高齢者の健康には口腔ケアが大切!
虫歯は歯の成長が未成熟な子どもがなりやすいもの。近年、そんな常識が変わりつつあることはご存知でしょうか?
最近では保護者の意識の高まりにより、子どもたちの口内環境に改善が見られるようになりました。
そこで、特に虫歯に気をつけなければいけないのが高齢者。
なぜなら加齢による身体の衰えは、何も足腰や視力の低下だけではなく、虫歯のリスクも増加させるからです。
そもそも虫歯は、歯垢の中の細菌が糖を材料に酸を作り、その酸が歯の表面を溶かして、歯髄(神経)へと進んでいくところから始まります。
加齢が原因で歯のエナメル質が減少したり、エナメル質に覆われていない歯根の露出により、高齢者は虫歯リスクが高くなります。
また、糖尿病や高血圧といいた慢性の病気も、虫歯をもたらす一因と言われ、薬の常用も虫歯の原因になります。
さらに、飲食物や唾液といっしょに虫歯の菌も誤嚥しやすいので、誤嚥性肺炎の危険性も高まります。
このように、高齢者は虫歯にならないためにも日々のケアがとても重要となってきます。
西千葉駅の「坂口歯科医院」院長の坂口 豊(さかぐちゆたか)先生に教えていただいた、高齢者の虫歯ケアについてご紹介します。
詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
■70歳から虫歯急増!歯の数を減らさない7つのお口ケア
2.高齢者にとってインプラントはどうなの?
中年以降、歯周病によって歯がぐらつき、抜歯をすることも増えてくるかもしれません。以前はブリッジや入れ歯といった治療方法が取られてきましたが、現在人気なのは「インプラント」です。
インプラントとは「体に埋め込まれる器具」の総称であり、失った歯根の代わりにチタンやチタン合金のネジ状の人工歯根を埋め込み、その上に歯の形をした冠をかぶせるのが一般的な治療法です
入れ歯のような取り外しが不要で、見た目もきれい。がたつきもなく噛みやすい利点があります。
しかし、インプラントを入れる際にはお金やアフターケアなど、いくつか「覚悟」が必要なポイントがあるのもまた事実。
インプラントに興味のある方は、「治療を受ける際の心得について」、坂口先生にお話しを伺った記事をご覧ください。
■【歯科医監修】気になるインプラントいくらかかる?アフターケアも大切!
美しい口元は美味しい食事や楽しい会話の源。歯の数を減らさないためには口内環境のケアも欠かせませんよね!
(グッドライフシニア編集部)
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