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介護保険で利用できるサービスとは?その種類と内容|まとめ

介護保険で受けられるサービス

介護保険で利用できるサービスは、その種類もさまざま。

また、介護度によって受けられるサービスの種類や利用頻度にも違いがあります。

こちらのページでは、介護保険制度のサービスや仕組みについて、「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」、それぞれのサービスについて詳しく解説した記事をご紹介しています。
 

 

介護保険制度の仕組みについて

介護サービスを利用するにあたり、まずは介護保険制度について把握しておきましょう。

寝たきりや認知症のお年寄りの増加や介護する側の高齢化などで、家族だけで介護することが困難な状況にあります。

そこで、介護が必要になった高齢者やそのご家族を社会全体で支えていく仕組みとして、2000年4月からスタートしたのが介護保険制度です。

利用者は介護費用の1割を自己負担し、それ以外の9割は半分が保険料、残り半分が公費で賄われます。

サービスの利用にあたって、原則として65歳以上の高齢者が市区町村にその旨を申請し、要介護認定・要支援の認定において介護が必要とされた場合は、いつでもサービスを受けることができます。

介護サービスには、「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」があり、それぞれのサービス内容に違いがあり、適切な介護サービスを受けるために、ケアマネジャー(介護支援専門員)がケアプラン(介護サービス計画)を組み立ててくれます。

詳しい記事はこちら ⇒「介護保険制度とは?|その仕組みを詳しく解説」

 

介護保険「施設サービス」とは?

介護保険サービスで利用できる公的な施設のことを介護保険施設といいますが、大きく分けると以下の3つに分かれています。

1,介護施設としての特別養護老人ホーム(特養)

常に介護が必要な状態で、自宅での介護も難しいという人が入所する施設。65歳以上で要介護3から5の人が対象です。

2,リハビリを中心とした介護老人保健施設(老健)

日常生活の介護と合わせて、リハビリを中心とした医療ケアも受けることができる施設。要介護1以上の人が利用できます。

3,長期入院して医療ケアが受けられる介護療養型医療施設(療養病床)・介護医療院

介護度が高い方に対して、医療やリハビリを行う施設。病状は安定しているものの、長期的な療養が必要といった場合に利用できます。

居住費や食費、介護にかかる費用も割安になっています。特に特養は入居希望者が多く、数か月待ちの場合も。いずれの施設も要介護の認定を受けた人が対象です。

詳しい記事はこちら ⇒「介護保険「施設サービス」|特養・老健・療養病床・介護医療院の違い」

 

3. 介護保険の居宅サービスとは?

介護が必要になっても、できる限り自宅で暮らしたいと考えている方は少なくありません。

そこで利用したいのが、自宅にいながら介護や看護、リハビリテーションなどのサービスが利用できる「居宅サービス」。

居宅サービスには以下のものがあります。

1、自宅で受ける「訪問サービス」

訪問介護、訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーションなど、ホームヘルパーや介護福祉士、看護師など、専門スタッフが訪問し日常生活の介助やリハビリなどを行います。

2、自宅から施設へ通う「通所サービス」(デイサービス・デイケア)

自宅から施設に通い、介護やリハビリテーションを受けます。日帰りだけでなく、短期間だけ施設に宿泊する「短期入所」も含まれます。

3, 短期間だけ宿泊する「短期入所サービス」(短期入所生活介護、短期入所療養介護)

家族が病気など、介護者が何らかの事情で自宅での介護が困難になったとき利用できるサービス。施設に短期間宿泊することができます。

4, 「その他のサービス」(福祉用具貸与、特定福祉用具販売、住宅改修、居宅介護支援ほか)

福祉用具のレンタルや購入、住環境の改善(住宅改修)などがあります。

それぞれのサービス内容について詳しく説明いたします。

詳しい記事はこちら ⇒「介護保険の居宅サービスとは?訪問サービス・通所サービス・短期入所サービス」

 

4.介護保険の「地域密着型サービス」とは?

地域密着型サービスは、中重度の要介護の高齢者が、できる限り住み慣れた地域で生活を続けていけるよう創設されたサービスのことです。

サービスを受けられるのは、原則としてサービス事業者と同じ市町村に住民票を持っている65歳以上の高齢者(※)になります。
※40~64歳で、特定疾病により要介護認定を受けている人も含まれます。

地域密着型サービスを提供する事業者の指定や監督は市町村が行っています。

要介護認定の結果によっても、受けられるサービスが異なり、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型通所介護、グループホーム、定期巡回・随時対応型訪問介護看護など、ニーズや特性に合わせた様々なサービスがあります。

詳しい記事はこちら ⇒「地域密着型サービス」の種類や特徴

以上、知っておきたい「介護保険」で利用できるサービスのご紹介でした。

介護が必要になったときに、適切なサポートを受け少しでもご本人やご家族の負担が軽減されるようサービスの内容を知っておきましょう。

複雑で理解しにくい介護保険サービスですが、自宅利用や通い、施設利用、宿泊など、サービス別に分かりやすく一覧で見ることができます。
介護保険サービス種類の一覧

(グッドライフシニア編集部)


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