
荷物の搬出・搬入が無事に終わっても、旧居の掃除や不用品の処分、ライフラインなどの手続きが残っています。また、持ち家か賃貸住宅か、持ち家を売却するか残すかによっても、旧居を離れる際に必要な確認や対応は異なります。
この記事では、旧居の掃除やゴミの処分をはじめ、持ち家を売却・管理する際の確認事項、賃貸住宅の原状回復や退去立ち会い、旧居を離れる前の最終確認について解説します。
引越しの準備や当日の流れについては、こちらの記事もあわせてご覧ください。
⇒ シニアの引越し準備|スケジュール・費用・荷造り・業者選びのポイント
⇒ シニアの引越し当日|流れ・持ち物・安全に進めるポイント
旧居の掃除は「引越し完了」の大切な仕上げ
無事に荷物が新居に届いても、引っ越しはまだ完了していません。意外と負担になりやすいのが、旧居の掃除です。
大きな家具や電化製品を動かした後、埃や汚れが溜まっていて、特に洗濯機パンやキッチン、洗面所などは汚れが目立ちます。
また、賃貸物件を退去する際は、ある程度きれいにしておかないと、原状回復費用がかかる場合があります。
引越し当日は作業が多いため、すべての掃除を終わらせるのは難しいことがあります。引越し当日にすべて終わらせようとせず、翌日に掃除を回すのも一つの方法です。翌日であれば、十分な時間を確保でき、丁寧に掃除することができます。
その場合、引越し後も数日間、旧居の水道を使える状態にしておくと便利です。
旧居のゴミはどうしたらいい?
引越し当日がゴミ収集日でない場合や、自治体の回収に間に合わない場合、以下の方法を検討します。
引越し業者に依頼する
一部の引越し業者では、ゴミの引き取りや処分をオプションとして提供しています。追加料金が発生することがありますが、大量のゴミを効率的に処理できます。
引越し先で捨てる
新居の地域でゴミ出しを行うことも可能です。ただし、引越し前にその自治体のルールを確認し、分別方法や収集日を把握しておきましょう。
旧居を離れる前に確認したい持ち家・賃貸のポイント
旧居の引き渡しでは、持ち家か賃貸かによって確認する内容が異なります。持ち家を売却する場合は、買主へ引き継ぐ設備や書類をそろえ、契約内容に沿って引き渡す準備が必要です。賃貸住宅の場合は、室内の状態を確認し、原状回復や退去立ち会いに備えましょう。
持ち家の場合|売却・引き渡し前の確認
家の広さや維持管理が負担になったことをきっかけに、持ち家を売却し、管理しやすいマンションやシニア向け賃貸住宅へ住み替える人も増えています。
持ち家や分譲マンションを売却する場合は、売買契約で定められた状態で物件を引き渡す必要があります。室内や収納、物置などに私物や不用品が残っていないか確認し、必要に応じて早めに整理・処分を進めましょう。
また、エアコンや照明、給湯器など、買主へ引き継ぐ設備がある場合は、故障や不具合の有無を確認しておくことも大切です。鍵や取扱説明書、設備の保証書、マンションの場合は管理規約なども事前にそろえておくと、引き渡しがスムーズに進みます。
売却時の条件や残置物、設備の扱いは売買契約によって異なります。不明な点は、仲介を担当する不動産会社に確認しましょう。
賃貸の場合|原状回復と退去立ち会い
賃貸住宅を退去する場合は、原状回復や退去立ち会いの流れを知っておくと安心です。
通常の使用による経年変化や通常損耗は、原則として借主の負担にはなりません。一方、故意や過失、手入れ不足による汚れや破損は、借主が修繕費用を負担する場合があります。
キッチンの油汚れ、壁のタバコのヤニ汚れ、床の目立つ傷や汚れがある場合は、修繕費用を負担する可能性があります。特に目に付きやすい箇所の汚れを落としておくと、費用を抑えることができる場合があります。
なお、契約書に「退去時のハウスクリーニング代は借主負担とする」と記載されている場合があります。このような特約があると、どんなにキレイに掃除をしていても、業者による清掃費用を請求されることがあります。
不明な場合は不動産会社か管理会社に確認しましょう。ハウスクリーニングの一般的な相場は、ワンルーム〜1Kで 1万5,000円〜3万円程度 が目安とされていますが、部屋の広さや契約内容によって異なります。不明な点がある場合は、不動産会社や管理会社に確認しましょう。
部屋を引き渡すための最終確認
忘れ物の確認
押入れや戸棚、洗面台の下、冷蔵庫の裏などに忘れ物がないかチェックしましょう。
設備の最終確認
・ガスの元栓が閉まっているか
・電気のブレーカーが落ちているか
・水道の元栓が閉まっているか
・照明やエアコンなどが正常に作動するか
鍵の返却準備
鍵の本数を確認し、スペアキーを含めてすべてそろっているかチェックしましょう。
掃除が終わったら、あらかじめ決めておいた退去立ち合いの日を迎えます。立ち合いは、管理会社や大家さんの担当者と一緒に部屋の状態を確認する大切な手続きです。
通常は、引越し当日か、掃除を終えた数日後に行われます。
立ち合いでは、壁や床の傷、設備の汚れや破損などを確認し、必要に応じて修繕箇所を相談します。問題がなければ、その場で鍵を返却して退去完了です。
旧居を離れる前の忘れがちな項目を確認
持ち家・賃貸住宅のどちらの場合も、旧居を離れる前に、ライフラインや各種サービスの手続きが済んでいるか確認しましょう。
- 電気・ガス・水道の停止・継続に必要な手続きは済んでいますか?
- 粗大ごみや不用品の撤去・回収は終わっていますか?
- 郵便局へ転居届を提出しましたか?
- 通販の定期便や各種会員サービスの住所変更は済んでいますか?
- インターネットや固定電話、新聞などの移転・解約手続きは済んでいますか?
旧居の掃除や不用品の処分、各種手続きを早めに進め、持ち家・賃貸住宅それぞれに必要な確認を済ませておきましょう。時間に余裕をもって準備することで、旧居に関する作業をスムーズに終え、気持ちよく新生活をスタートできます。
引越しに伴う主な手続きと注意点については、こちらの記事を参考にしてください。
⇒ シニアの引越し手続きガイド|必要な役所の手続きと注意点
(グッドライフシニア編集部)
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