
「家族のために一生懸命に働いた」、「子育てをしてきた」という方が、やっと自分の時間が持てるようになった――――そんなとき、残りの人生について真剣に考えるものですよね。
しかし、今まで頑張ってきた自分に「さぁ理想の老後を考えよう!」と言い聞かせたところで、リアルに想像ができず断念してしまうことも。
今回は、理想の老後について考えてみましょう。
理想の老後にするヒントはズバリ「寂しくないこと!」
理想の老後ってなんでしょうか。これまで忙しく過ごしてきたからこそ「アウトドアな趣味を楽しみたい」とか「読書をしたい」と思うでしょう。
そう思うのはよいことですが、そのベースには「安心できる暮らし」が大前提だと思いませんか?
楽しかった本の内容を話す相手もいなければ、一緒にハイキングに出かける仲間もいない。倒れたときに側にいてくれる身寄りがいなければ、どんなに楽しいことをしていてもどこか孤独で不安な毎日です。
そう、理想の老後には「人の温もり」が不可欠なんです。
「同居」は今どき時代遅れ!?
一昔前までは、理想の老後の一つに「息子や娘夫婦との同居」という選択肢が必ず入ってきました。しかし、今の時代では少し時代遅れな気もします。
また、核家族化が進んだ現代では、子供は都会で結婚をし生活基盤を作り、親も慣れ親しんだ土地での長年の生活があるため、親自身が同居を望まないケースもあります。
その理由は、持家の場合は家をどうするのか?お墓の問題、住み慣れた土地を離れたくない、友人や親戚と離れる不安など、心配事は数え上げたらきりがありません。
それでは、子供と同居をしない場合に老後を迎える選択肢としては、どのようなものが考えられるでしょう。
都会に引っ越しをする
子供夫婦に頼れないとなれば、通院のことなどを考えて病院が近くにあることや買い物、交通の便がよいことも大切です。
そのため、「都会」に引っ越しを考えるシニアも多いですが、そのぶん親しくしていたご近所づきあいとも距離ができてしまいます。
自分の家をリフォームして住み続ける
自分の持ち家に手すりを付けたり、バリアフリーにしてリフォームしても、数十万から、大掛かりな場合は数百万のリフォーム代がかかります。それはどこまでの未来を想定しているのでしょうか。
もしリフォームしても、そのあとに、ご自分の健康状態がどうなっているのかわかりません。毎日のように通院しなくてはならなくなったり、介護が必要になったりと、未来をネガティブに考えればきりがありませんよね。
子供の家族と近居
子供の家の近くに親が賃貸マンションなどを借りて、付かず離れずの関係を保ちながら親と子が近くに住む「近居」をするのが最近では人気となっています。
理想の老後は近居にあり!

こんなどこか忙しなく寂しい現代だからこそ、理想の老後は近居にあるのかもしれません。
ここでは近居が“理想の老後”と呼べる理由をご紹介しましょう。
孫の面倒が見れる
孫は子どもより可愛いと言います。スクスクと成長していく孫を、できるだけ近くでみていたいですよね。今どき仕事や育児と忙しいお嫁さんに「同居して」と頼むのは気が引けますが、近居なら許してもらえるかもしれません。
子ども夫婦は孫の面倒を見てもらってありがたい
子どもファミリーにとって、仕事に家事、育児となると毎日が大忙し。そこで頼りになるのは、ジイジやバアバの存在。孫の面倒を見てもらえれば、子ども夫婦はとても助かります。孫の面倒を見る日常があれば、共通の話題が増えて会話も弾むことでしょう。
お互いのプライバシーが保てる
いくら2世帯住宅にしても、同じ屋根の下で暮らすのは時には息がつまることもあるかもしれません。近居ならお互いのプライバシーは守りつつ、行ったり来たりができます。すぐ近くに子供ファミリーが住んでいることは心強いことですよね。
近居におすすめのシニア向け賃貸住宅
子供との近居におすすめしたいのがシニア向けの賃貸住宅です。
シニア向け賃貸住宅は、60歳以上のシニアを対象とした賃貸住宅で、駅から徒歩圏内の便利な立地に建てられている物件も多くあります。
また、バリアフリーはもちろんのこと、シニアの生活導線を考えた間取りで高齢者にも安心。安否確認、緊急対応などのサポートも付いています。
なかには大浴場があったり、レストランを完備していたりするので、お風呂掃除や一日一回の炊事がなくなるだけで、どれだけ楽になるでしょうか。
詳しくはこちらから。
⇒ シニア向け賃貸住宅とは?特徴・サービスをわかりやすく解説
同じような世代が集まるからこそシニア賃貸では、新しい仲間との交流もできます。有料老人ホームと違い1つのフロアに個室が連なるユニットではないため、無理な交友関係を強いられることもないでしょう。
適度な距離感を大事にしながらプライベートも友人との会話も楽しめます。
また、賃貸の魅力は入居金などもないため、いつでも気軽に退去できることです。試しに数ヶ月くらい入居して、新天地で暮らす決心がついてから持家を処分される方も多くいらっしゃいます。
やっと自分自身のことを考えられる年齢になったからこそ、子ども夫婦の近くに住んで孫の成長と共に、ご自分の人生も豊かで楽しくありたいものですね。
親子で“ほどよい距離”を保ちながら暮らす「近居」には、シニア向け賃貸住宅がおすすめです。
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幼少期から介護士に憧れる。10代で早めに出産を終え、介護士として有料老人ホームを軸に幅広い経験を積む。「もっと多くのシニアの幸せをお手伝いしたい」という思いを持ち、介護士をしていたからこそ分かる介護やシニアの実際の生活にコミットしたコラムを発信している。
