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健康・病気予防

夏のマスク

不要不急の外出は控えることが推奨される今年の夏。室内で過ごす時間も多くなるため、熱中症にご注意ください。

また、マスクを付けての外出は、熱がこもりやすく体温を上昇させるため、例年よりさらに熱中症予防を心がける必要があります。

正しい知識を身につけ適切な熱中症の予防を心がけましょう。

熱中症の原因や主な発生状況

気象庁によると、今年の平均気温は東・西日本と沖縄・奄美で平年より高く、北日本も平年並みか平年より高いくなるそうです。

熱中症とは、体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節機能が働かくなったりすることにより、体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛など様々な症状を起こす病気のことです。

東京消防庁の情報によると、過去5年間(6月から9月)に、19,017人が熱中症(熱中症疑いを含む)により救急搬送されました。

急要請時の発生場所は住宅・居住施設が全体の37%と最も多く、次いで道路・交通施設が25.1%を占めています。

熱中症予防熱中症患者のおよそ半数は65歳以上ですが、これは加齢により体温調節機能が低下したり、喉の渇き対する感覚が弱くなっているためです。

若者と同程度に高齢者がが発汗した場合は脱水状態に陥りやすく、また、回復しにくいことも報告もされています。

小さなお子さんや高齢者の方は周囲の方が体調がすぐれなかったり、いつもと違った様子がないか注意してあげてください。

効果的な熱中症予防と対策

かくれ脱水熱中症を予防するためには、計画的にこまめに飲水することが重要です。

人間の1日の水収支は(成人男子が比較的安静にしている場合)、体内に入る水は食事から1L 、体内の代謝でつくられる水 0.3 L、そして、飲料水から 1.2 Lの計2.5 Lとされています。

一方、出ていく水は、排泄から 1.3 L、呼吸や汗から1.2 Lとなり、1日 約2.5L が出入りしています。 この2.5Lのバランスを崩さないことがポイントです

体内の細胞一つ一つは、細胞の外と内で水分の調整をしています。血液の濃度が濃縮されて循環不全にならないように頑張っています。でも、細胞が頑張れなくなった状態が熱中症なのです。

のどが渇いてから水分補給をするのではなく、例えば時間を決めて水分補給したり、外出前に水分補給をするなど意識的にこまめに水分を補給する「ちょこちょこ飲み」を心がけましょう。

室内・屋外の熱中症対策のポイント

室内・屋外ではどういったことに気をつけたら良いかポイントをまとめました。

室内

室内にいれば屋外より安心と思いがちですが、総務省消防庁によると、2019年の熱中症発生場所の約4割が住居(敷地内全ての場所を含む)で起こっています。

こまめに水分補給する
気温や湿度を計って知る
ゆったりした服を着るなど通気を良くする
窓を開け通気を保つ
扇風機などを使用し室内に暑気・熱気を溜めない
だれ・よしずなどを使い直射日光を避ける工夫
エアコンによる室内温度の調整をする

外出時

マスク着用による暑さ・蒸れの対策には、冷感・速乾などの夏用マスクを利用しましょう。

マスクを着用しているとマスク内の温度や湿度が上昇するため、汗や皮脂の量が増えます。

雑菌が繁殖しやすくなる可能性があるので外出から戻ったらシャワーを浴びるか、無理な場合は手洗いのついでに顔も洗ってお肌を清潔に保ちましょう。

屋外では頭部を守るため帽子や日傘を使用する
日陰を選んで歩く、遊ぶ時は日陰を利用する
飲み物を携帯しこまめに飲む
危険度が高いときは外出を控える

自分でもわかる体調の変化

自分でも気がつく熱中症の症状は以下のようなものがあります。もし熱中症のようなサインがあったときは、すぐに応急処置を行い、病院などの医療機関へ行きましょう。

熱中症予防 グッドライフシニア・頭痛や吐き気、倦怠感などがある
・食欲がない、胃もたれしやすい
・よくうたた寝している
・体がぐったりして力が入らない
・外出のとき息苦しいことがある、汗の量が減った
・汗のかきかたがおかしい(量が増えたり出ない)
・筋肉の痙攣(こむらがえりなど)がおこる
・尿の色が濃くなっている
・顔がほてる、皮膚が赤く乾いた状態

応急処置のポイント

室内の場合

冷凍庫に保冷剤や凍らせたペットボトルを常備しておく。動脈を冷やす(首、脇、足の内側の付け根)
服を緩めて下着の上から水をかけたり(霧吹きで吹きかける程度)、ぬれたタオルで水をつける
エアコンを強にして急速に室温を下げる

外出時の場合

声をかけて、意識の有無を確認する
衣服を緩める(シャツなどのすそや袖口、襟を広げる)
日陰を確保する
意識のある時は、補水をする
濡れハンカチなどで、動脈を冷やす(服がぬれるのを躊躇しない)
冷水を周囲にいる人に声をかけて水を運んでもらう。
涼しい場所へ移動する
衣服を脱がし、体を冷やして体温を下げる
塩分や水分を補給する

高齢の方は温度に対する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症にかかりやすいといわれています。ご本人および周囲の方は注意して熱中症の予防・対策をおこない、暑い時期を乗り切ってください!

熱中症同様に夏場、気を付けたいのが脱水症です。自覚症状もないまま、ご本人や周りの人も気づかない「かくれ脱水」に陥っている場合もあります。脱水症の症状や予防については、「かくれ脱水」に注意!脱水症の予防と水分補給のポイントを併せてごらんください。

(文:グッドライフシニア編集部 松尾)


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