「老人ホームには入りたくない」「まだ施設は早い」
そんな思いから、老人ホームに入らず“自宅・サポート付き賃貸で暮らす”という選択をするシニアが増えています。
老人ホーム・サ高住・シニア向け賃貸の違いを踏まえつつ、施設に入らず暮らすメリットと注意点をわかりやすくまとめました。
老人ホームのメリット｜“大きな安心”が得られる住まい
まず知っておきたいのは、老人ホームは、生活全般のサポートと安心が手厚い住まいであるということです。
- 食事・清掃などの生活支援
- 24時間体制の見守り
- 医療・介護との連携
- 緊急時の対応
身体の状態に変化があったときにサポートを受けやすく、家族にとってもとても心強い住まいです。
「将来のことを考えると、施設のほうが安心」と感じる方が多いのも納得です。
老人ホームに入らないシニアが増えている理由
近年、「できるだけ自宅で暮らしたい」という声が増えています。その背景には、住まいの選択肢が大きく広がったことがあります。
かつては、自宅で暮らすか老人ホームへ入るかの二択しかありませんでした。しかし現在は、60歳以上の人が安心して暮らせる住まいの選択肢が増え、老人ホームに入らなくても生活できる環境が整ってきています。
代表的なのが、サ高住やシニア向け賃貸といった“サポート付きの賃貸住宅”です。安否確認・生活相談・バリアフリー・高断熱など安心を補う設備が整い、さらに、見守りサービスや訪問介護、安否確認アプリなど在宅支援も充実、「自宅で暮らしながら安心を確保する」ことが現実的になりました。
サ高住とシニア向け賃貸は同じ賃貸契約ですが、特徴は異なります。
- サ高住：安否確認・生活相談など日常的な支援が受けられる賃貸住宅
- シニア向け賃貸：一般賃貸に近い自由度があり、設備や見守りが強化されているタイプ
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
⇒ サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）とは？
⇒ シニア向け賃貸住宅とは？
賃貸で暮らすなら“安心の備え”が重要
賃貸は自由度が高い一方、老人ホームのように24時間サポートがあるわけではありません。そのため、安心して暮らすための備えがとても重要になります。
暮らしを支える安心のポイント
- 家族や見守りサービスとの連絡体制を整える
- アプリ型の安否確認サービスを活用する
- 手すり・段差解消など住まいをバリアフリーに
- 夜道が明るい、安全性の高いエリアを選ぶ
- 医療機関が近いエリアに住む
最近は、見守り機能付きのシニア向け賃貸や、冬でも暖かい高断熱仕様の住まいが増えており、“安心を補う設備”が整った物件を選びやすくなりました。
さらに、必要に応じて外部サービスを組み合わせることで、老人ホームに入らなくても安心して暮らせる環境が整います。
- 見守りセンサー・安否確認アプリ
- 訪問診療・訪問看護
- 家事代行・買い物代行
- オンライン診療 など
設備とサービスを上手に使えば、自宅や賃貸でも 「無理なく、安心して、自分らしい生活を続けられる」 という選択肢が広がっています。
老人ホームか、賃貸か──大切なのは“自分に合った住まい選び”
老人ホームが合う方もいれば、賃貸で自立した生活を続けたほうが安心できる方もいます。どちらが正解というわけではありません。
大切なのは、
- いまの自分に合っている住まいか
- 将来も無理なく続けられるか
人生100年時代、住まいは生活の満足度を大きく左右します。選択肢を知り、自分に合う暮らしを丁寧に考えることが、将来の安心につながります。
「老人ホームか賃貸か迷っている」という方も増えています。グッドライフシニアでは、条件に合う住まいの比較や相談にも対応しています。
お気軽にお電話かメールにてお問い合わせください。
（グッドライフシニア編集部 松尾）
