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あなたも予備軍かも!「スマホ依存症」「スマホ認知症」その予防策は?

スマホ認知症

スマートフォンは2007年にアメリカで発売が開始され、その著しい普及率で、現在は2人に1人が所持している端末です。

ただ、この便利なスマートフォンも使い方を誤ると「依存症」をもたらし、その結果「認知症」に陥る危険をはらんでいます。

今回はスマホを使用する全世代が予備軍にあるスマホ依存症・スマホ認知症について、また、それ等を防ぐ「デジタル・デトックス(使用時間を減らす)」の効果についてご説明いたします。

 

1,スマートフォンに依存する現代社会

そもそも「依存症」とはどういった心理状態を指すのでしょうか。

依存症で知られている代表的なものには、アルコール依存、ギャンブル依存、薬物依存があります。

日本の医療分野では「依存」「依存症」を、「何かの習慣的な行動が、自身の生活や人生に多大なダメージを与えているにもかかわらず、意思の力ではそれをやめられない状態」と定義しています。

人体は成功体験や高揚感に触れると、快楽物質・ドーパミンを、脳の深部に分泌しているのですが、依存症になると、この快楽物質・ドーパミンの分泌頻度が多くなりすぎてしまいます。

そうすると、快楽に慣れた(鈍感になった)脳は、さらに強い刺激を求め、回数や摂取量を増大させてしまい、意思の力ではやめられなくなってしまうのです。

スマートフォン(以下スマホ)に依存した場合、身体にはどのような影響が出るのでしょうか。

まず1日のスマホ使用時間が12時間を越えると、依存症と診断される傾向にあります。

12時間と言うと大袈裟かもしれませんが、1回1回は数分であっても、1日全体ではかなりの時間をスマホに費やしているかもしれません。

持ち運びが楽なスマホは、これまでの情報・通信機器以上に、最先端の情報を手にすることができます。

毎分、毎秒単位で情報が更新される、TwitterやInstagramなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、その顕著な例です。

また近年は動画配信サービスも活発になり、それまでは本を読んだり音楽を聞いて過ごしていた時間を、動画視聴にあてる人も増え続けています。

それらの情報の中には誤ったものが含まれていることもあり、脳は大量に届く情報の中から、正しい情報、必要としている情報を選ばなくてはいけません。

その結果、膨大な情報のインプットと選択に疲弊した脳は、記憶力・判断力・理解力の機能を低下させてしまうのです(スマホ脳疲労)。

近年、この症状は「スマホ認知症」として認知され、医師・専門家などが警鐘を鳴らし始めています。

ついついスマホを触っていませんか?あてはまるものが多いほど「スマホ脳疲労」に注意が必要かも?
・番組のCM中 ・電車の待ち時間 
・信号の待ち時間 ・トイレ中
・友人との待ち合わせ ・いつも手元に置いてある
・調べ物はいつもスマホで ・覚えておくことは写真に撮る

 

2,スマホ認知症とは?

スマホ認知症とは、スマートホンへの依存から発症する認知症です。

これまでの情報・通信機器以上に「今起きている」ことを把握する手段となったスマートホンは、その便利さと引き換えに、過剰な情報量や正誤判断の必要性など、脳に大きな負担をもたらすマイナス面も持っています。

持ち運びしやすく、電車の待ち時間や番組のCM中、友人がトイレに立ったときなど、スマホにはちょっとしたスキマ時間に操作できる「依存しやすい条件」がそろっており、1日の相当な時間をスマホに費やしている人は少なくありません。

通常、操作時間が長い(依存度が高い)ほど脳の負担は大きくなり、記憶する・思い出す機能が低下する「スマホ認知症」を引き起こします。

「スマホ認知症」は高齢者にかかわらず、誰しもが陥りやすい依存症であり、生活必需品となった現在では「スマホとの付き合い方」も改善すべき課題に上がっています。
 

3,デジタル・デトックスをやってみよう

スマホ認知症「気がついたらスマホを触っている」
「近頃もの忘れがひどくなってきた」―――。
もし、上の症状に心当たりがあったら、まずは「使用時間を減らす=デジタル・デトックス」に取り組んでみましょう。

例えば、就寝前のスマホをやめて代わりに音楽を聞いてみる。トイレにスマホを持って入らない。電車に乗っている間は車窓の外を眺めてみる。

これまで無意識の内にスマホに費やしていた時間を、意識的にスマホから離れ、脳を休ませる時間にあてる。

そうすることで脳の疲れが軽減され、健康上のさまざまなメリットを得ることができます。

デジタル・デトックスのメリット
・脳機能の回復 ・睡眠の質の向上 
・目の疲れが取れる ・ストレス軽減
・スマホを見続けることによる肩こりの解消
・精神的に安定する   など

 

4,持続可能なスマホとのおつきあい

便利で快適、わくわくする情報をもたらしてくれるスマホは、今後ますます頼りになる『相棒』になることが期待されています。

文字が大きく表示されるシニア向けのスマホも多数登場し、シニアとスマホも、切っても切れない関係になりそうです。

活性化するIT社会で年齢を重ねる以上、長所と短所のどちらも理解しながら、長く気持ちのよい状態で利用し続けることが理想ではないでしょうか?

スマホ依存症やスマホ認知症は、スマホを使用する全ての人にとって身近なもの。

使用時間やデトックスの方法を決めたうえで、楽しいスマホライフを謳歌してくださいね。


■初心者でも大丈夫!シニアが始めるSNSのいろはについては「初心者でも大丈夫!今こそ始めよう、シニアのためのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」をご覧ください。

■SNSを利用するにあたって注意する点については「初心者のためのSNS|注意点とメリット・デメリットは?」をご覧ください。

 

プロフ筆者:ひしもとなつ
都内の大学を卒業。現在は、フリーライターとしてグルメや街情報の取材記事などを書いています。グッドライフシニアでは街紹介や特選物件記事を担当しています。両親も祖父母も元気ですが介護や福祉などについて勉強中。 

 

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