
東京都荒川区への移住・転居に役立つ街紹介
下町ならではの「お節介なほどの温かさ」が残る荒川区は、商店街の活気と暮らしやすさが魅力のエリアです。
古き良き情緒を残しつつ、医療や福祉、子育て支援など生活の安心を追求し、新たな街づくりにも積極的に取り組んでいます。三世代の近居・同居を後押しする制度や、健康づくりをテーマにした施策も整い、世代を問わず“長く暮らしやすい街”として選ばれています。
今回は、そんな新旧の良さが溶け合う荒川区の魅力についてご紹介します!
荒川区ってどんな街?
荒川区は東京都の北東部に位置する特別区で、人口約22.5万人(225,027人)、面積10.16㎢(令和7年12月1日現在)。23区の中では小規模ながら、平坦な地形に住宅地・商店街・下町文化がコンパクトにまとまった、シニアにも歩きやすく暮らしやすい街です。
かつては荒川沿いの水利を活かして工場が多く集まり、産業の街として発展してきました。現在はその工場跡地を活用した再開発により、バリアフリー化されたマンションや公園の整備が進行中。
一方で、都内で唯一残る路面電車「東京さくらトラム(都電荒川線)」、活気ある商店街も多く、伝統工芸など、下町情緒が豊かに残り、「新しい利便性」と「昔ながらの地域の温かさ」が共存するエリアとして人気です。
都心や成田空港へのアクセスも抜群
荒川区ではJR山手線や京浜東北線、常磐線(上野東京ライン)のほか、東京さくらトラム(都電荒川線)や日暮里・舎人ライナー、東京メトロ千代田線・日比谷線、京成本線など、さまざまな路線を利用することができます。
なかでも、南千住駅を通るつくばエクスプレスは、わずか8分程度で秋葉原駅まで直結。また、日暮里駅から利用できる京成スカイライナーは成田空港まで最短36分で結んでおり、旅行や遠方への帰省の際も非常にスムーズです。
荒川区のエリア分け
荒川区はエリアごとに街の雰囲気や便利さが少しずつ異なります。住まい選びの参考に、大きく分けると以下の3つのエリアに分けられます。
① 西側:日暮里・西日暮里エリア
- アクセス重視の街(乗り換え拠点になりやすい)
- 駅周辺は買い物・外食が便利
- 少し歩くと落ち着いた住宅街が広がる
② 中央:町屋・三河島・荒川エリア
- 日常の暮らしの中心になりやすいエリア
- 商店街が多く、普段の買い物がしやすい
- 下町らしい雰囲気を感じやすい
③ 東側:南千住・三ノ輪・尾久エリア
- 下町の空気感と再開発が混ざるエリア
- 南千住は新しい住環境(マンション・整備された街並み)も多い
- 都電(東京さくらトラム)や公園の話題を入れやすい
荒川区のみどころ
東京さくらトラム(都電荒川線)とバラ

昭和40年代に多くが廃止された都電の中で、唯一残されたのが「東京さくらトラム(都電荒川線)」です。
三ノ輪橋から早稲田までの約12kmを走り、今も区民の大切な足として親しまれています。 沿線には約140種1万3,000株ものバラが植えられており、春(5〜6月)と秋(10〜11月)には、車窓から色とりどりのバラを楽しむことができます。
あらかわ遊園
23区唯一の公営遊園地で、2022年のリニューアルにより全園バリアフリー化されました。大型の観覧車からは隅田川やスカイツリーを一望でき、動物とのふれあい広場や釣り堀も併設しています。
荒川自然公園
「日本の都市公園100選」にも選ばれた、緑豊かな公園です。三河島水再生センターの人口地盤上に造られており、池やアスレチック、交通園などがあります。 春には桜、夏にはトンボ観察など、四季折々の自然を感じながらのウォーキングは、シニア世代の健康づくりに欠かせない日課となるでしょう。
荒川区の移住・転居に役立つ情報
荒川区の家賃相場
荒川区の家賃相場は、23区内では比較的手頃ですが、交通利便性の高い駅周辺では上昇傾向にあります。
荒川区の家賃相場(目安)
| 1R | 9.1万円 |
| 1K | 10.1万円 |
| 1DK~1LDK | 12.4~17.1万円 |
| 2DK~2LDK | 16.3~23.0万円 |
魅力の多い荒川区ですが、実際に住み替える際には知っておきたいポイントがあります。荒川区は古い街並みが残る分、エリアによっては道が細く、入り組んでいる場所があります。
シニア世代にとっては、「タクシーが家の前まで入ってこられるか」「夜道の街灯は十分か」が非常に重要です。
また、家賃を抑えるために築年数の古い2DKなどを選ぶ際は、段差の有無や断熱性能を必ず内見で確認しましょう。南千住など最新の再開発エリアはバリアフリーが徹底されていますが、下町エリアを選ぶなら「歩きやすさ」を実地で確かめるのが、後悔しないコツです。
荒川区でシニアにおすすめの住まい
荒川区でシニア向け住宅への居住を検討されている方には、バリアフリー設計で、緊急駆けつけサービスなどがついた賃貸住宅をおすすめしています。
物件によっては、安否確認やコンシェルジュによる生活相談サービスなども実施し、暮らしの安全水準向上に努めています。
近年は、子ども世代による親の「呼び寄せ」や「近居」などの生活スタイルにも適応していることから、需要の高まりが予想されるシニア専用の賃貸住宅です。
おすすめシニア向け賃貸・サ高住
| 物件名 | 所在地 | 種別 |
|---|---|---|
| ヘーベルVillage熊野前~フィデリオ~ | 東尾久八丁目 | シニア向け賃貸 |
| ヘーベルVillage三河島~Nagura Medics Bldg.~ | 荒川三丁目 | シニア向け賃貸 |
| ヘーベルVillage町屋 | 荒川六丁目 | シニア向け賃貸 |
| ヘーベルVillage西尾久8丁目 | 西尾久八丁目 | シニア向け賃貸 |
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シニア向けのサービス・支援
荒川区では、シニア世代への支援が非常に手厚いのが特徴です。
高齢者世帯住み替え家賃等助成事業
住環境の改善や立ち退きが必要な70歳以上のシニアを支援する制度です。新耐震基準を満たさない古い家や狭い家から、安全な住宅へ移る際の家賃差額を月額最大4万円補助。さらに礼金、仲介手数料、引越し代(最大4万円)も助成対象となり、転居の経済的負担を大きく軽減してくれます。
安心のみまもり体制
「緊急通報システム」の設置や、郵便局員・ガス検針員と連携した「地域見守りネットワーク」が構築されており、一人暮らしの方も安心して過ごせます。
荒川ころばん体操(荒川版転倒予防体操)
「荒川ころばん体操」は、東京都立大学と共同開発された転倒・寝たきり予防のための無料体操です。筋力や柔軟性、バランス能力の向上に加え、脳の活性化も期待できます。区内600カ所以上で実施されていて、事前予約なしで参加できる手軽さが魅力です。
また、荒川区は、人口当たりの診療所数が23区内でも多く、かかりつけ医を見つけやすいのが大きな安心材料です。特に南千住周辺には大型の医療モールがあり、日暮里・西日暮里エリアからも「東京女子医科大学附属足立医療センター」などの高度医療機関へのアクセスが良好です。
荒川区MAP
いかがでしたか?
老後の住まい選びでは、街の雰囲気だけでなく、医療・交通・買い物環境なども重要なポイントになります。
他のエリアと比較しながら探したい方は、こちらの一覧ページも参考にしてみてください。
文:熊戸まこ(ライター)学習院大学法学部政治学科卒業。IT企業に3年間勤め、退職後はライターとして高齢者の介護や福祉、健康分野の記事を執筆しています。
福祉分野の専門性を高めるため、現在は介護施設で働きながら社会福祉士の国家試験に向けて養成施設で学んでいます。
・高齢者向け賃貸住宅とは?
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