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サ高住(自立型・介護型)とは?特徴・サービス・費用を分かりやすく解説

サ高住とは?
(2026年2月27日内容を更新)

サ高住を一言で説明すると、安否確認と生活相談の見守りサービスが付いたシニア向けの賃貸住宅です。なお費用は「家賃+共益費+サービス費+食費(利用時)」が基本で、初期費用(敷金など)や月額費用は住宅によって異なります。

  • 必須:安否確認・生活相談(緊急対応)
  • 多くの物件が食事を提供(利用は任意/食堂・配食など)
  • 契約:賃貸借契約が一般的

賃貸住宅としての自由さを保ちながら、見守りや生活相談などのサービスを受けられるのがサ高住の特徴です。そのため、「自立した生活を続けたいが、見守りの安心もほしい」というシニア層のニーズに応えた住まいといえます。

それでは、サ高住の主な特徴を詳しく見ていきましょう。

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)の特徴とは?

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)は、民間事業者によって運営され、契約形態は一般賃貸物件と同じ賃貸借契約が一般的です。※住宅により利用権方式となる場合があります。

シニアにふさわしい建物(バリアフリー構造・基準の設備と面積)と、安心できるサービス(安否確認・生活相談・緊急対応)の提供が必須とされ、食事の提供も必要に応じて行っているところが多いです。

サ高住には「自立型」と「介護型」があり、元気なシニアから介護サービスが必要な方まで利用できます。

自立型

一般的に「自立型」は、元気なシニアが“賃貸マンションのように自由に暮らしながら”、安否確認・生活相談などの見守りサービスを受けられる住まいです。「自立した生活を続けたいが、いざという時の安心も欲しい」方に向いています。

介護が必要になった場合は、外部の介護サービス(訪問介護・デイサービスなど)を別途契約して利用するのが基本です。ただし介護度が上がると、生活サポートの量や夜間対応の必要性が増えるため、住み替えを検討するケースもあります。

介護型

一方の「介護型」は、特定施設入居者生活介護の指定を受け、住宅内で介護サービスを提供するタイプを指します。比較的介護度が高くなっても暮らし続けやすい傾向がありますが、対応できる医療行為や看護体制、夜間の人員配置は住宅ごとに異なるため、入居前に確認しましょう。
※呼称や運営形態は住宅により異なります。

項目 自立型サ高住 介護型サ高住
特徴 見守り(安否確認・生活相談)が中心。必要に応じて生活支援や食事サービスを利用。 特定施設入居者生活介護の指定を受け、住宅内で介護サービスを提供するタイプ(※住宅により体制は異なる)。
入居条件 原則60歳以上。自立〜軽度の要介護(目安:要支援〜要介護の初期)で利用されることが多い。 原則60歳以上。比較的介護度が高くなっても暮らし続けやすい傾向(受け入れ条件は住宅ごとに異なる)。
費用 敷金:家賃の2〜5か月分が目安
月額:家賃+共益費+サービス費+食費(利用時)
目安:15〜30万円程度(条件・地域で上下)
※介護サービスは外部利用が基本のため、利用分が別途かかる
敷金:家賃の2〜5か月分が目安(前払い方式を採用する場合も)
月額:家賃+共益費+サービス費+食費(利用時)+介護サービス費等
目安:20〜40万円程度になりやすい(体制・居室条件で上下)
※医療対応・看護体制により費用感は変わる
居室面積 個室(原則25㎡以上)浴室・トイレ・キッチン付き
※条件を満たせば18㎡以上でも可/設備は住宅ごとに異なる
主なサービス 安否確認・生活相談(必須)
生活支援(掃除・買い物代行など/住宅により)
食事提供(利用は任意のことが多い)
安否確認・生活相談(必須)
生活支援・食事提供(住宅により)
介護サービス(住宅内で提供)
契約方式 建物賃貸借契約が基本 住宅により異なる(賃貸借契約のほか、運営形態によって契約内容が異なる場合あり)
介護サービス 外部事業所と別途契約(使った分だけ費用が発生) 特定施設の指定に基づき、住宅内で介護サービスを受けやすい(内容・追加費用は住宅により異なる)

 
なお、具体的なサービス内容や費用体系、夜間体制などは住宅ごとに異なるため、見学時に詳細を確認することが重要です。
 

自由度が高い暮らし+快適なサービス

サ高住は、自由度の高さや入居のしやすさ、また、自宅同様の生活を送ることができるなどのメリットがあります。

最近では、コンシェルジュによるホテルのようなサービスのある豪華なサ高住も増え、10万前後の賃料から数十万まで予算に応じて選択肢も広がっています。
 

安心して暮らせるサービス体制

サ高住では、安否確認(状況把握)と生活相談といった日常の見守りサービスが提供されます。

安否確認は、登録基準により原則として1日1回以上行われ、主に日中のスタッフの巡回や受付での声かけ、食事提供時の声かけなどを通じて実施されるのが一般的です(方法や時間帯は物件により異なります)。

また、急な体調変化にも対応できるよう、居室内に緊急通報ボタン(呼出し)を備えている住まいも多く、「いざという時に連絡できる仕組み」が整っています。

見学時には、安否確認の具体的な方法(巡回/受付/食事時など)と、夜間・休日の対応体制もあわせて確認しておきましょう。
 

物件数が多く入居しやすい

物件数が多いため、希望の条件で物件を探しやすくなります。住み慣れた街・家族がアクセスしやすい場所など物件を絞っていき、その中で更に吟味するなど、物件を選択する幅が広くあります。
 

栄養のバランスが良い食事サービス

サ高住食事

サ高住の食事は、レストランのような食事サービスがあるところもあれば、宅配弁当で対応しているところもあります。

施設内の調理室で作られる食事や宅配弁当は、栄養・カロリーなどの計算がしっかり行われているため、必要な栄養素を摂取することができます。

食事サービスが必要ない場合は、お部屋のキッチンで調理して、これまでと変わらない食生活を続けられます。

食事サービスに関しては、施設見学の際に試食させてくれる場合が多くあります。ランチ時に施設見学に行き、食事を実際に食べてみて味を確認してみましょう。

セキュリティ対策

エントランスはオートロックになっている物件が多く、不要な訪問者の侵入を防ぎます。また、監視カメラや巡回、受付での来客チェックなど、防犯面でも配慮がされています。

さらに、居室内には緊急通報ボタン(呼出し)を備えている物件も多く、体調不良や転倒など「もしも」のときにスタッフや提携先へ連絡できる体制が整っています。共用部の見守りとあわせて、ひとり暮らしでも安心感を持ちやすいのがサ高住の特徴です。

※設備や対応体制は物件により異なるため、見学時に「緊急時の連絡先」「夜間の対応方法」「来客のルール」などを確認しておきましょう。

シニアが入居しやすい賃貸住宅

サ高住とは?

サ高住の契約形態は賃貸借契約が基本です。

そのため、有料老人ホームのような高額な入居一時金が不要な物件が多いですが、物件によっては前払い方式を採用している場合もあるため、契約条件は事前に確認しておきましょう。

一般的な賃貸と異なる点として、連帯保証人に加えて「身元引受人」を求められるケースが多くあります。

60歳以上で、特に定年退職後は、一般賃貸マンションの審査で「毎月の給与収入がない」ことを理由に入居を断られるケースも見られます。年金や預貯金が十分にあっても、何件も回って断られ、シニア向けの住まいを検討し始めたという声もあります。

こうした背景には、大家さんや不動産管理会社が、万が一のトラブル(家賃滞納や緊急時の対応など)を心配する事情があります。

その点、サ高住やシニア向け賃貸は、年金収入や預貯金なども含めて総合的に判断されやすく、一般賃貸よりも入居の見通しが立てやすいのが特徴です。

また、身元引受人を定めることで、緊急時の連絡先や手続きの窓口が明確になり、貸主側の不安軽減にもつながります。

連帯保証人や身元引受人を用意できない場合でも、物件によっては保証会社(保証協会)を利用できることがあります。条件や費用は異なるため、契約前に確認しておきましょう。

保証人や身元引受人の用意が難しい場合は、身元保証サービスという選択肢もあります。
保証人がいなくても安心!身元保証サービスとは?

サ高住の仕組みを理解したら、「シニア向け賃貸」との違いも押さえておくと、住まい選びがぐっとラクになります。
「サ高住」と「シニア向け賃貸」はここが違う!徹底比較
 

介護サービスは外部利用が基本

以上のような良いところがありますが、要支援1から要介護2までの軽介護度の入居者を対象としているため、医師や看護師はほとんどのサ高住に常駐していません。

介護サービスが必要な方は、外部の事業者と契約することになります。

また、安否確認サービスは必ずついていますが、主に日中のみです。スタッフが常駐していない場合は、緊急通報システムを利用した対応になります。24時間の見守りが必要な方は注意が必要です。

サ高住は賃貸住宅がベースのため、介護の受け方やスタッフ体制は住宅ごとに異なります。日常的な介護が必要になった場合は、有料老人ホームも含めて比較しておくと安心です。
「サ高住」と「有料老人ホーム」を徹底比較|それぞれのメリット・デメリット

日常的な介護が必要な方には、介護サービスが充実した有料老人ホームの検討も選択肢のひとつです。

サ高住が向いている方

  • 自立した生活を続けたいが、見守りの安心もほしい方
  • 一般賃貸の審査に不安を感じているシニアの方
  • 家族の近くで安心して暮らしたい方
  • 将来の介護に備えて住まいを見直したい方

サ高住は、「健康だけど一人暮らしに不安を感じる」「子どもや孫の近くに住みたい」、身の回りのことが一人でできるシニアの方におすすめしたいサービスの付いた賃貸住宅です。

住み続けた先を見込んで、どのようなサービスがあるかを把握した上で、入居を決めることが大切です。
 
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積水ハウスのサ高住「グランドマストシリーズ」その魅力とは?

参考:厚生労働省「サービス付き高齢者向け住宅について」
国土交通省「サービス付き高齢者向け住宅」
 


筆者:松尾まみ
学生時代より旅の取材記者を始め国内海外の取材歴8年。結婚と出産で休業の後、オーガニック食品の会報誌の編集で復帰。WEBに転身し介護、健康、高齢者住まいの執筆を12年。その間、自身も母の介護を経験しながら現在に至る。

監修者:かんだ みか(社会福祉士)
福祉系大学卒業後、医療ソーシャルワーカーとして勤務。介護保険や障害年金などの申請手続きの相談、入院費や退院後の生活についての相談、施設入所調整など、支援は多岐に渡る。その傍ら、医療ソーシャルワーカーの経験を活かし、介護・福祉分野のライターとして執筆活動を行っている。

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