の仕事です。短時間勤務が多く、朝夕のみのシフトもあるため、体力的な負担を抑えながら働けます。

大型トラックのような長距離運転ではなく、近距離中心の送迎が多いため、「運転が好き」「地域の道に詳しい」という方に向いています。

利用者から「ありがとう」と声をかけられる場面も多く、人とのつながりを感じられる仕事です。

まとめ

このように、体力や経験に応じて無理なく続けられる仕事は意外と多くあります。「自分にもできそう」と思える仕事から、少しずつチャレンジしてみるのがおすすめです。

最近では「年金だけじゃ不安」という理由だけでなく、「社会と関わり続けたい」「誰かの役に立ちたい」という思いから働くシニア世代も増えています。大切なのは、これまでの経験や人柄を活かして、自分らしく楽しんで働ける場を見つけること。無理のない働き方との出会いが、これからの毎日をきっと豊かにしてくれます。

続く第5回では、シニア世代の仕事探しをスムーズに進めるための具体的な方法や、心強い支援窓口について詳しく解説します。

このシリーズの記事一覧(全5回)

◆参考文献:厚生労働省「職業情報提供サイト」

鶴田智美筆者:鶴田智美(つるたともみ)
大手求人サイトにて、転職希望者のサポート業務に携わってきました。履歴書の添削やキャリア相談を通じ、年齢やライフステージに合わせた「自分らしい働き方」の大切さを感じてきました。この経験を、記事を通じて皆様にお届けします。 

シニアの生きがい関連記事
高齢者の趣味は生きがいに繋がる!アイデア6つとその重要性
自分で求めてつくる時代!高齢者の地域でのつながりづくり
人生100年時代を楽しむ!生涯学習で活き活きシニアライフを

タグ: ,