
トマトジュースは、健康づくりはもちろん、美容のためにも毎日摂りたい栄養素や成分がたっぷりと含まれています。そのまま飲むだけでなく、料理に活用するとさらに効率的に栄養補給できます。
今回はトマトジュースの魅力と、トマトジュースを使ったおすすめレシピを管理栄養士が紹介します。
トマトジュースの魅力
トマトジュースの魅力は、生のトマトに比べて、リコピンやカリウム、GABA(ギャバ)などの栄養素や成分を効率的に摂れる点です。
血圧が高めの方や、むくみを解消したい方など、幅広い年代の健康づくりや美容面に役立ってくれます。
飲むだけで栄養補給でき、価格も安定していることから、手軽に取り入れやすいでしょう。
トマトやトマトジュースの栄養については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
■トマトの栄養と効能は?健康&美容にぴったりの理由を管理栄養士が解説
トマトジュースで作る「食べるミネストローネ」のレシピ
トマトジュースはスープや煮物など、さまざまな料理にアレンジできます。
今回紹介する「食べるミネストローネ」のレシピは、トマトジュースに加工される際に減ってしまう、食物繊維やビタミンCを強化できます。またこの1品で、成人女性の1日に必要な約1/2量のカリウムを補給できるため、むくみ解消にもおすすめです(※2人分の場合)。
またトマトジュースに含まれるリコピンは、脂溶性であるため油と組み合わせると吸収がよくなるため、オリーブ油と組み合わせています。加熱することでトマトジュースの酸味が気になりにくく、食べやすくなります。ぜひお試しください。
材料(2~3人分)
・にんじん…1/2本
・キャベツ…100g
・ブロッコリー…80g
・ベーコン…1枚
・蒸し大豆…1パック(100g)
・オリーブ油…大さじ1/2
・水…250ml
・トマトジュース(食塩無添加)…200ml
・コンソメスープの素(顆粒)…大さじ1/2
・しょうゆ…小さじ1/2
・塩…少々
・こしょう…少々
作り方
①じゃがいも、にんじん、キャベツ、ベーコンは1cm角に切る。ブロッコリーは小房に分ける。

②鍋にオリーブ油を入れて中火で熱し、にんじん、キャベツ、ベーコンを炒める。じゃがいも、蒸し大豆、水、トマトジュース、コンソメスープの素、しょうゆを加え、煮立ったら弱火にして約10分煮込む。

③②にブロッコリーを加えてさらに約3分煮込み、塩、こしょうで味をととのえる。

④お皿に盛りつけて完成!

レシピのポイント
ブロッコリーはアクが少ないため、下茹でせずに加えてOKです。そうすることで、カリウムやビタミンCなどの栄養素をムダなく摂れます。
「食べるミネストローネ」栄養成分値(1人分)
たんぱく質14.5g
脂質10.2g
炭水化物29.5g
食塩相当量1.8g
食物繊維14.5g
カリウム 1292mg
ビタミンC 103mg
トマトジュースを料理に活用すると、飽きずにおいしく楽しみながら栄養補給できます。トマトジュースは日持ちしやすいため、ストックしてぜひさまざまな方法で取り入れてみるのもよいでしょう。
今回紹介したレシピは野菜をたっぷり食べられるのもうれしいポイントのため、ぜひ試してみてくださいね。
(グッドライフシニア編集部)
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参考:文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)
厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
筆者:広田千尋管理栄養士。保健センターや病院に勤務し、生活習慣病予防や低栄養予防など、中高年から高齢者の栄養サポートに従事する。現在はフリーランスとして独立し、食や栄養に関するコラム執筆や、身近にある材料でおいしく健康になれるレシピ作成などの活動を行っている。
