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【みんなの体験談】親の施設探し「いつ決断した?」「きっかけは?」

親の施設探し

親の施設探し「決断した」理由トップ3は?

誰もが慣れ親しんだ「わが家」にいつまでも住みたいと思うものです。

しかし子世帯からすると、親の高年齢化が進むにつれ不安や心配もふくらみ、やがて「できれば安心できる老人ホームや施設に居してほしい」と考えるようになります。

漠然と「そろそろかな」と思いつつ、実際に親の施設探しを始めよう、本格的に行動しようと決断したのは何かきっかけがあったのでしょうか?

今回は親の施設探しにおける「決断のタイミング」について取材しました。

親の施設探し「決断した」理由トップ3は以下の通りでした。

  1. トイレ・排泄が不自由になったとき
  2. 介護の限界を感じたとき
  3. 周囲から親の行動に関して言われたとき

皆さんがどのように「決断をした」のか、さまざまなリアルな声をご紹介します。
 

①トイレがひとりでできなくなると「介護」がリアルに迫る

A・Tさん
母から「父親が夜はトイレまで行けず、オムツをすすめたが嫌がる」と相談された時。遠方に住んでいるので手伝いにも行けないし、排泄ができなくなってからの老老介護は無理だと判断して本格的に老人ホーム探しを始めました。

 

N・Oさん
トイレがひとりでできないようになると、介護を担っていた妻の負担が大幅に増え、ヘルパーさんやデイケアを利用していても難しいなと感じた。また私自身も「ついに親父もオムツか」という思いもあり、このタイミングで施設入居を決断した

 

U・Wさん
トイレができなくなったら、そこから状況が良くなるとは考えづらく、スピードの差はあってもいずれ本格的な介護が必要になります。過去にヘルパーとして働いていた時期があり、「同居介護は施設入居のタイミングがわからなくなってしまう、そのうちに介護する側が倒れてしまう」ケースを見てきたので、うちで介護するとなった時点で「トイレができなくなったら」施設入居のタイミングと決めていました。

 

②「このままでは共倒れ」介護に限界を感じた時

T・Fさん
二世帯住宅で妻と未婚で同居していた次女(当時25歳)が私の父の世話をしてくれていました。しかし次女が結婚した後は妻ひとりの負担が増え、腰痛を訴え、さらには年中頭痛にも悩まされるようになり、軽いうつ病のような症状になりました。娘ふたりにも「もういい加減、お母さんを介護から解放してあげて」と言われ、父の老人ホーム入居を決意しました。

 

E・Sさん
要介護4の父をずっと見てきた母が急逝し、その後、ひとり娘である私が毎日実家に通い介護してきました。しかし要介護4ともなると、ほぼ終日誰かが家にいないと生活がなりたちません。夫に「自分たちの生活も大切」と言われ、ケアマネジャーとも相談し施設入居の手続きを進めました。

 

A・Iさん
76歳の義母が83歳でなかば寝たきりの義父を見ていました。義母はたいへんパワフルで元気な人ですが、やはり年を追うごとに辛そうな表情を見せるようになり、口数まで少なくなり「老老介護の限界」を感じました。夫が妹を呼び出し、ふたりで話し合ったのがきっかけとなり「まだ大丈夫、お父さんは私が見る」という義母を説得し施設入居の運びとなりました

 

実際に介護している本人は、「もう介護は限界、無理」と言い出せないことがあります。

あるいはもはや大変さもわからなくなってしまっている場合もあり、他の身内が「サービスが整った施設に入るほうがいい」と決断するケースも多く見受けられます。
 

③周囲から親の行動に関して言われたとき

Y・Oさん
実家の近くで店を継いだ同級生から「お前んとこの親父さん、同じものを1日に何度も買いにくる。大丈夫か?」と連絡をもらい、あわてて様子を見に行った。状況的に帰省ができなかった2年間でひとり暮らしの親は一気に老けてしまったようで、火の始末なども不安が残ったので、すぐに施設入居に踏み切った。

 

K・Nさん
遠方に住んでいるけど1日おきくらいに電話をし、80代の父と母の様子を確認はしていました。しかし、町会長さんから「真冬なのにサンダルでうろうろ歩いて、おまわりさんに付き添われて帰宅したり、長老会にも来なくなったので心配している」と言われて驚きました。電話で話している分には普通でも、少しずつ老化の現象は現れていたのだと思います。同居は無理なので夫婦で入れる近くの施設を探すことになりましたが、「介護についても考えなくては」と思いつつ何もしてこなかったので焦りました。

 

N・Mさん
私は結婚し東京住まいですが、当時、要介護1の母は東北でひとり暮らしをしていました。ヘルパーさんが訪問し、母と一緒に買物に行ってくれたり、家事の手伝いをしてくれており、しっかりはしていたのですがなにぶんにも遠いため、そうそう様子を見にはいけません。そこでケアマネジャーとヘルパーさんに「状況が進んだり、在宅がそろそろ難しいと思ったら連絡してほしい」とお願いしました。1年半ほど過ぎた頃に要介護2となり「ひとりで食事するのは難しい」と言われ、この時点で施設入居を決断しました。

 

遠方に両親がいる、あるいはそばにいてもなかなか会えない、さまざまな事情から親の状況がわからないこともあるでしょう。

この場合には、親の近くにいる人から「どうも様子がおかしいよ」と知らされ、初めて介護の必要性を感じて行動を起こしたというケースもよくあります
 

その他のケース

N・Yさん
料理好きだった母が、コンビニのお弁当や菓子パンですませるようになったと知った時。近くの高齢者向け賃貸マンションに呼び寄せ、なるべく夕飯を一緒にとるようにした。同居(いずれ介護となるだろうし)は厳しいが、ちょうどよい距離感で早めに決断してよかったと思っている。

 

H・Wさん
鍋ややかんを焦がしたことが何度か続いていたと、帰省したときになにげなく聞いてわかった。火の始末は本人だけの問題ではなく、思っている以上に危険だと思い、これをきっかけに本格的に親の介護問題について考え、半年後には施設入居を実際に進めた。

 

M・Rさん
ひとり暮らしの父のもとへ、時々様子を見に通っていたが、急に痩せたので気になっていた。冷蔵庫はいつ見てもからっぽで、外出も面倒くさがって、週に2回来てもらっているヘルパーさんが用意してくれる惣菜だけを食べていたよう。毎日ヘルパーさんに来てもらうのは要介護1では難しいし、それならいっそ快適な老人ホームが良いと思い、サービス付き高齢者向け住宅を探すきっかけとなった。

 

親世帯も子世帯もウェルビーイングをめざして

親の施設探し

親の変化を具体的に感じ、それまでリアルに考えてこなかった「介護」とはじめて向き合うことになったという人が多いですね。

子世帯としては、親の状況によっては危険を考え「見守りやケアが万全な施設への入居」を決断せざるを得ない場合もあります。

親に施設や老人ホームを勧めるのは心苦しい面があったり、言い出しにくい気持ちもあるでしょう。きっかけはさまざまですが、親が少しずつ歳を重ねる中で「介護についての決断」をしなくてはならないタイミングはいつかやってきます。

いずれにしても、施設に入居させることは決して悪いことではありません。「ウェルビーイング(心身ともに健康で満たされた状態)」をめざす選択肢のひとつだと考えてみてはいかがでしょうか。

大橋 礼筆者:大橋 礼
主に教育・ライフスタイルを中心に執筆するフリーライター。自身の介護経験と親世代・子世代両方の視点から取材を行いリアルな声を届ける。サードエイジ世代の新しい暮らしと50代からの豊かな人生を求めて模索中。

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