血糖値スパイクを起こしているかも?チェックリスト
生活習慣や体質などで、血糖値スパイクを起こすリスクがある人、食後に低血糖になりやすい人がいます。以下にチェックリストを掲載しますので、確認してみてください。
朝食をとらない
食事時間は10分以内
1回30分以上の運動が週に3回以下
BMIが25以上
睡眠時間は6時間以下
家族に糖尿病の人がいる
チェックが2つ以下:血糖値スパイク低リスク 3~4つ:中リスク 5つ以上:高リスク
※BMIは、肥満度を表します。計算式は、体重÷(身長)²
4.血糖値スパイクの予防策となる生活習慣
食べ方
血糖値が急上昇するメニュー、食べ方というものがあります。代表的なものが、うどんのみ、ラーメンとチャーハンの定食、パンを複数個食べるなどの炭水化物のみのメニューです。また、ご飯の後にお菓子やケーキなどのデザートを食べることも、血糖の急上昇を招きます。
血糖値の上昇を抑えるには、うどんなら卵やお肉を乗せてサラダも食べる、ご飯を玄米にする、パンにはサラダとチキンを合わせるなどの工夫が必要です。単品ではなく、バランスの良いメニューを摂るとよいでしょう。
さらに、食べるスピードにも注意が必要。10分以内に食事が終了する人はあまり噛んでいないことが考えられます。ゆっくりよく噛んで、食事は20分以上かけて摂るようにしましょう。
食べ物が体に入ってから血糖値が上がるまでは20分ほどかかります。血糖値が上がる前に食事が終わると満腹感を感じにくく、デザートやお菓子に手が伸びやすくなってしまいます。
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運動
食後の血糖が急上昇する人は、食後すぐに横になったり、椅子に座ったりして食休みをすることが多いと言われています。血糖値スパイクを予防するには食後にも動き、じっと座らないことです。
同僚で昼休みにバレーボールをしている人がいましたが、血糖値の急上昇を防ぐ良い習慣だなと思っていました。食後すぐに動くのがつらいという人は、量を食べすぎているのかもしれません。
また、筋肉量が不足していると血糖値の急上昇が起こりやすいといわれます。日頃から運動の習慣を持つことも、血糖値スパイクを予防する手段になります。
5.まとめ
健康診断で見つけにくいのが血糖値スパイク。食後に強い眠気に襲われる方は、血糖値スパイクが起こっている恐れがあります。
糖尿病の家族歴がある方や気になる方は、人間ドック等で調べてもらうのも一案。また、症状に心当たりがある方は、今日から食べ方や食事の仕方を変えてみましょう。
血糖値スパイクを予防することは、健康寿命を延ばす一歩にもなりますよ。
医療・健康ライター。看護師、介護支援専門員。整形外科などの医療機関や介護施設などで20年以上働いてきた経験を生かし、介護予防や健康に関する情報を発信。2021年10月には「看護師歴20年の私が伝える健康法 自分観察で疲れにくい体になる!」(Kindle本)を出版。ブログ:Nruse Writer’s Cafe。
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