家族のように同じ時間を共有してきたペットとの生活を「この先も守っていきたい」と思う飼い主さんは多いでしょう。
しかし、歳を重ねることによって、この先のペットとの暮らしに不安を感じるものですよね。
老後は子供も巣立ち、人によっては配偶者が他界されている場合もあり、そんなとき側にいてくれるペットは何にも変え難い大事な存在。
今回は老後のペットとの暮らしについてフォーカスしてみましょう。
1.ペットと暮らせる老人ホームは少ない
ペットと暮らせる有料老人ホームは、全国的にまだ多くはありません。たとえあったとしても制約があったり、自室で飼育するにもゲージに入れることが必要だったりします。
人間の性格がそれぞれのように、ペットの性格もそれぞれです。他の犬と一緒に暮らすことが難しい性格のペットもいます。お散歩やふんの始末など、自分とペットが入居できはいいけど不安なことも多くありますよね。
自分より大切な存在とも言えるペットのことを考えると、たとえ「ペットと暮らせる」と謳っている老人ホームでも入居に踏み切りづらいのが現実でしょう。
2.ペット可の老人ホームでは満足できないのが愛犬家
長くペットと暮らしてきた人ほど、老人ホームでの暮らしは満足できないものになるでしょう。そのわけを3つほど紹介します。
自分でお散歩に行きたい!
大型犬となれば、ボランティアさんやスタッフが数十分のお散歩に連れて行ってくれるくらいでは足りません。また、狭い部屋で飼育するのにも不安が残ります。それに大好きな愛犬だからこそ、本当は飼い主である自分が「お散歩に連れてってあげたい」と思うのは普通の感情です。
ペットの物は自分で選びたい
ペットは我が子同然のような存在ですし、これまでの生活からペットのことを一番理解しているのは飼い主さんです。老人ホームの方に代行で買い物を頼むより、自由に自分で選びたいのが本音なはず。ペットの通院に付き添ったり、必要物品を揃えたりと買い物に自由に出られる環境がないと、一緒に住んでいても安心できないのが本音のところです。
ペットとの時間を大切にしたい
自分の我が子のような存在のペットを、誰かに撫でられたり「可愛いね!」と褒めてもらうことが目的ではなく、飼い主さん自体が本当に家族のように寄り添っていたいもの。しかし、共同生活の老人ホームとなれば、そこに無理が生じてしまいます。お風呂の時間や食事の時間が決まっているために、それに合わせる必要があるからです。また鳴き声や匂いなど、他の人に気を遣う一面もでてきてしまいます。
3.ペットとの暮らしが楽しめる!ペット共生型シニア向け賃貸
ペットのお世話を自分でするのが困難な方はペット可の有料老人ホームを検討するのがよいでしょう。
しかし、まだまだ元気で自分でお散歩もお世話もできる、でも何かあった時のサポートもあるのがよい。そんな方にはペット共生型のサ高住や高齢者向け賃貸をおすすめします。
ペット共生型のシニア向け賃貸なら一般的なマンションと同じなので、自室で気兼ねなくペットを飼うことができます。
ペットの荷物も安心して持ってこれる
有料老人ホームとなると、自分のプライベートな空間が狭くなりがちです。車椅子での生活となれば、自分の導線も広く確保したいもの。そんなときに大事なペットのお世話用品を収納する場所が意外と限られたりします。
しかし、シニア向け賃貸なら自分のプライベートエリアを広く確保することができるので、ペットグッズの置き場所に頭を悩ませることが少なくなるでしょう。
ペットのために長いあいだ外出するのは嫌なシニアにも!
歳を重ねると、何かと病院などで外出をする機会が増えるものです。病院や買い出しに出向くのに、交通の便が悪い場所に居住していれば尚のこと時間がかかるものです。
アクティブシニアが対象のシニア向け賃貸なら、駅から徒歩圏のアクセスが良い立地にあるので、お出かけも楽々。家で待つペットに寂しいを思いをさせることも少ないでしょう。
ペットと暮らせる共生型【サ高住・高齢者賃貸】物件リスト(首都圏)
快適な暮らしを支えるきめ細やかなサービスの整った住まいで、愛するペットと一緒に理想のセカンドライフを考えてみませんか?2021年11月21日
これまで一緒の時間を共有してきたペットとの暮らしを簡単に諦めるのは困難なはず。シニア向け賃貸を検討することで、ペットと暮らす明るい未来を想像することができます。
自分ばかりが満足するのではなく、一番の友人であり家族であるペットの快適な毎日も守ってあげたいのが飼い主心というものですよね。
今後のペットとの暮らしを「さらに安心で快適なものにしたい」と思ったら、まずはシニア向け賃貸の存在を思い出していただきたいと思います。
■旭化成「ヘーベルVillage」、その魅力とは?
■首都圏の「ヘーベルVillage」一覧ページ2021年11月23日
幼少期から介護士に憧れる。10代で早めに出産を終え、介護士として有料老人ホームを軸に幅広い経験を積む。「もっと多くのシニアの幸せをお手伝いしたい」という思いを持ち、介護士をしていたからこそ分かる介護やシニアの実際の生活にコミットしたコラムを発信している。
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