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同居・別居で在宅介護をするとき家族が知っておきたいこと|まとめ

在宅介護1

親と同居の場合、または同居できない場合、在宅での介護にはどのような知識やサポートが必要なのでしょう。

こちらの記事では、在宅介護をする際に家族が押さえておくべきポイントについて、また、要介護状態になっても一人暮らしは可能なのか?多くの人にとって身近な問題について考えてみましょう。

 

1.在宅介護か?施設介護か?|それぞれのメリットとデメリット

在宅介護のメリットは、住み慣れた家で家族と一緒に過ごせる安心感です。訪問介護や通所介護(ショートステイ)などを利用すれば、「家族だけ」で行われがちな介護の負担を軽減することもできます。

しかし、介護度によっては介護する側に過度な負担がかかることに変わりはなく、家のバリアフリー化や、設備環境の整備など、本人も介護者も安心して過ごせる環境つくりが要求されます。

施設介護のメリットは、介護度による食事の提供や、健康面での不安があっても在中する医師などによって早急な対処を受けられる点です。

介護をするための環境であるため、車椅子やエレベーターでの移動も可能。現在ひとり暮らしの方にとっては、施設に入居することで安心できて、家族にとっても介護の負担が大幅に軽減されます。

しかし、施設によっては入居待ちの期間が長くかかることもあり、人見知りな方にとってはハードルが高く、なかなか決断に踏み切れないことも少なくないようです。

「本人の安心・安全を保ちながら、介護を長期にわたって成立させることができるかどうか」をポイントに、本人も家族も納得できる最善の介護を検討していきましょう。
在宅介護か?施設介護か?|それぞれのメリットとデメリット
 

在宅介護をする場合に知っておきたい、介護保険のこと、また介護保険で利用できる主なサービスについては、以下の記事をご覧ください。
介護保険制度とは?
「地域密着型サービス」とは?
「居宅サービス」とは?(訪問・通所・短期入所サービス)
デイサービスとデイケアの違い
訪問リハビリテーションとは?

 

2.要介護1で一人暮らしは続けられるか?認知症の場合はどうする

在宅介護2

高齢者にとって介護の話題は身近なもの。ひとり暮らしの高齢者も珍しくない現在、要介護1の認定を受けた場合でもひとり暮らしは可能なのでしょうか。

要介護1とは、「立ち上がり、歩行に支えが必要で、排泄・入浴・洗顔・衣服の着脱など部分的な介助が必要。」な状態です。

要介護の中でも最も軽度と判定され、自分ではできないところを部分的に、サポートしてもらえれば、ひとり暮らしも可能と言えそうです。

厚労省の調査でも、要介護1の介護者は「必要なときに手を貸す程度」が60%を占め、要介護1の高齢者がいる世帯では、3人に1人がひとり暮らしをしていることがわかっています。

要介護1の方がひとり暮らしを継続するには、介護保険サービスや日常生活自立支援事業、自治体独自の高齢者向けサービスの活用がカギとなります。認知症を併発している場合には、火の不始末や、ゴミの分別、徘徊などの変化に気を配り、主治医等の意見を参考にしましょう。

必ずしも難しいことではない、要介護1の一人暮らし。介護保険をはじめとした社会資源をうまく活用するのがポイントとなりそうです。
要介護1で一人暮らしは続けられるか?認知症の場合はどうする

在宅介護をするときに、介護保険サービスを利用するためには要支援・要介護認定が必要になります。
要介護認定の申請から認定までの流れ|不服申し立て・介護度が変わった場合は?
介護認定調査を受けるに当たり知っておくべきこと ~親の自尊心も大切に~

 

3.要介護2で一人暮らしはできるのか?実際のケースを見ながら解説

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要支援・要介護認定を受けているひとり暮らし世帯の割合は、要介護1では20.4%ですが、要介護3は9.0%と一気に下がります。

そのため要介護2はひとり暮らしができる介護度の境目と言われています。

要介護2とは「立ち上がり、歩行に支えが必要で、排泄・入浴・洗顔・衣服の着脱などに一部または全介助が必要」な状態です。掃除や調理などでも介助が必要になり、介護保険によって、椅子や特殊寝台を貸与することができます。

要介護2のひとり暮らしは、要介護1以上に介護サービスの利用が欠かせません。

実際に要介護2認定を受け、現在ひとり暮らしをしているAさん(80代)の体験談を参考に、介護保険を利用した自宅での快適な生活を計画してみましょう。
要介護2で一人暮らしはできるのか?実際のケースを見ながら解説

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4.要介護3で一人暮らしはできるのか?実際のケースを見ながら解説

在宅介護4

要介護3で一人暮らしは可能なのか?一言で言えば、毎日、一日複数回訪問してくれる介護サービスが利用できれば、要介護3でも一人暮らしは可能です。

しかし、要介護3とは「歩行や排せつ、家事、身の回りのことなどに全面的な介助が必要」な状態であり、認知症による理解力の低下も憂慮される状態です。

そのため、自宅での生活と施設への入居の境目であり、介護保険やサービスの利用が欠かせません。

実際に要介護3認定を受け、地域密着型サービスの「小規模多機能型居宅介護」を活用しながら、週の半分を自宅、残りの半分を小規模多機能型居宅介護の通いと宿泊サービスを受けているAさん( 80代)の体験談をご覧ください。

要介護3で一人暮らしはできるのか?実際のケースを見ながら解説
 

5.在宅介護の良い点と問題点|限界を感じたときの対処法とは?

一番近くで見守ることができる一方で、慣れない介護や仕事、育児、プライベートとの両立に不安を感じる方が多い「在宅介護」。

在宅介護のメリットは何といっても、家族がそばで見守ることができる点です。

入浴や排せつなどデリケートな部分も人の力を借りることになる介護では、介護される側にとっても家族の方が安心できるという声をよく聞きます。

気持ちを伝えやすいという点でも、家族による介護を望んでいる方もいらっしゃるようです。

一方、在宅介護の大きな問題として挙げられるのは「主介護者の負担」や「周囲からの孤立」です。

誰かひとりに介護の負担が集中すれば、心身的疲弊も大きくなり、家族内だけで介護問題を解決しようとすれば、周囲からの孤立や、介護離職による経済的困窮、うつ病になってしまうケースも報告されています。

どんな介護ができて、どんな生活を望んでいるのか。介護に正解はなく、一人ひとりの状況に合わせて柔軟に対応していくのがベターだと言われています。

在宅介護に限界を感じたら、介護サポートを受けられるサービス付き高齢者向け住宅や、介護付き有料老人ホームへの入居も検討してみてくださいね。在宅介護の良い点と問題点|限界を感じたときの対処法とは?の詳しい記事を読む

   
いかがでしたた?「在宅介護」にまつわる介護保険制度の仕組みや、施設介護とのちがいについてのご紹介でした。

いざというときに慌てないために、日ごろから家族とのコミュニケーショや、自分の意思を固めておきましょう。

(グッドライフシニア編集部)


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