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いざとういう時のために!高齢者に必要な災害への備えと対処

防災

地震や台風など、日本は災害の多い国です。

災害が起きるとライフラインが絶たれ、避難所生活を余儀なくされる可能性も…。特に高齢者の場合は、体調などの面で避難所生活の負担が大きいので、日ごろの備えが大切になります。

しかし、備えといっても「何を準備すればよいのか分からない」という方も多いのではないでしょうか。この記事では、高齢者に必要な災害への備えと対処について解説します。

 

高齢者の避難所生活のここが大変

高齢者の場合、若者に比べて体力が少なく、持病がある場合も少なくありません。避難所生活で大変な点をいくつかご紹介します。

避難所で配られる食料は、乾パンやクッキーなどの高齢者にとっては食べにくい、堅いものも多くあります。アルファ米などの柔らかい食料を用意しておくと安心です。また、糖尿病や高血圧などの持病がある場合は、糖尿病患者向け、または減塩の非常食を用意しておくとよいでしょう。

また、体温調節機能は加齢とともに低下するので、ブランケットやひざ掛けなども必要です。

認知症のある場合は、環境の変化に戸惑うことが多く、通常の避難所で生活できるのは3日程度だといわれています。なるべく早く、適切な配慮が受けられる福祉避難所へ二次避難するのをおすすめします。
 

常備薬など忘れたら大変!高齢者におすすめの防災グッズ

常備薬持病がある場合は、いざという時のためにしっかり薬を用意しておきましょう。普段から1~2回分の薬を持ち歩き、防災袋にも数日分入れておくと安心です。
環境の変化やストレスにより、病状が悪化する可能性もあるので、発作や症状が起きた時に飲むとんぷく薬も、準備しておきましょう。

また、避難生活で老眼鏡を手に入れるのは難しいので、老眼鏡は普段から持ち歩くようにし、防災袋にも一つ入れておくのをおすすめします。

その他、入れ歯洗浄シートや歯磨きシート、ノンアルコール・無香料のウェットティッシュなども必要です。おむつや杖は普段使用していなくても、防災袋に入れておくのをおすすめします。
 

離れて暮らす子どもが親のためにできること

核家族化が進む現在、高齢の親と離れて暮らしているとう方も多いのではないでしょうか。特に、災害時などの非常時を考えると、何かと心配だと思います。いざというときのために、子どもができる対策をご紹介します。

一番大切なのは、周囲の人と良好な関係を築くことです。離れて暮らしていると、災害時にすぐに駆け付けるのは難しいもの。近隣の人たちのサポートが得られるように、帰省時に親と一緒にあいさつに回るなど、積極的にコミュニケーションをとりましょう。
高齢者は災害時に上手く意思を伝えられないケースも多いので、近所の方に災害時に協力して欲しいことを伝えておくのもおすすめです。

また、一緒に自治体の防災訓練に参加して、シミュレーションをしてみるのも方法の一つです。

介護保険に加入している場合は、ケアマネージャーと相談して、災害時の対応などを確認しておくとよいでしょう。本人の状態に合わせて、適切な避難の仕方と必要な支援を把握しておくことで、災害時にスムーズに避難できます。
 

高齢者の一人暮らしはやっぱり心配…近居&同居のすすめ

近居で暮らす家族高齢者の防災準備についてご紹介してきましたが、高齢者は避難に時間がかかるものです。

河川や山の側に住んでいる場合、台風や地震のことを考えると、不安は尽きません。特に一人暮らしの場合、頼る人がいないので、より不安は大きくなります。

近年、災害への備えを視野に入れ、高齢者が都心部に住む子どもと同居したり、近くに引っ越したりするケースが増えています。
実際に東日本大震災の後には、地方で一人暮らしをしていた高齢者が東京の子どもと同居を始めたという話も聞きます。万が一に備えて、近居や同居を検討してみてはいかがでしょうか。

また、鉄筋コンクリートでできたマンションは木造の一戸建てよりも、耐火性・耐震性に優れているケースが多いといわれています。そういった意味でも、地方の一戸建てから子どもの住むマンション、あるいは子どもの近所のマンションに転居するのは、有効な災害対策といえるでしょう。

(グッドライフシニア編集部 ライター川瀬ゆう)


 

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