北区の街情報｜路面電車や桜の名所、緑豊かな公園が魅力「歩きたくなるまち」（東京都）

東京都北区への移住・転居に役立つ街紹介

荒川をはさんで埼玉県と隣接する東京都北区。JR駅数は23区最多で都心への利便性が高い一方で、河川や公園、庭園など、自然豊かな癒しスポットが数多くあります。

交通利便性、自然、手厚い福祉に加え、孫との近居を望むシニアに最適な街。

今回はそんな北区についてご紹介します！
 

北区ってどんなところ？

東京都北区は23区の北部に位置する地域で、荒川区、足立区、板橋区、文京区、豊島区と隣接しています。人口は約34万人（平成28年1月1日現在）、面積は20.61㎢。23区のなかでは11番目の広さです。

区内には下町情緒あふれる十条や高級住宅地の西ヶ原、豊かな自然を堪能できる王子など、それぞれ違った表情を持つ地域があり、散策が楽しめます。

都心にもほどよく近いので、おでかけにも便利です。
 

JR駅数は23区最多！都心アクセス自慢の北区の交通事情

北区には8本の鉄道路線が通っています。

 
JRについては23区のなかでも最多の駅数を誇り、区外から来るにも都心へ出るにも、体への負担が少ない好条件の立地といえます。

「都電荒川線」は昔ながらの路面電車で、レトロな雰囲気。のんびり乗車して気の向くままに出かけるもよし、外から眺めて撮影するもよし。

ほかにも鉄道風景を楽しめるスポットとして、JR東日本の尾久車両センターや東京新幹線車両センターなどがあります。
 

北区のみどころ

飛鳥山公園

北区には桜の名所がいくつも存在しますが、なかでも毎年のようにテレビで中継されるのが飛鳥山公園。600本以上のソメイヨシノをはじめとして、薄緑色のウコン、濃いピンク色の関山とさまざまな種類の桜が咲き誇り、その様子はまさに桜花爛漫です。

飛鳥山では無料で利用できるモノレールも運行しており、坂道の昇降が楽なため、体力を気にせず安心して公園散策を楽しめます。

石神井川沿い遊歩道

こちらも桜の名所の一つ。河岸の桜並木を眺めながら散歩を楽しめる遊歩道です。ところどころにベンチも設置されているので、休憩場所も確保しやすいです。

毎年4月の第一日曜日には、健康づくりのきっかけとして「桜ウォーク」が開催されており、小さな子どもから高齢者まで、約2,000人が参加する人気イベントとなっています。

旧古河庭園

和洋が調和した、大正初期の原型を留める数少ない庭園です。
小高い丘の上には重厚な洋館がそびえ立ち、周辺には約90種類180株ものバラが植えられています。

5月頃に開催される「春のバラフェスティバル」では洋館と日本庭園がライトアップされ、ぐっと幻想的な雰囲気に。秋には紅葉も楽しむことができます。
 

北区への移住・転居に役立つ情報

北区への移住・転居を考えるうえでまず知っておきたいのは、暮らしに直結する家賃の相場です。赤羽・田端など交通の便が良い駅周辺は家賃が高めの傾向にありますが、北区全体としては都心の人気エリアと比べて住居費用を抑えやすい傾向にあります。

住居費用と利便性のバランスを取りながら、お気に入りの物件を見つけやすい地域です。

北区の平均家賃

子育てに役立つ情報が満載

北区の公式ホームページには、子育てに役立つ情報をまとめた「きたハピ」というサイトが設置されています。“子育てするなら北区が一番！”を合言葉に、子育て世帯が知りたい情報を目的別や子どもの年齢別に探せるようになっています。

「子育てについて相談したい」「子育て世帯のための手当や助成は？」「子どもの具合が悪いときは？」など、さまざまなニーズに合わせた情報が掲載されています。

孫との近居を応援！親元近居や高齢者の住み替えを応援

北区では、子育てに適した住環境の整備や親世帯との助け合いを推進するため、「親元近居助成」を行っています。これは、北区に居住している親元の近くに住宅を取得する子育て世帯に対し、登記簿登録にかかる費用の一部を助成するものです。

物件探しの際には、ぜひこの助成制度を活用できるエリアにも注目してみてください。

高齢者福祉も充実

おたっしゃ教室

区内在住の65歳以上の方が利用できる介護予防教室です。身体機能の維持・改善のため、筋力アップ体操やマシントレーニングに取り組みます。

高齢者あんしんセンター（地域包括支援センター）

高齢者が住み慣れた地域で生活を続けていけるよう、ケアマネジャーや社会福祉士、保健師、見守りコーディネーターなどが中心となって、総合的な支援を行っています。

また、区内の高齢者世帯が住み替えをしやすいよう、住み替えにかかる費用の一部を助成する制度もあります。

そのほかの福祉サービス

福祉サービスはこのほかにも幅広く用意されています。詳細は区の公式ホームページを確認してください。

【東京23区の福祉情報】　日本の福祉制度は全国で共通するものではなく、各自治体によって利用できるサービスに違いがあります。その違いを分かりやすくエリア別にまとめました。2021年5月21日

北区でシニアにおすすめの住まい

北区で高齢者向け住宅への居住を検討されている方には、バリアフリー設計で、緊急駆けつけサービスなどがついたシニア向け賃貸住宅をおすすめしています。

物件によっては、安否確認やコンシェルジュによる生活相談サービスなども実施し、暮らしの安全水準向上に努めています。

近年は、子ども世代による親の「呼び寄せ」や「近居」などの生活スタイルにも適応していることから、需要の高まりが予想される高齢者専用の賃貸住宅です。

住まいの情報

北区MAP

いかがでしたか？JR駅数最多で都心アクセス抜群、さらにお孫さんとの近居を助成する北区の街紹介でした。

ほかにも東京をはじめとする首都圏には、個性と魅力を持つ街がたくさんあります。

交通・商業施設・観光・福祉サービスなど、それぞれの特色を知って、ご自分に合った暮らしの場所を見つけてみませんか？

⇒移住・転居に役立つ「首都圏の街情報」（エリア一覧）

文：熊戸まこ（ライター）
学習院大学法学部政治学科卒業。IT企業に3年間勤め、退職後はライターとして高齢者の介護や福祉、健康分野の記事を執筆しています。
福祉分野の専門性を高めるため、現在は介護施設で働きながら社会福祉士の国家試験に向けて養成施設で学んでいます。

タグ: 街情報, 北区, シニア向け街紹介