
東京都練馬区への移住・転居に役立つ街紹介
今回の街情報の舞台は、東京都の西側に位置し、都心への快適なアクセスと23区最大級の豊かな緑を両立させた練馬区。医療・福祉体制の充実度も高く、終の棲家として高い人気を誇ります。
大泉学園や光が丘など、美しい街並みをほこる住宅街が都内有数の人気エリアとして知られています。
交通面や街の歴史・文化の基盤を中心に練馬区の特徴をまとめてご紹介します。
練馬区ってどんな街
東京都23区の最西端に位置する練馬区。23区の中で最も新しく誕生した区でありながら、現在は人口約75万2,000人、約40万世帯を抱える、都内屈指の住宅都市へと発展しました。
練馬区の最大の特徴は、23区トップの「緑の多さ」です。広大な公園や農地が点在し、都心に近い利便性と、四季を感じる穏やかな住環境が見事に共存しています。最新の統計では、65歳以上の高齢化率は約22%。元気なアクティブシニアが多く、地域コミュニティや生涯学習も非常に盛んな街です。(2025年12月時点)
また、「アニメ産業の礎」を築いた街としても知られ、日本一のアニメ関連企業数を誇ります。文化的な薫りと豊かな自然、そして手厚い医療・福祉体制が整った練馬区は、安心して長く暮らせる「終の棲家」として高い支持を得ています。
アニメ・漫画の街、練馬区
練馬区は、日本初のカラー長編アニメや連続テレビアニメ『鉄腕アトム』が誕生した地。スタジオジブリの宮崎駿監督をはじめ、多くの著名なクリエイターがこの街を拠点にしてきました。
また、大泉エリアは「漫画家の聖地」としても有名で、手塚治虫や石ノ森章太郎、松本零士など、伝説的な漫画家たちが筆を振るいました。
区内の駅前にはキャラクターのブロンズ像が設置されるなど、街全体で文化を大切にする姿勢が見られます。こうした遊び心のある街並みは、お孫さんが遊びに来た際の楽しい散歩コースにもなります。
また、かつての「としまえん」跡地には、映画制作の舞台裏を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京(ハリー・ポッター)」が誕生し、新たなランドマークとなっています。
魔法の世界に没入できるこのスポットは、予約制のため混雑に揉まれる心配が少なく、お孫さんが遊びに来た際の特別な思い出作りにも最適です。話題の施設が身近にあることは、多世代が集まるきっかけとなり、シニアライフに活気を与えてくれるでしょう。
練馬区の交通
西武池袋線・新宿線、東京メトロ有楽町線・副都心線、都営大江戸線の5路線が利用可能です。中心となる「練馬駅」からは、池袋・新宿・渋谷・横浜方面へ乗り換えなしでアクセスでき、都心の美術館や百貨店へのお出かけも非常にスムーズです。
また、関越自動車道や東京外環自動車道のICがあり、バス便も充実。車移動を好む方にとっても、多方面へ動きやすい利便性を備えています。
四季を歩く、練馬が誇る大規模公園
光が丘公園

練馬区最大の広さを誇る光が丘公園は、圧巻のイチョウ並木や広大な芝生広場が魅力です。園内は平坦な道が多く、シニア世代も安心して散策を楽しめます。バードサンクチュアリでは野鳥観察もでき、都会にいることを忘れるほどの開放感を味わえます。
石神井公園

武蔵野の面影を残す「石神井池」と「三宝寺池」を中心とした、緑豊かな公園です。池のほとりの遊歩道は、シニア世代のウォーキングコースとして大人気。初夏には睡蓮やカキツバタが咲き誇り、写生やカメラを趣味にする方にとっても最高のロケーションです。
練馬区への移住・転居に役立つ情報
練馬区の家賃相場
練馬区への移住・転居を考えるうえで予め知っておきたいのは、暮らしに直結する家賃の相場。人気エリアの大泉学園や光が丘周辺は、同じ練馬区内でも比較的家賃が高い傾向にあります。
とはいえ、練馬区は23区内でも比較的家賃相場が抑えられており、専有面積の広いゆったりとした物件を見つけやすいのが魅力です。
緑が多く穏やかな住環境と、生活利便性の高さを兼ね備え、シニアが安心して暮らせる街として注目されています。定年後の住み替え先や「親世代の近居」エリアとしても人気が高まっています。
練馬区の平均家賃
| 1LDK | 約13.5万円 |
| 2LDK | 約18.5万円 |
練馬区の福祉サービス
練馬区は、シニアが住み慣れた地域で自立して暮らすための支援に非常に力を入れています。
高齢者お困りごと支援事業
電球交換やゴミ出しなど、日常の「ちょっとした困りごと」を地域の協力員が手助けしてくれます。
三療サービス
80歳以上(または75歳以上で一定条件を満たす方)を対象に、はり・きゅう・マッサージ等の施術費用の一部を助成。健康維持に役立つと好評です。
高齢者いきいき健康事業
75歳以上の区民を対象に、健康維持や社会参加を支援する「いきいき健康券」を交付します。銭湯や理美容、マッサージ、スポーツクラブ等の多彩なメニューから1つ選べ、数千円相当の補助や無料券が受けられる大変お得な制度です。電子申請やはがきで申し込めます。
順天堂大学医学部附属練馬病院
練馬高野台駅近くにある高度医療機関をはじめ、区内には信頼できる総合病院が多く、急な体調変化への備えも万全です。
他にも、練馬区が全国に先駆けて展開している、誰もが気軽に立ち寄れる「地域の縁側」のようなスポット「街かどケアカフェ」や、手渡しによる配食で安否確認を行うなど、区独自のサービスも特徴です。
練馬区は「子育てスタート応援券」など独自の育児支援が充実しており、若い世帯にも選ばれる街です。お子さん世帯と「つかず離れず」の距離で暮らす「近居」先として選ぶことで、互いに助け合える理想的なシニアライフを実現できます。
練馬区でシニアにおすすめの住まい
練馬区でシニア向け住宅への居住を検討されている方には、バリアフリー設計で、緊急駆けつけサービスなどがついた賃貸住宅をおすすめしています。
物件によっては、安否確認やコンシェルジュによる生活相談サービスなども実施し、暮らしの安全水準向上に努めています。
近年は、子ども世代による親の「呼び寄せ」や「近居」などの生活スタイルにも適応していることから、需要の高まりが予想されるシニア専用の賃貸住宅です。
おすすめ賃貸・サ高住
上記の物件・施設にご興味のある方は、お気軽に資料請求・個別見学会をお申し込みください。
なお、空室状況は日々変動しています。最新の物件情報や現在募集中のお部屋については、姉妹サイト「シニア賃貸60+」でご確認いただけます。
練馬区MAP
いかがでしたか?都心へのアクセスと豊かな自然、手厚い福祉サポートを兼ね備えた練馬区の街紹介でした。
老後の住まい選びでは、街の雰囲気だけでなく、医療・交通・買い物環境なども重要なポイントになります。
他のエリアと比較しながら探したい方は、こちらの一覧ページも参考にしてみてください。
(グッドライフシニア 編集部)
・高齢者向け賃貸住宅とは?
・旭化成ホームズの高齢者向け住宅「ヘーベルVillage」その魅力とは?
・積水ハウスグループの自立型サ高住「グランドマストシリーズ」その魅力とは?

