湯船につかるのが面倒、寒いから毎日入りたくないなどの理由で、お風呂をついシャワーだけで済ませてしまう人も多いのではないでしょうか?
お風呂は単に体を清潔にするためではなく、身体を温めることで血流が良くなります。
また、体内に溜まった老廃物や疲労物質が流れやすくなり、新陳代謝も高めてくれます。
正しい入浴法を知り、日々の入浴で免疫力をアップしましょう!
入浴がもたらす健康効果とは?
入浴がもたらす健康効果には以下のようなものがあります。
1. 心身のリラックス
温かいお湯に浸かることで筋肉がほぐれ、身体がリラックスします。これにより、日常の疲れやストレスが軽減されます。
2. 血行促進
血行は、酸素や栄養分の運搬を助け、細胞や組織の健康をサポートしますが、お湯に浸かることで血管が広がり、血行が促進されます。
3. 睡眠の改善
入浴後、身体が温まることで体温が下がりやすくなり、眠りに誘導されます。特に眠る2時間くらい前の入浴が寝つきもよくなりおすすめ。
4. 疲労回復
入浴により筋肉の疲労が和らぎ、関節の可動域も広がります。これにより、運動後のリカバリーに効果があります。
5. ストレス軽減
温かいお湯に浸かることで、体温が上昇し交感神経が抑制されます。これがストレスホルモンの低減に繋がり、心身の緊張をほぐします。
6. 皮膚の健康
温かいお湯により毛穴が開き、皮脂や老廃物が排出されやすくなります。また、適切な湿度が保たれることで、肌の乾燥を防ぎ、健康な肌を維持します。
7. 免疫力向上
入浴によって体温が上昇し、微弱な発熱が起こります。これが免疫システムを刺激し、抵抗力を向上させる可能性があります。
8. 行動のリセット
1日の終わりにお風呂に浸かることで活動をリセットし、心身をリフレッシュさせることができます。
入浴時間とお風呂の温度
湯船につかる時間
個人の好みや体調によって異なりますが、一般的に湯船につかる時間は10分から15分程度が適切とされています。
長すぎる入浴は皮膚を乾燥させたり、体力を消耗させる可能性があります。また、長時間の入浴の後に、めまいや脱水症状などの体調不良のリスクも考えられます。
そのため、15分程度の入浴を心がけ、自身の体調に合わせて調整することが大切です。
お湯の温度
入浴に適した温度は、個人の好みや体調によって異なりますが、心臓や循環器系への負担が比較的少なく、快適に入浴できる温度は38~40度の間が推奨されます。
40℃程度のぬるめの温度は副交感神経が刺激され、血圧が下がり体がリラックスモードに入ります。
熱めが好きでも42℃以上にはしないようにしましょう。高温のお湯に浸かりすぎると、血圧が上昇し、心臓や血管に負担がかかる場合があります。
免疫が上がりやすいベストな入浴法
お風呂を医学的に研究している第一人者 早坂信哉先生によると、免疫が上がりやすい入浴法は「熱すぎない40℃のお風呂に肩まで全身浴で10~15分入るのが基本。毎日入ることで良い睡眠にもつながり疲労も回復する」とのことです。
水分補給のタイミングや量
入浴の前後に水分補給を!
入浴のさいには入浴の前後に水分補給を忘れずにしましょう。入浴前に水分を補給することで、入浴中の水分の損失を防ぎます。
特に長風呂をしたり高めの温度のお風呂に入る前には、入浴の15分から30分くらい前に250〜500mlの水(コップ1杯は約250cc)を飲むと良いでしょう。
入浴後は水分の蒸発を補うためにも、入浴前と同僚程度の水分をお風呂から出たらすぐに摂取しましょう。
ただし、個々の体調や状況によって必要な水分量は異なるため、適切な量を自身の体の反応を見ながら調整することが大切です。
以上、入浴の効果について説明しましたが、免疫力アップをしたい人はシャワーだけで済まさず、できるだけ毎日、湯船に浸かってくださいね!
参考:リンナイ株式会社「入浴に関する全国47都道府県別意識調査」
(グッドライフシニア編集部 松尾まみ)
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