4月12日から、65歳以上の高齢者およそ3600万人を対象に新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まりました。初日は、全国の少なくともおよそ120か所で接種が行われる予定です。
いまだワクチンがいきわたらず、また、いつ接種できるか分からない、接種に関する情報量の少なさ、ワクチンの安全性などに不安を感じている方が多いのが現状です。
シニア世代の日常生活における新型コロナウイルス感染症の影響はどうなっているのでしょうか?
シニアマーケティングに役立つ情報を提供するポータルサイト『シニアライフ総研®』が行った、コロナ禍シニアの行動変化の調査結果をご紹介します。
※介護サポートなどを必要としない健康な55歳以上の約890人を対象に行われたインターネット調査。
コロナ禍でのお金について、上がったもの上位は「自宅での食費」「光熱費」「生活必需品の購入費」、下がったものは「外食費」「交通費」「衣服費」と続いており、外出自粛に直結する項目の変化が大きく見られ、男性よりも女性の方がお金の変化に敏感な傾向にあります。
コロナ禍でシニア層の90%に意識・行動変容があり、顕著なのは衛生面。しかし、前回調査(2020年5月調査実施)では「外出をほとんどしなくなった」と48%が答えたのに対し、今回調査では28%と大きく減少しており、外出自粛の意識が薄れているようです。
1. 新型コロナウイルスに対するワクチン接種について (複数回答)
新型コロナワクチンについて接種順位の高い65歳以上に聞いたところ、「ワクチン接種をするつもりであるが、いつ接種できるのかの予定がよく分からない状態である。」が72%と最も多く、「ワクチン接種をしたいとは思っているが、リスクが良く分からなくて不安である。」17%、「ワクチン接種をするつもりであるが、どこに問合せして良いのか(どこから案内が来るのか)分からない状態である。」11%と続いており、ワクチン接種に関する情報が行き届いていないことがうかがえる。
また、男女別で見ると、男性は「ワクチン接種をするつもりであるが、いつ接種できるのかの予定がよく分からない状態である。」が女性よりも14ポイント高くなっていることから情報量の少なさを感じる傾向が女性より強い。女性は、「有効性や安全性に不安要素が多く、現時点ではワクチン接種はしないつもりである。」、「海外製(海外開発)のワクチンでは、自分には合わないのではないかと心配である。」、「もう少しワクチン接種の実績数が増えてから、接種するかを検討したい。」が男性の約2~3倍の数値となっており、男性よりもワクチン接種にネガティブであり、安全性や実績の少なさによる不安が男性より強い傾向にある。
2. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響による使うお金の変化について (単独回答)
上がったものの上位は「自宅での食費」35%、「光熱費」28%、「生活必需品の購入費」11%と続いており、下がったものの上位は「外食費」59%、「交通費(ガソリン代・公共交通機関の運賃など)」33%、「衣服費」28%と続いていることから、外出自粛に直結する項目の変化が大きく見られる。
男女別で見ると、「衣服費」に大きな差異が見られ、女性は男性の2倍以上の40%が下がったと回答している。また女性は、男性よりもお金の変化に敏感な傾向にある。
3. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「意識や行動」について変化があったもの (複数回答)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の90%が「意識や行動」に変化があったとして、中でも「外出時にマスクの装着を欠かさなくなった」81%、「手洗い・うがいなどを、こまめにするようになった」74%、「外出をほとんどしなくなった」28%と続く。これは前回調査の上位3項目と同様であるが、「外出をほとんどしなくなった」について、2020年6月は48%であったのに対し、2021年4月は28%と20ポイントも減少していることから、外出自粛の意識が薄れていることが分かる。
4. 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間が増えたもの」(複数回答)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の65%に自身が行う「時間が増えたもの」があり、前回調査と比較すると9ポイント減少しており、コロナ禍前の生活に多少戻っている傾向にある。中でも上位は「TVの視聴時間」38%、「PCによるインターネットの利用時間」36%、「スマホなどのモバイル端末によるインターネットの利用時間」18%となっており、いずれも前回調査の数値を下回っている。
5.新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、「時間や機会が減ったもの」(複数回答)
新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、シニア層の82%に自身が行う「時間や機会が減ったもの」があり、挙げられたのは「外食・食事会」58%、「旅行・レジャー」54%、「友人・知人との交流」41%と続く。これらの傾向は女性が牽引しており、中でも「友人・知人との交流」については男性と20ポイント差、「外食・食事会」は11ポイント差となっており、いずれも交流にまつわる項目の男女差が顕著である。
以上、シニア世代が新型コロナ感染症のワクチン接種についてどのように感じ、また生活に変化が生じたかのアンケート結果のご紹介でした。
ワクチン接種についての詳細は、厚生労働省「接種についてのお知らせ」でご確認いただけます。
(グッドライフシニア編集部)
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