有料老人ホームに入居するとなると、自身の健康状態、サービスの充実度、入居時の費用など、考えなくてはいけないことがたくさん!
あれもこれもと情報を集めているうちに、何を重視すればいいのか分からなくなって、入居を諦めてしまうこともあるかもしれません。
ここでは、入居を検討している方に知っておいていただきたいポイントを、5つに絞ってご紹介いたします。
優先順位を整理してスムーズな入居を目指しましょう。
1.有料老人ホーム(介護付き・住宅型・健康型)とは?
2.有料老人ホーム入居にかかる費用
3.有料老人ホームではどのような医療行為が受けられるのか?
4. 有料老人ホームの「感染症」受け入れについて
5.老人ホーム入居に必要な健康診断はどんなもの?受診を嫌がる時の声掛けとは
1.有料老人ホーム(介護付き・住宅型・健康型)とは?
有料老人ホームとは、食事、洗濯、清掃などの生活支援サービスを提供しながら、60歳、もしくは65歳以上の高齢者の安心安全な生活をサポートする施設です。
主に、「住宅型」と「健康型」、「介護付き」に分類されています。「住宅型・健康型」のホームは介護度が低く、自立した生活を送れる方に、「介護付き」のホームは介護度が高く、施設スタッフによる介護を希望している方におすすめです。
それぞれの施設によって特徴が異なるため、現在の状況や、今後の見通し、介護サービスの内容などを考慮して、自分に合ったホームへの入居を目指しましょう。
2.有料老人ホーム入居にかかる費用
有料老人ホームには、住宅型・健康型、介護付きの3タイプがあるため、それぞれ入居に必要な費用が異なります。
入居には入居一時金のほか、家賃、共益費、水光熱費、食費、備品代などの月額利用料、個人負担が原則の日用品費や医療費など、さまざまなお金がかかります。
どのタイプのホームに入居するかによっても、お金のかかり方、使い道が変わってきますので、入居候補のホームのパンフレット等を取り寄せたら、じっくり比較検討してみましょう。
3.有料老人ホームではどのような医療行為が受けられるのか?
介護付き有料老人ホームには、看護師や介護スタッフのの配置が義務付けられています。しかし、老人ホームはあくまで高齢者の住居であって、病院と同等の医療が受けられるわけではありません。
医師・看護師・介護士はそれぞれ行える医療行為が違うため、持病の種類によって老人ホームが向かないケースもあります。
「医療行為」の定義と、自身の健康状態などを踏まえたうえで、入居を希望するホームの医師や看護師の勤務体制や配置状況を確認してみましょう。
4.有料老人ホームの「感染症」受け入れについて
高齢者介護施設には厚生労働省から感染対策マニュアルが発布されています。
都道府県・指定都市・中核市の介護保険担当課を経由し、高齢者介護施設における、食中毒の予防やまん延防止の注意喚起を行っていますが、この感染対策には、老人ホームや介護施設の「入居予定者」も含まれています。
ここでは入居前に必要な健康診断書、入居前の治療終了が必要な病気などについてご説明します。
5.老人ホーム入居に必要な健康診断はどんなもの?受診を嫌がる時の声掛けとは
老人ホームであっても、サービス付き高齢者住宅であっても、入居を受け入れるということは、その方の命をお預かりするということ。
そのため、もし入居中に体調をくずしたり、介護サービスが必要になったりしたときに、既往歴や健康状態がわからないようでは、最悪の事態になりかねません。
ここでは老人ホームの入居に必要な健康診断時の注意事項や、費用、本人が健診を嫌がる時の声掛けアドバイスについてご紹介します。
◆老人ホーム入居に必要な健康診断はどんなもの?受診を嫌がる時の声掛けとは
以上、有料老人ホーム選びを始める前に知っておくべきことのご紹介でした。
参考になさってください。
(グッドライフシニア編集部)
体験談
【体験談①通い介護に限界を感じ…】親にどう話した?老人ホーム入居をすすめるとき
【体験談②ひとり暮らしの母を呼び寄せ】施設や老人ホーム入居をすすめるときのポイント
【体験談③入院をきっかけに老健から老人ホームへ】親にどう話した?施設入居をすすめるとき
【体験談④認知症が進み自宅介護から老人ホームへ】親への説得は?身内との話し合いは?
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