イチイのシニア住まいの情報

グッドライフシニア

入居相談・資料請求はお気軽にどうぞ

0120-117-258

  • 月~土
  • 9:00~18:00
  • 祝日
  • 9:30~
  • 定休:日,第1・2・3水
無料で資料請求する
 

長生きの秘訣は寿命を縮める行動をしないこと!見直したい5つの日常習慣

シニア

5つの意外な習慣が寿命を縮めている

人生100年時代といわれるなか、100歳近くになっても毎日を元気に過ごしている方が大勢いらっしゃいます。

いつまでも健康で長生きしたいものですが、いったいどのような習慣が、知らず知らずのうちに寿命を縮めているのでしょう。

今日は寿命を縮める日常習慣について、海外の研究レポートを参考にしながら掘り下げてみましょう!
 

1,座っている時間が長い


私たちは年を取るにつれ、身体機能や精神機能が低下し「座りがち」になります。

座っていることは体を休めているようにも思えますが、座っている時間が長い人はうつ病になるリスクが高いうえ、糖尿病、心臓病、死亡のリスクも高まると研究者らは警告しています。

ニューヨークのレノックスヒル病院のスザンヌ・スタインバウム博士は、「座る時間が長くなるほど、心臓血管の健康に悪影響を及ぼす」と述べています。

では、長時間座らなければならない仕事やライフスタイルがある人はどうすればいいのでしょう?

対策として、同氏は30分ごとに運動休憩を取ることを推奨しています。座ってテレビを見たり作業をするときには、意識して30分ごとに腕や肩を回してストレッチをしたり、歩いたりしましょう。

関連記事
腰痛の原因は?改善のカギは日常生活にあった|NGな姿勢・趣味・習慣とは
スマホの使い過ぎには要注意!依存症や認知症、スマホ首にならないためにはどうすればいいの?
 

2,人とあまり会わない

一人暮らしの高齢者は家にこもりがちになり、気がつけば数日誰とも会話していないという方もいます。ブリガムヤング大学とノースカロライナ大学の研究者らが、148の研究データを元にした調査では、社会的なつながりが少ない人の死亡率は、つながりを持つ人より50%高く、1日にタバコを15本吸う人と同じくらいと報告しています。

人が人とのつながりを求めるのは、人間として自然な欲求です。近所の人と挨拶を交わしたり、時には家族や友人とお喋りを楽しんだりして、老後に孤独にならないようにしたいものですね。

 

3,長時間テレビを見ている

ハーバードの研究者によると、1日2時間以上テレビを見ている人は2型糖尿病と心血管疾患のリスクを高め、1日3時間以上のテレビ視聴は早死のリスクを高めると報告しています。

このリスクの高まりは、長時間座っていることが原因の一つであり、テレビを見ながら間食をしてしまったり、夜更かしをして睡眠不足になってしまうことが悪影響を及ぼすことになります。

テレビの視聴を1日2時間以内にすることで大幅にリスクは軽減されるようです。

また、テレビだけでなくスマートフォンの長時間使用も、依存症や認知症の危険を引き起こす可能性があるため注意が必要です。

 

4,失業中である

失業中

カナダの研究者が15カ国、計2,000万人の40年間のデータを分析したところ、就業者より失業者の死亡率の方が高いことがわかりました。

また、経済協力開発機構(OECD)の報告書によると、失業率が上がると死亡率も上がる傾向があるとされています。たとえば、スペインでは、2008年から2013年までの景気後退期間中に失業率が急上昇したことが、死亡率の増加につながったと報告されています。

さらに、アメリカに住む女性を対象とした調査では「高い死亡率の2つの要因はタバコを吸うことと仕事がないこと」という結果が明らかにされています。

仕事や趣味を持ち、社会との接点を持つことは長生きの秘訣としても大切なことです。

 

5,通勤時間が長い

1時間以上の通勤時間はストレスを増やし、長時間座っていることと同じくらい悪影響があるとの研究結果があります。

米国のハーバード大学公衆衛生大学院によると、通勤時間が1時間以上の人々は、ストレスホルモンであるコルチゾールのレベルが高くなる傾向があると述べています。また、コルチゾールの過剰な分泌は、免疫機能の低下、心臓病、がん、認知症などのリスクを高める可能性があることが示唆されています。

また、スウェーデンのウメオ大学の研究者によると、31マイル(約50km)以上の距離を通勤している女性は寿命が短いことがわかり、さらに長時間の通勤は肥満、不眠症、離婚率にも影響を及ぼすと考えられています。

一方、日本の厚生労働省が2019年に発表した研究によると、通勤時間が長いことが寿命に与える影響は、個人の健康状態によって異なるとされています。

通勤時間が長いことがストレスに繋がり、寿命を縮める可能性があることが示唆されますが、個人の健康状態によって異なるため、一概に言えません。
 
以上、「寿命を縮める」習慣のご紹介でした。皆さん1つ2つ当てはまるのではないでしょうか。

それでは、どうすれば寿命を延ばすことができるのでしょう。さまざまな記事から整理してみました。
 

健康と長寿に特に重要な3要素

・バランスの良い食生活
・質の良い睡眠を心がけましょう!
・適度な運動を継続的に行い、筋力や柔軟性を維持!

その他、人生を豊かにするために心がけたいこと

・ストレスをためない!
・お口の中を清潔に!
・タバコは控える! 
・友人とときどき会って楽しむ!
・過度の飲酒を避ける!
・笑顔を大切に!
・長時間椅子に座らない! 
・テレビは1日2時間まで! 
・通勤時間は30分程度で!
・仕事や生きがいを持つ!

   
当たり前といえば当たり前のことですが、それがなかなかできないのが現実…。

長生きの方の生活に共通することは規則正しい生活。適度な運動と睡眠、バランスの良い食生活、そして、趣味や生きがいを持ち精神的にも充実した生活を送っていることです。

今からでも遅くありません。これを機会に日常の習慣を見直して健康で長生きを目指しましょう!!

こちらの記事もあわせてご覧ください。
元気な100歳100人に聞いた「長寿の秘訣」とは?
あなたに必要な睡眠時間はどのくらい?“質の良い眠り”のための7箇条
ちゃんと食べているから大丈夫?高齢者の低栄養(痩せ)に要注意!
高齢者の口腔ケアが大事!認知症の予防にも

参照:BMC Public Health「Mortality following unemployment in Canada, 1991–2001」
TIME:Recipe for Longevity: No Smoking, Lots of Friends
CNN health「Yes, sitting too long can kill you, even if you exercise」 BBC:「Sitting for long periods ‘is bad for your health’」
HARVARD T.H. CHAN「Prolonged television viewing linked to increased risk of type 2 diabetes, cardiovascular disease, and premature death」

筆者:松尾まみ
学生時代より情報誌や雑誌で旅ライターを始め国内・海外の取材歴8年。結婚と出産で休業の後、オーガニック食品の会報誌の編集を経てWEBに転身。介護、健康、不動産、海外文化の執筆とサイト運営を12年。その間、自身も母の介護を経験しながら現在に至る。

健康記事
サルコペニアを予防する食事のポイントを管理栄養士が解説
『100歳まで元気でボケない食事術』104歳スーパー「ひいじい」の長生きの秘訣は?
お酒は体に良いの?悪いの?アルコールとの上手な付き合い方
健康の源は「腸」にあり!腸内フローラを整えて元気に長生き
「介護予防」に取り組んで健康寿命を延ばそう!
介護されない元気な未来のために!今からできる予防や対策  
おやつを食べて肥満予防!?健康なシニアがしている間食の摂り方
体力が弱った高齢者が特に気をつけたい6つの病気(症状と予防策)
【2021版 生涯学習】シニア向け公開講座(大学オープンカレッジ)一覧

タグ: