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在宅介護か?施設介護か?それぞれのメリットとデメリット

在宅介護か?施設介護か?1

介護の方法は大きく、「在宅介護」と「施設への入居」の2種類に分かれます。

大切な家族が高齢となり介護が必要になったとき、どちらがよいのか迷うことが多いもの。

後悔しない介護を選択するためには、まずは在宅介護と施設介護、両方の具体的な内容を理解し、ご本人の介護度や家庭の事情を踏まえて検討することが大切です。

そこで、それぞれのメリットとデメリットをまとめました。   (2023年6月更新)

 

1.在宅介護とは?

在宅介護か?施設介護か?2

住み慣れた家で家族と一緒に過ごしながら老後を過ごすためには、在宅介護が適しています。

以前は家族だけで介護をすることがほとんどでしたが、現在は訪問介護、施設介護の一部を組み合わせることで、介護の負担を軽減することも可能となりました。

しかし、介護度によっては介護する側に過度な負担がかかることもあります。

また、介護状態によってはバリアフリーにしたり、設備を用意したり(介護保険で賄えるものもある)環境面を整えることも大切。本人も介護者も安心して過ごせる住環境作りが必要となります。

在宅介護サービスを利用するには、介護認定の申請をして「要介護認定」を受ける必要があります
要介護認定の申請から認定までの流れ|要介護・要支援とは?

 

在宅介護のメリット

住み慣れた我が家で家族と一緒に過ごすことができるのが一番のメリットといえるでしょう。

長年過ごしてきた自宅は、本人にとって最も自分が自分らしくいられる場所。家族だけで暮らすことで、ペースを崩さずに生活を送ることができます。

在宅介護のデメリット

家族で介護をすることになるため「負担が増えること」は避けられません

誰が介護するのか、介護度の程度が軽いか重いかを踏まえ、具体的な介護の内容を明確にした上で決定する必要があるでしょう。

介護度が軽度で訪問介護、通所介護施設のショートステイなどが利用できる、もしくは、家族で複数介護に携われる人がいるなど、負担が分散されればよいのですが、ご本人が中~重度の認知症を患っていたり寝たきりの状態だったりする場合は一筋縄ではいかないことも多くなります。

特に、家族のひとりだけに負担が集中することが予想される場合は慎重な判断が必要です。
 

2.施設介護とは?

在宅介護か?施設介護か?3

老人ホーム、介護施設、それぞれ公的施設と民間施設があり(さらに複数種類があります)、介護度やサービスの違いにより最適な施設を選択しましょう。

特養は「要介護3」以上の場合に入居できる施設ですが、費用の安さや手厚い介護を受けられることで人気があり、施設によっては待機期間が長くなることもあります。

民間施設の場合は比較的待つ期間が短く入りやすい傾向にあります。施設入居は家族の介護の負担が軽減される点が大きな特徴といえるでしょう。

老健は、入院した人が退院後に入れる施設。ただしリハビリを目的としているため入居期間は原則3か月です。

 

施設介護のメリット

家族の介護負担が軽減されること、人の目が常にあり安心であること、環境が整っていて安全な生活を送れることなど、さまざまなメリットあげられます。

家族が仕事を持っている場合など一日中世話をすることは難しいですが、施設に入居していれば、介護のプロが食事、排泄などの身の回りの世話を全て行ってくれます。

栄養、嚥下機能を考慮した食事の提供も徹底されており、万が一健康面で何かあっても、見守りサービスがあったり医師が在中していたりすることで、早急な対処が期待でき安心です。

また、介護するための環境づくりが整っているため、車椅子、エレベーターでの異動が可能。安全な介護が期待できます。

現在ひとり暮らしで寂しい思いをされている方であれば、施設に入居することで知り合いができ、楽しい日々を送ることもできるでしょう。

施設介護のデメリット

家族と離れて暮らすことに抵抗を感じる方、知らない人の中に入るのが苦手な方にとっては、なかなか決断に踏み切れないことも。

新しい環境になじめず、生活習慣に慣れるまでに時間がかかる人もいるでしょう。また、ある程度は規則に則った生活をする必要があります。
 

3.在宅介護に限界を感じたら?

在宅介護か?施設介護か?4

最近、老々介護病病介護による自殺、虐待など悲しい事件を耳にすることがありますが、決して他人事ではありません。介護する側が限界を通り越してしまうと、予想もしなかった事態に発展してしまう危険性があるのです。

家族であるがゆえにお互いに甘えが出てしまったり、怒りをぶつけてしまったりすることでストレスを抱えやすくなることがその理由。

介護疲れが溜まってしまうと肉体的な負担はもちろん、精神的な負担を抱えることが多いということも認識しておく必要があるでしょう。

もしも、がんばり過ぎてしまったときには、冷静に判断し施設への入居を検討することが必要です。

担当のケアマネージャーなど第三者に相談するのもおすすめ。適切なアドバイスを受けることで、何をすべきかが見えてくることがあるかもしれません。

 

4.まとめ

以上、在宅介護と施設介護のメリットやデメリットについてご紹介しましたが、それぞれに良さがあり、それが選択する際の決め手となるため、下記の満足度一覧表を見て基本情報をよく理解しておきましょう。

項目 在宅介護 施設介護
ご本人の住み心地や満足度
人間関係・ご本人の安心度
暮らしの自由度
生活の安全面
ご家族の安心度
ご家族の介護負担 ×

※一般的な評価であり、本人の介護度、性格、施設環境などにより異なることがあります。
 
満足度は、訪問介護やショートステイなどを活用したり、本人に合った施設に入居することで、評価を大きく変えることが可能です。

介護認定で利用できるサービスについてはこちらをご覧ください。
【一覧】介護保険で利用できるサービスの種類

ご本人の意思とご家族の状況によっても一概にどちらがよいと断言することは難しく、多くの方が迷うものです。

そのようなときは、「何の条件を優先させる必要があるか」を客観的に判断してみてください。

ポイントは「本人の安心・安全を保ちながら、介護を長期にわたって成立させることができるかどうか」。

これをもとに真剣に考えて出した結論であれば、ご家族にとっての最善の方法になるはずです。前向きによりよい方法を検討していきましょう。

(文:グッドライフシニア編集部 ライター大野 道代)


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